製品ガイド ・ 融解・回復培養

CO2インキュベーター

CO2インキュベーターは、細胞を一定の温度、CO2濃度、湿度で培養するための装置です。哺乳類細胞の培養では、一般的に37℃、5% CO2、高湿度環境が使われます。

主な用途
細胞培養・回復培養・シードトレイン・低酸素培養
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掲載メーカー23社Thermo Fisher Scientific・Eppendorf・PHCbi ほか
掲載製品48製品6つの種類に分けて掲載
使う工程12工程細胞株開発・クローン選抜・遺伝子導入・安定発現株作製・単一細胞化・ウェル播種
関連モダリティ14種抗体医薬・ADC・二重特異性抗体

要点

メーカーと製品

23社・48製品
標準CO2インキュベーター12製品
Thermo Fisher ScientificThermo Scientific Heracell VIOS 160i CO2 Incubator165 LクラスのCO2インキュベーター。IR CO2センサー、オプションO2制御、ステンレスまたは銅チャンバー構成に対応する。公式サイト
Thermo Fisher ScientificThermo Scientific Heracell VIOS 250i CO2 Incubator大容量タイプのCO2インキュベーター。多検体・大容量培養容器を扱う用途に使われる。公式サイト
Thermo Fisher ScientificThermo Scientific Heracell 150i / 240i CO2 Incubators銅製チャンバー構成などに対応するCO2インキュベーター。一般的な細胞培養や研究開発用途に使われる。公式サイト
EppendorfCellXpert C170i180℃除染、ファンレス設計、省スペース性、ガス消費低減を特徴とするCO2インキュベーター。細胞培養、研究開発、細胞株開発で使われる。公式サイト
EppendorfCellXpert C170研究用細胞培養向けのCO2インキュベーター。日常的な細胞培養やラボ用途で使われる。公式サイト
PHCbiMCO-170AIC CO2 Incubator170 LクラスのIncuSafe CO2インキュベーター。温度・CO2制御と棚位置全体での安定培養環境を特徴とする。公式サイト
PHCbiMCO-170AC Series汎用性の高いCO2インキュベーターシリーズ。細胞培養、研究開発、品質試験で使われる。公式サイト
PHCbiMCO-230AIC / MCO-230 Series大容量タイプのCO2インキュベーター。多検体・大容量培養で使われる。公式サイト
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BINDERCB Series CO2 Incubators細胞培養向けCO2インキュベーター。温度・CO2制御、庫内清浄性、除染機能を重視したモデルを展開。公式サイト
MemmertICO CO2 IncubatorCO2制御、温度管理、庫内環境制御に対応するインキュベーター。研究・細胞培養用途で使われる。公式サイト
NuAireIn-VitroCell CO2 Incubators細胞培養向けCO2インキュベーター。研究、臨床、バイオプロセス用途で使われる。公式サイト
Panasonic / PHCbiMCOシリーズ旧Panasonic系のCO2インキュベーターを含むPHCbiブランド製品群。現在はPHCbiとして展開される。公式サイト
マルチガス・低酸素対応インキュベーター7製品
Thermo Fisher ScientificHeracell VIOS CO2 Incubator with O2 Control OptionCO2制御に加えてO2制御オプションを選択できるモデル。低酸素培養や特殊培養条件で使われる。公式サイト
PHCbiMCO-170M / MCO-170MUV Multigas IncubatorsCO2/O2制御に対応するマルチガスインキュベーター。低酸素培養や幹細胞研究で使われる。公式サイト
PHCbiMCO-50M / MCO-50MUV小型マルチガスインキュベーター。省スペースで低酸素条件を扱う用途に使われる。公式サイト
EppendorfCellXpert C170i with O2 ControlO2制御オプションに対応するCellXpertシリーズ。低酸素培養や幹細胞培養で使われる。公式サイト
BINDERCB-S / CB CO2 Incubator with O2 OptionsCO2/O2制御に対応するモデルを展開。低酸素・高酸素条件の細胞培養で使われる。公式サイト
MemmertICOmed / ICO with O2 ModuleCO2/O2制御に対応するインキュベーター。研究・医療・細胞培養用途で使われる。公式サイト
NuAireIn-VitroCell Tri-Gas IncubatorsCO2とO2を制御できるトライガスインキュベーター。低酸素細胞培養に使われる。公式サイト
コンパクト・個別培養用CO2インキュベーター6製品
PHCbiMCO-50AIC / MCO-50M小型CO2インキュベーター。省スペースでの細胞培養や小規模サンプル管理に使われる。公式サイト
PHCbiMCO-5AC / MCO-5M非常に小型のCO2/マルチガスインキュベーター。個別培養、小規模実験、専用条件に使われる。公式サイト
BINDERCB-S Series小型〜標準サイズのCO2インキュベーター。限られたスペースでの細胞培養に使われる。公式サイト
MemmertICO Seriesコンパクトモデルから標準モデルまで展開するCO2インキュベーター。細胞培養や研究用途で使われる。公式サイト
Benchmark ScientificmyTemp Mini CO2 Incubator小型ラボ向けのミニCO2インキュベーター。少数サンプルの細胞培養や教育・研究用途で使われる。公式サイト
Panasonic / PHCbiCompact CO2 Incubators旧Panasonic系を含むコンパクトCO2インキュベーター製品群。省スペース運用で使われる。公式サイト
細胞培養観察・ライブセルイメージング対応6製品
SartoriusIncucyte Live-Cell Analysis SystemCO2インキュベーター内で細胞を培養しながら画像取得・解析を行うライブセル解析システム。細胞増殖、形態、蛍光解析に使われる。公式サイト
AgilentBioTek Cytation Cell Imaging Multimode ReadersCO2/O2制御や温度制御オプションと組み合わせ、細胞イメージングとプレートリーダー測定を行うシステム。公式サイト
Molecular DevicesImageXpress / CellReporterXpress Systems細胞イメージング、高コンテンツ解析、ライブセル観察に使われる装置。環境制御オプションと組み合わせる。公式サイト
NikonStage Top Incubator Systems顕微鏡上で温度・CO2環境を制御し、ライブセルイメージングを行うための環境制御システム。公式サイト
Tokai HitStage Top Incubators顕微鏡用培養環境制御装置。ライブセル観察で温度、CO2、湿度を制御する。公式サイト
ibidiStage Top Incubation Systemsライブセルイメージング用のステージトップインキュベーションシステム。細胞観察と環境制御に使われる。公式サイト
関連装置・周辺製品10製品
BioLife SolutionsThawSTAR CFT2凍結細胞をウォーターフリーで融解する装置。CO2インキュベーターでの回復培養前に使われる。公式サイト
CytivaVIA Thawクライオバッグ向けのドライ式自動解凍装置。細胞治療や凍結細胞製品の解凍後、培養工程へつなぐ。公式サイト
CorningCell Culture Flasks / PlatesCO2インキュベーター内で使う細胞培養フラスコ、ディッシュ、プレートを展開。公式サイト
Thermo Fisher Scientific / NuncCell Culture Flasks / Dishes / Plates細胞培養用フラスコ、ディッシュ、プレート、マルチウェルプレートを展開。公式サイト
EppendorfCell Culture Consumables細胞培養用プレート、ディッシュ、チューブなどの消耗品を展開。公式サイト
Beckman Coulter Life SciencesVi-CELL BLU / Vi-CELL XRCO2インキュベーターで培養した細胞の細胞数・生存率確認に使われる自動セルカウンター。公式サイト
Logos BiosystemsLUNA-FX7 / LUNAシリーズ培養細胞の細胞数・生存率確認に使われる自動セルカウンター。公式サイト
VaisalaviewLinc Monitoring SystemCO2インキュベーターを含む温湿度・環境モニタリングに使われるシステム。公式サイト
ELPROEnvironmental Monitoring SolutionsGMP施設やラボの温度・湿度・CO2監視に使われるモニタリングシステム。公式サイト
T&Dおんどとり / WebStorage Service温度・湿度などのモニタリングに使われるロガー・クラウドサービス。公式サイト
保守・校正・バリデーション関連7製品
Thermo Fisher ScientificEquipment Service / Validation SupportCO2インキュベーターの点検、保守、校正、適格性確認支援に関係するサービス。公式サイト
EppendorfService for CO2 IncubatorsCellXpertシリーズなどの点検、保守、サービス支援。公式サイト
PHCbiService and SupportPHCbi製インキュベーターの保守、点検、サポート。公式サイト
BINDERService / QualificationCO2インキュベーターの保守、適格性確認、校正関連サービス。公式サイト
MemmertService / Calibrationインキュベーターや温度制御装置の保守・校正サービス。公式サイト
VaisalaCalibration and Monitoring Services温度・湿度・CO2などの計測、校正、モニタリングに関係するサービス。公式サイト
ELPROGxP Monitoring / Calibration ServicesGMP環境モニタリング、校正、データ管理に関係するサービス。公式サイト

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用途・特徴

CO2は培地中の重炭酸バッファー系と関係しており、培地pHを安定させるために重要です。温度やCO2濃度が不安定になると、細胞増殖、細胞生存率、タンパク質発現、分化状態、代謝状態に影響します。

CO2インキュベーターは、細胞を培養するための安定した環境を作る装置です。主に、哺乳類細胞、CHO細胞、HEK293細胞、T細胞、NK細胞、iPS細胞、MSC、初代細胞、がん細胞、ハイブリドーマなどの培養に使われます。抗体医薬では、細胞株開発、セルバンク融解後の回復培養、シードトレイン、分析用細胞の維持に関係します。

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細胞培養では、温度、CO2、湿度、清浄性が崩れると、細胞状態が変わります。特にシードトレインでは、本培養へ渡す細胞状態を安定させる必要があるため、CO2インキュベーターの安定性は重要です。

使用方法

基本的には、CO2インキュベーターを設定温度とCO2濃度に安定させ、培養容器を庫内に入れて細胞を培養します。

1装置を設置する
2温度、CO2濃度、必要に応じてO2濃度を設定する
3加湿水を準備する
4庫内が安定するまで待つ
5フラスコ、プレート、ディッシュ、バッグなどを入れる
6培養中はドア開閉を最小限にする
7定期的に細胞状態を確認する
8必要に応じて継代、スケールアップ、サンプリングを行う
9清掃、除染、校正、記録を行う
実際の条件は、細胞種、培地、培養容器、培養スケール、CO2設定、低酸素条件、除染要件、GMP対応、施設ルールによって変わります。

関連製品

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)