シングルユース接続ソリューションを手がけるCPC Biotech(PSG/Dover傘下)は2026年7月15日、バイオプロセス配管の無菌ディスコネクト(接続解除)を数秒で完了できる1インチ流路のシングルユース製品「RevolveSD」シリーズを発売したと発表した。クランプやチューブシーラーに依存する従来の手法に比べ、少ない手順で無菌的にラインを切り離せる点を訴求する。
「無菌ディスコネクト」がシングルユース工程で重要な理由
シングルユース(使い捨て)を前提とした現在のバイオ医薬品製造では、培養・精製・充填といった各工程間で無菌性を保ったまま流路を接続・切断する操作が繰り返される。ここで無菌性が破られると、バッチ全体の汚染リスクに直結する。従来はチューブシーラーによる溶着やクランプ操作が用いられてきたが、専用機器や手順の多さ、作業時間が課題だった。RevolveSDは専用機器なしで数秒での切り離しを可能にし、セットアップ時間の短縮を狙うとしている。
素材・構造の特徴
同製品は、耐薬品性に優れる軽量なPPSU(ポリフェニルサルホン)を採用し、抗体薬物複合体(ADC)製造などで用いられる強い薬剤にも対応する。流路を金属フリー構造とすることで腐食リスクを排除し、二重バルブのノンスピル(液漏れ抑制)技術で外部への残液を最小化する。1インチの流路とバルブ設計により、大規模プロセスに求められる双方向・低乱流の流れを支えるという。さらに、一度切り離すと再接続できない「ワンタイム」設計とすることで、意図しない再接続による無菌性破綻のリスクを防ぐ。大流量・大規模化が進むバイオプロセスにおいて、接続部品の使い勝手と無菌保証の両立を図る製品といえる。
※ 本ページは公開情報(PR Newswire等の発表)をもとにしたProglenth編集部による整理です。詳細・仕様は一次情報(メーカー発表)もあわせてご確認ください。