細胞株開発・クローン選抜
細胞回収、培地交換、トランスフェクション前後の処理に使われる。
- 細胞回収
遠心機は、サンプルを高速回転させ、遠心力によって細胞、粒子、沈殿物、上清などを分離する装置です。細胞培養では、細胞の回収、洗浄、培地交換、凍結保存前処理、融解後のDMSO除去、サンプル調製などに使われます。シードトレインでは、WCB融解後の細胞洗浄、培地交換、細胞回収、継代前後の処理に関係します。
遠心機は、密度や大きさの違いを利用して、サンプル中の成分を分離するために使われます。細胞培養では、細胞を沈降させて上清を除去したり、培地を交換したり、凍結保存前に細胞を濃縮したりします。
タンパク質・核酸・ウイルス・微粒子の前処理では、沈殿物や不溶物の除去、サンプル清澄化、抽出液の分離にも使われます。
基本的には、サンプルを遠心チューブ、ボトル、プレート、バッグなどに入れ、バランスを取ってローターにセットし、条件を設定して遠心します。
遠心機では、目的に応じてローターを選びます。
斜め固定
遠心中に水平になる
チューブ側面寄りに形成されやすい
チューブ底に均一に形成されやすい
高速に対応しやすい
中速・多検体処理に向く
微量サンプル、核酸、タンパク質、沈殿回収
細胞回収、プレート、ボトル、臨床サンプル
上清除去時にペレット位置に注意
ペレットを扱いやすい
ペレットを吸い込みやすい場合がある
ローター・バケットのバランス管理が重要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| rpm | 1分間あたりの回転数 |
| ×g / RCF | 重力加速度の何倍の遠心力がかかるか |
| 関係 | 同じrpmでもローター半径が大きいほど遠心力は大きくなる |
| 実務上の注意 | 条件指定はrpmより×gで管理する方が再現性が高い |
| 項目 | 非冷却遠心機 | 冷却遠心機 |
|---|---|---|
| 温度制御 | 室温依存 | 設定温度で制御できる |
| 主な用途 | 一般的な短時間遠心 | 細胞、タンパク質、核酸、温度感受性サンプル |
| 設置性 | 比較的コンパクト | やや大型・重量がある |
| コスト | 低め | 高め |
| 注意点 | 遠心中に温度上昇する場合がある | 予冷、結露、温度復帰を管理する |
| 向く工程 | 簡易処理、研究用 | 品質試験、細胞処理、温度管理が必要な前処理 |
| タイプ | 内容 | 向く用途 |
|---|---|---|
| 小型遠心機 | 1.5 mL/2 mLチューブを少数処理する | PCR、核酸、少量サンプル |
| 卓上遠心機 | チューブ、ボトル、プレートなどを処理する汎用型 | 細胞洗浄、培地交換、サンプル処理 |
| 冷却遠心機 | 温度制御しながら遠心できる | 細胞、タンパク質、核酸、温度感受性サンプル |
| 大容量遠心機 | 多量の培養液やボトルを処理する | 大量細胞回収、プロセス開発 |
| プレート遠心機 | 96/384ウェルプレートを遠心する | 分析前処理、PCR、ELISA、細胞プレート |
| マイクロプレートスピナー | プレート底に液を落とす軽遠心 | PCR、qPCR、分注後処理 |
| 超遠心機 | 非常に高い遠心力で分離する | ウイルス、EV、リポソーム、細胞内小器官 |
| 連続遠心機 | 連続的に液を処理する | 大量培養液、バイオプロセス |
| カウンターフロー遠心機 | 細胞を閉鎖系・低せん断で洗浄・濃縮する | 細胞治療、細胞加工、GMP製造 |
細胞回収、培地交換、トランスフェクション前後の処理に使われる。
遺伝子導入後の洗浄、細胞回収、培地交換で使われる。
凍結前の細胞回収、洗浄、濃縮、評価用サンプル処理に使われる。
WCB融解後のDMSO除去や培地交換に使われる場合がある。
初期培養、継代、細胞回収、培地交換に使われる。
フラスコや小型培養容器からの細胞回収に関係する。
小スケール開発やサンプル前処理で使われる。
培養液から細胞・デブリを除く前処理として使われる場合がある。
ELISA、PCR、NGS、HCP、残存DNAなどの前処理で使われる。
細胞洗浄、濃縮、培地交換、製剤化前処理に使われる。
一般的な細胞回収、沈殿分離、サンプル処理に広く使われる。