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2026.07.17Evonik

Evonik、CHO細胞向け発現キットを新たに発売──抗体・組換えタンパク質の上流開発を効率化

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Photo: Ikhlas / Unsplash

特殊化学品大手のEvonikが、バイオ医薬品の上流工程向けにCHO(チャイニーズハムスター卵巣)細胞発現キットを新たに市場へ投入した。CHO細胞はモノクローナル抗体や組換えタンパク質の製造において業界標準の宿主細胞として広く用いられており、今回のキットはそのプロセス開発工程の効率化を目的として設計されている。

CHO細胞発現系がバイオ医薬品製造に不可欠な理由

CHO細胞はヒト型に近い翻訳後修飾(グリコシル化など)が可能であり、得られるタンパク質の生物活性や体内動態が治療用途に適している。また大規模な培養実績とGMP製造への適合性から、新規モダリティが台頭する現在においてもバイオ医薬品製造の主力ホストであり続けている。

一方で、CHO細胞を用いた発現系の構築にはいくつかの課題が伴う。導入遺伝子の発現量は細胞株ごとに大きくばらつくため、高発現クローンの選定に多大な時間とリソースを要する。また、培地組成・pH・溶存酸素などのプロセスパラメーターの最適化も収率に直結する工程であり、プロセス開発期間の短縮が製品の市場投入時期を左右する。こうした状況下で、キット形式で発現系のコアコンポーネントをパッケージ化した試薬群は、スクリーニングから最適化までの時間を圧縮する手段として注目されている。

Evonikの脂質・製剤技術とのシナジー

Evonikはもともと医薬品製剤向けの脂質や賦形剤の製造で知られてきたが、近年はバイオプロセスの上流・下流工程向けのソリューション拡充にも積極的だ。今回のCHO発現キット投入は、その戦略の延長線上に位置づけられる。RSSに記載された情報の範囲では、キットの具体的な構成要素(プラスミドベクター、培地添加剤、選択試薬など)の詳細は明示されていないが、CHO細胞を用いる開発チームが発現効率を高め、GMP製造へのスケールアップをより円滑に進めるための支援ツールとして展開される見通しだ。なおEvonikは別途、米インディアナ州の原薬製造施設への大型投資も発表しており、製造関連事業の総合的な強化を進めている。

※ 本ページは公開情報(Chemical Industry Digest報道)をもとにしたProglenth編集部による整理です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。

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本記事はメーカーの公式発表・一次情報をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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