リアルタイム細胞アナライザー(ラベルフリー)
リアルタイム細胞アナライザー(ラベルフリー機能アッセイ)
リアルタイム細胞アナライザーは、標識を使わずに細胞の増殖・接着・傷害・受容体機能を経時的にモニタリングする装置です。抗体・CAR-T・ADCの細胞傷害やアゴニスト/アンタゴニストの作用機序を、終点ではなく動態として評価でき、抗体・細胞治療の薬効・作用機序評価でモダリティを横断して使われます。
- 分類
- リアルタイム細胞アナライザー(ラベルフリー)
- 主な用途
- ラベルフリー / インピーダンス / 細胞傷害アッセイ / 機能アッセイ / 経時計測
- 代表メーカー
- Agilent・Molecular Devices・Axion BioSystems(3社)
- 関連キーワード
- real-time cell analysis / label-free / xCELLigence / インピーダンス / 細胞傷害アッセイ / ADCC CDC
用途・特徴
リアルタイム細胞アナライザーは、インピーダンス計測やカルシウムフラックス、微小電極アレイなどのラベルフリー方式で、生きた細胞の接着・増殖・傷害や受容体機能を連続的に記録する装置です。蛍光標識や終点での固定を行わないため、同じウェルを継続して観察でき、反応の立ち上がりから持続・回復までの時間変化を一本の曲線として捉えられます。
探索から非臨床にかけては、抗体・CAR-T・ADCの細胞傷害(CDC/ADCC/直接殺傷)や、中和・アゴニスト/アンタゴニストの作用機序を、終点アッセイでは見えにくい速度・持続性・可逆性の観点で評価できます。標的細胞を設定すればモダリティを問わず同じ枠組みで比較できるため、薬効・作用機序評価をモダリティ横断で進める際の共通基盤として使われます。
Point
- 標識を使わないため、細胞を傷めずに同一ウェルを経時観察できる
- 終点値ではなく反応の動態(立ち上がり・持続・可逆性)を評価できる
- 細胞傷害(CDC/ADCC/直接殺傷)や受容体機能の作用機序評価に使える
- 標的細胞を設定すれば抗体・CAR-T・ADCなどモダリティ横断で比較しやすい
- 計測原理(インピーダンス/カルシウム/電気活性)ごとに得意な指標が異なる
- 細胞株・エフェクター比・電極や容器の仕様で応答が変わるため条件検討が要る
使用方法
基本的には、標的細胞を専用プレートで培養し、被験物質やエフェクター細胞を添加して、応答を一定間隔で連続計測します。
1標的細胞を専用プレートに播種する
2細胞の接着・増殖を計測しベースラインを取る
3被験物質やエフェクター細胞を添加する
4応答を一定間隔で連続計測する
5経時曲線として傷害・機能を解析する
6濃度・条件を比較し作用機序を評価する
実際の条件は、計測原理、細胞株、エフェクター細胞との比率、電極・専用容器の仕様、計測間隔、解析指標の設定によって変わります。