マスサイトメトリー(CyTOF)
マスサイトメトリー(CyTOF)
マスサイトメトリー(CyTOF)は、蛍光の代わりに金属同位体で標識した抗体と質量分析を組み合わせ、1細胞あたり40種類以上のマーカーを蛍光の重なり(スペクトル補正)なしに同時計測する手法です。免疫細胞の詳細な表現型解析、細胞治療製品の特性解析、標的発現プロファイリングなどに用いられます。
- 分類
- マスサイトメトリー(CyTOF)
- 主な用途
- CyTOF / 高パラメータ / 金属標識抗体 / 免疫プロファイリング / 単一細胞
- 代表メーカー
- Standard BioTools(旧Fluidigm)・Standard BioTools(2社)
- 関連キーワード
- mass cytometry / CyTOF / 高パラメータ / 金属標識抗体 / Maxpar / Standard BioTools
用途・特徴
マスサイトメトリーは、金属同位体で標識した抗体を細胞に結合させ、質量分析でその金属シグナルを1細胞ごとに読み取る手法です。蛍光色素のようにスペクトルが重ならないため、多数のマーカーを同時に測っても補正(スペクトル補正)の負担が小さく、高パラメータの単一細胞解析に向きます。
探索・非臨床では、免疫細胞集団の詳細な表現型解析や、細胞治療製品の特性解析、標的分子の発現プロファイリングなどに使われます。抗体・細胞治療・免疫といった複数のモダリティを横断して用いられ、読み出しには金属標識抗体(例:Maxpar)が使われます。
Point
- 蛍光の重なり(スペクトル補正)を気にせず高パラメータ解析ができる
- 1細胞あたり40種類以上のマーカーを同時に測定できる
- 免疫プロファイリングや細胞治療製品の特性解析に使われる
- 抗体・細胞治療・免疫でモダリティを横断して用いられる
- 読み出しには金属標識抗体(例:Maxpar)を使う
- 懸濁細胞を対象とする方式のほか、組織切片を対象とするイメージング型もある
使用方法
基本的には、細胞を回収して金属標識抗体で染色し、装置で1細胞ずつ金属シグナルを測定してから高パラメータ解析へ進みます。
1細胞を回収する
2単一細胞懸濁液を調製する
3金属標識抗体で染色する
4洗浄する
5装置で金属シグナルを測定する
6高パラメータ解析へ進む
実際の条件は、細胞種、抗体パネル、金属標識、染色プロトコル、装置構成、データ解析の設計によって変わります。