製品ガイド ・ 条件管理

pHメーター(pH計・pH電極)

pHメーターは、培地・フィード、培養液、精製工程のバッファーや中間体、製剤液などのpHを測定・記録する機器です。

主な用途
pH測定・校正・温度補償・インライン/ラボ・データ記録
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pHメーター(pH計・pH電極)(掲載内容の修正)

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掲載メーカー6社Mettler-Toledo・Thermo Fisher Scientific・Hach ほか
掲載製品17製品3つの種類に分けて掲載
使う工程11工程培地・フィード調製・本培養(バイオリアクター)・シードトレイン・拡大培養
関連モダリティ7種抗体医薬・Fc融合・組換えタンパク質・細胞治療

要点

メーカーと製品

6社・17製品
ラボ用pHメーター(ベンチトップ/ポータブル)6製品
Mettler-ToledoSevenExcellencepH・導電率・イオン・溶存酸素などをモジュールで拡張できるベンチトップメーター。ユーザー管理や測定記録に対応する。公式サイト
Mettler-ToledoSevenDirectラボ用ベンチトップpHメーター。日常的なpH・mV測定や品質確認に使われる。公式サイト
Thermo Fisher ScientificOrion Star A211pH・mV・ORP・温度を測定するベンチトップpHメーター。最大5点校正、データログ、USB/RS232出力に対応する。公式サイト
Thermo Fisher ScientificOrion Versa Star Proモジュール式の多チャンネルベンチトップメーター。pHを含む複数パラメータを高精度に測定する。公式サイト
HachHQ411D Benchtop pH/mV MeterIntelliCAL電極を自動認識するラボ用ベンチトップpH/mVメーター。pH・ORP測定に使われる。公式サイト
HachHQ440D Laboratory Multi-Parameter MeterpH・導電率・溶存酸素・ORP・ISEに対応するデュアル入力のラボ用メーター。公式サイト
インライン(プロセス)pH電極・センサー6製品
Mettler-ToledoInPro pH(バイオリアクター用pHプローブ)バイオリアクター・発酵向けのプロセス用ガラスpH電極。SIP/CIP・オートクレーブに耐え、ISM(インテリジェントセンサー管理)で診断・管理ができる。公式サイト
Mettler-ToledoInPro 4260インラインpH測定向けのプロセス用pHセンサー。配管・タンクでの連続測定に使われる。公式サイト
残りの9製品を見る
HamiltonEasyFerm Bio Arcバイオプロセス向けの加圧式リファレンス採用pH電極。Arc Intelligenceで4-20 mA/Modbus出力に対応し、生体適合性電解液を採用する。公式サイト
HamiltonPolilyte Plus Arcメンテナンスフリー設計のpH電極。デュアル参照ジャンクションとArcデジタル機能で診断・運用を支援する。公式サイト
Endress+HauserMemosens CPS41E液体KCl電解液とセラミックジャンクションのデジタルpHセンサー。化学・ライフサイエンス向けで、Memosensにより校正情報をセンサー側に保持する。公式サイト
Endress+HauserMemosens CPS47E(ISFET)非ガラスのPEEKシャフトを採用したISFETデジタルpHセンサー。低導電率・有機物の多い媒体や、割れを避けたい用途に向く。公式サイト
シングルユース/光学式pHセンサー5製品
PreSensSingle-Use Sensors for Biopharmaceutical Productionディスポーザブルバイオリアクターに組み込む非侵襲の光学式pH/DOセンサー。電解液・参照液が不要で、シングルユース運用に向く。公式サイト
PreSensOptical pH Sensors蛍光式の光学pHセンサー製品群。培養培地・生理溶液向けで、マイクロリットルから生産スケールまで適用できる。公式サイト
PreSensSingle-Use pH Flow-Through Cell FTC-SU-LG1-SシングルユースT字セルに広域pHセンサースポットを組み込んだフロースルー型。配管経路の非侵襲pH測定に使われる。公式サイト
HamiltonEasyFerm Bio MSMemosensデジタル接続に対応するバイオプロセス用pH電極。校正情報・診断をセンサー側に保持する。公式サイト
Mettler-ToledoInPro 3253iバイオ医薬の発酵・衛生プロセス向けの蒸気滅菌対応ガラスpH電極。頻繁なオートクレーブ・SIP/CIPに耐える設計。公式サイト

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用途・特徴

pHは細胞の増殖・生存率・代謝・産生性や、クロマトの結合・溶出、ウイルス不活化、製剤の安定性に直接影響するため、培養から精製・製剤まで一貫して管理されます。一般的にはガラス電極と参照電極を組み合わせた電位差測定で、温度の影響を温度補償で補正します。

pHメーターは、測定部であるpH電極(センサー)と、電位を読み取って表示・記録する本体(トランスミッターまたはメーター)で構成されます。最も広く使われるのはガラス電極で、測定電極のガラス膜に生じる電位を参照電極との差として読み取ります。pHは温度依存性があるため、温度センサーを内蔵し温度補償をかけて測定するのが基本です。

用途によって機器の形態が分かれます。ラボでサンプルを採取して測るベンチトップ/ポータブル機、バイオリアクターや配管に挿し込んで連続測定するインライン(プロセス)電極、ディスポーザブル容器に組み込むシングルユースpH、そして電解液や参照液を持たない光学式pH(蛍光式)やISFET(半導体式)などがあります。形態が違っても、正しい校正・温度補償・メンテナンスがあって初めて測定値が信頼できる点は共通します。

使用方法

ラボ測定の基本的な流れです。インライン電極は、装着・滅菌後にコントローラーへ接続し、オフライン測定値と照合しながら運用します。

1校正用標準液(pH 4/7/10など)を準備する
2電極の保管状態・参照液・ガラス膜を点検する
3標準液で2点または3点校正を行う
4スロープ(感度)とオフセットを確認する
5測定サンプルを採取する
6サンプル温度を確認し温度補償を効かせる
7電極を浸して値が安定するまで待つ
8pH値と温度を読み取り記録する
9電極を洗浄し保管液に戻す
10結果を工程条件・規格と照合する
実際の運用は、サンプル種、測定形態(ラボ/インライン/シングルユース/光学式)、校正頻度、温度範囲、滅菌方法、データ連携、GMP対応によって変わります。インラインpHはドリフトが生じるため、オフラインpHでの定期照合と必要に応じた再校正・オフセット調整が重要です。

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掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)