工程1:アフェレーシス/出発材料採取
出発材料の質(T細胞数・組成・活力)が最終製品の成否をほぼ決めるため、採取の標準化が最優先となる工程。
Standard Process Map細胞治療
この基準工程マップは、CAR-T細胞療法の製造と品質管理を細胞の採取→活性化→遺伝子導入→培養・拡大→回収・凍結→品質特性解析の順に整理しています。最適な手法は自家/同種や遺伝子導入手段(レンチ/レトロ/非ウイルス)で変わるため、各工程に代替・補完法も併記しています。
製法の条件で切り替える
◇の付いた4工程は、この条件で基準法が変わります。
工程名を押すと、その工程の説明へ移ります。工程を押すと、その場で詳しい説明が開きます。◇は条件で基準法が変わる工程です。
製法の条件で切り替える
◇の付いた4工程は、この条件で基準法が変わります。
出発材料の質(T細胞数・組成・活力)が最終製品の成否をほぼ決めるため、採取の標準化が最優先となる工程。
血小板・赤血球・残存DMSOを除きT細胞の活性化・形質導入効率と再現性を高めるため
採取と製造を時間的に切り離し、輸送遅延や枠調整を吸収して安定供給するため
単球・顆粒球・赤血球を除きT細胞を濃縮し、後続の活性化と遺伝子導入の効率を安定させる工程。
休止T細胞をCD3/CD28で活性化して分裂を起動し、ウイルスベクターの導入効率を大きく高める工程。
がん抗原を認識するCAR遺伝子をゲノムに組み込む中核工程。導入効率とコピー数が用量と安全性を左右する。
非ウイルス(Sleeping Beautyトランスポゾン/エレクトロポレーション)では
ミニサークルDNA(CARトランスポゾン)+Sleeping Beauty 100X(SB100X)トランスポザーゼmRNAの共エレクトロポレーションによるトランスポゾン挿入
治療必要数まで増やしつつ疲弊を避け、生着・持続に有利な若いメモリー表現型を保つことが品質目標の工程。
非ウイルス(Sleeping Beautyトランスポゾン/エレクトロポレーション)では
エレクトロポレーション後の静置・ガス透過性培養での回復・拡大(灌流/撹拌に依らない静置培養が選択されやすい)
磁気ビーズや培地・サイトカイン残渣を除き、製剤前に細胞濃度を整えて回収率と最終品質を守る工程。
投与施設への輸送と投与までの時間を確保するため凍結し、解凍後の生存率と機能を保つ工程。
CAR分子の表面発現と陽性率を確認する工程。製品の同一性であり用量設計の根拠となる重要品質特性。
1細胞あたりのコピー数を測り、挿入変異による腫瘍化リスクを平均5コピー以下で上限管理する安全性指標。
非ウイルス(Sleeping Beautyトランスポゾン/エレクトロポレーション)では
ddPCRによるトランスポゾン・コピー数の絶対定量に加え、残存する未組込みミニサークルDNAおよび残存トランスポザーゼmRNAの定量(western blot/qPCRで消失確認)
投与するCAR陽性生細胞数は用量そのもの。生存率は製品の健全性を示し放出規格の中核となる工程。
CD4/CD8比やメモリー比、疲弊マーカーを調べ、生着・持続・効果に関わる製品の一貫性を管理する工程。
標的を認識して殺傷しサイトカインを出せるかを確認する工程。製品の効く力を示す規制上必須の力価試験。
ベクターが複製能を取り戻し感染性ウイルス化していないことを確認する、規制上必須の安全性試験。
非ウイルス(Sleeping Beautyトランスポゾン/エレクトロポレーション)では
RCL試験は非該当
終末滅菌できない生細胞製品の細菌・真菌混入を否定し、投与による重篤感染を防ぐ工程。
見えにくいマイコプラズマと発熱性エンドトキシンを放出前に否定する工程。短い保存期間ゆえ迅速法を用いる。
残存ビーズ・残留DMSO・残存ベクター等を規定値以下と確認し、患者へ持ち込む不純物を最小化する工程。
公開情報にもとづく一般的な整理です。実際の構成は条件により異なります。