in vivo イメージング(小動物)
in vivo イメージング(小動物)
in vivo イメージングは、マウスやラットを生かしたまま体内の現象を可視化し、同じ個体を経時的に追える手法です。同一動物を繰り返し観察できるため、薬効モデルの進行や治療応答を少ない匹数で評価できます。
- 分類
- in vivo イメージング(小動物)
- 主な用途
- 生体イメージング / 光学イメージング / 核医学イメージング / 前臨床MRI / biodistribution
- 代表メーカー
- Revvity・Spectral Instruments Imaging・Bruker・MILabs ほか計8社
- 関連キーワード
- 生物発光イメージング / 蛍光イメージング / ルシフェラーゼ / 前臨床PET / マイクロCT / 小動物MRI
用途・特徴
光学イメージング(生物発光・蛍光)は、レポーター遺伝子や蛍光プローブの信号を体外から検出する手法です。感度が高く操作も比較的簡便なため、腫瘍の生着・転移や感染モデル、細胞治療の生体内トラフィッキングの観察に広く使われます。生物発光は基質(D-ルシフェリンなど)の投与が前提になります。
PET/SPECT/CTやMRIは、光学では届きにくい深部の定量情報や解剖学的情報を補います。PET/SPECTは放射性トレーサの分布をピコモルオーダーで捉え、CT・MRIは形態や軟部組織のコントラストを与えます。近年はこれらをモジュラーに組み合わせ、同一ベッドで多モーダルに撮像する構成が増えています。
自前で機器を持たない場合は、CROの受託を使う選択肢もあります。光学から核医学、MRIまでの各モダリティを、biodistribution評価や腫瘍モデルの経時観察と組み合わせて依頼できます。
Point
- 同一個体を経時観察でき、統計的なばらつきと使用匹数を抑えられます
- 生物発光・蛍光は高感度で、腫瘍生着・転移や細胞トラフィッキングの追跡に向きます
- PET/SPECTは深部トレーサの定量、CT/MRIは解剖・軟部組織情報を補います
- 多モーダル機は共有ベッドで位置合わせした画像を取得できます
- 生物発光では基質(ルシフェリン)の投与とレポーター設計が前提になります
- 機器を持たない場合はCROの受託でモダリティを選べます
使用方法
薬効モデルの経時観察やbiodistribution評価では、目的に合ったモダリティ選定から解析までを一連の流れとして設計します。
1評価目的とモダリティを決める(光学/PET/SPECT/CT/MRI)
2レポーター・プローブ・トレーサを設計し、モデルを作製する
3基質投与や麻酔など撮像プロトコルを整える
4経時的に撮像し、信号を取得する
5定量・多モーダル重ね合わせで解析する
6薬効・biodistributionを評価しレポートにまとめる
メーカー製品
RevvityIVIS Spectrum 2 / IVIS SpectrumCT 22D/3Dの生物発光・蛍光を高感度に定量する光学イメージングシステムです。CT一体型のSpectrumCT 2ではmicroCTと重ね合わせた経時的な病態・薬効評価ができます。公式URL
Spectral Instruments ImagingAmi HTX最大5匹を同時に撮像できるベンチトップ型の生物発光・蛍光イメージングシステムです。-90℃冷却カメラとX線オプションを備え、腫瘍進行や細胞遊走の観察に使えます。公式URL
BrukerIn-Vivo Xtreme II生物発光・多波長蛍光・放射同位体・チェレンコフ光・X線をひとつの筐体で扱う多モーダル光学イメージングシステムです。最大8匹の同時撮像に対応します。公式URL
MILabsVECTor シリーズ(PET/SPECT/CT/OI)クラスター化ピンホールコリメータでSPECTとPETを同時・高分解能に取得する前臨床イメージングプラットフォームです。多核種を同一条件で位置合わせして観察できます。公式URL
Molecubesβ-CUBE / γ-CUBE / X-CUBEPET・SPECT・CTをそれぞれベンチトップサイズにまとめ、共有ベッドでモジュラーに組み合わせられる前臨床イメージャです。サブミリの分解能で全身撮像ができます。公式URL
MR Solutionscryogen-free 前臨床 MRI / PET-MR液体ヘリウム不要のドライマグネットによる3T〜9.4Tの前臨床MRI・PET/MRIシステムです。SiPMベースのPETインサートで同時撮像にも対応します。公式URL
BrukerBioSpec 前臨床MRI4.7T〜21Tの高磁場・超高磁場に対応する前臨床MRIシリーズです。CryoProbe技術と組み合わせ、fMRI・DTI・灌流・細胞トラッキングなどに使えます。公式URL
PromegaVivoGlo Luciferin(D-ルシフェリン カリウム塩)ホタルルシフェラーゼの基質となるD-ルシフェリンのin vivoイメージング用試薬です。生体内でのレポーター発光の観察に使えます。公式URL
Charles River Laboratoriesin vivo イメージング受託(光学/PET/SPECT/CT/MRI)生物発光・蛍光の光学イメージングやPET/SPECT/CT/MRIを用いた前臨床の受託サービスです。腫瘍進行やbiodistribution、抗体・ADC・ナノ粒子の生体内分布評価に対応します。公式URL