工程1:ハーベスト・初代分離
原料組織から目的細胞を遊離し、接着選択で純化する出発工程。骨髄は密度勾配、脂肪/臍帯は酵素消化。
Standard Process Map細胞治療
この基準工程マップは、間葉系幹細胞(MSC)の製造と品質管理を、単離→拡大培養→回収→製剤・凍結保存→品質特性解析の順に整理しています。最適な手法は組織源(骨髄・脂肪・臍帯など)や効力で変わるため、各工程に代替・補完法も併記しています。
製法の条件で切り替える
◇の付いた6工程は、この条件で基準法が変わります。
工程名を押すと、その工程の説明へ移ります。工程を押すと、その場で詳しい説明が開きます。◇は条件で基準法が変わる工程です。
製法の条件で切り替える
◇の付いた6工程は、この条件で基準法が変わります。
原料組織から目的細胞を遊離し、接着選択で純化する出発工程。骨髄は密度勾配、脂肪/臍帯は酵素消化。
初期細胞を増殖・小分け凍結し、ロット間で素性の揃った出発材料を長期供給する基盤。
自家(オート)/2D平面フラスコ・スケールアウトでは
二段階セルバンク(MCB→WCB)を構築せず、患者ドナーごとの初代培養を起点とする
凍結バンクから直接大量培養は不可。融解回復と段階的シードトレインで必要な接種細胞量を確保するため必須。
自家(オート)/2D平面フラスコ・スケールアウトでは
バンクバイアル融解+シードトレインを行わず、工程[0]の患者組織分離物をそのまま回復・初期拡大に接続
足場依存のMSCを平面で接着増殖させ、継代数とPDLを抑えて老化前にバイオリアクター量まで確保。
平面では面積不足の臨床用量を、撹拌槽+マイクロキャリアで制御培養し数十億規模で再現性高く取得。
自家(オート)/2D平面フラスコ・スケールアウトでは
マイクロキャリア+シングルユース撹拌槽バイオリアクターを用いず、多層平面フラスコ(HYPERStack/CellSTACK等)または閉鎖系自動平面培養装置(Terumo Quan…
細胞数・生存率・代謝物を追跡し、培地交換や回収時期の判断と増殖異常の早期検知を行う。
酵素で短時間剥離しメッシュ濾過でビーズと細胞のサイズ差を分離、純粋な細胞懸濁液を得る。
自家(オート)/2D平面フラスコ・スケールアウトでは
組換え酵素による平面表面からの剥離のみ
閉鎖系向流遠心で酵素・培地を除き、せん断を抑えつつ製剤バッファへ置換し目的濃度に濃縮。
自家(オート)/2D平面フラスコ・スケールアウトでは
大容量の向流遠心(kSep等)に依存せず、より小規模の洗浄・濃縮(例:Terumo LOVOによる遠心洗浄)や閉鎖系装置内の統合洗浄で処理
細胞を投与・凍結に適した組成へ調え、凍結保護剤と濃度を投与経路に応じて設計する。
投与単位に無菌充填し約1℃/分の速度制御凍結で氷晶損傷を抑え、融解後の生存・機能を担保。
CD73/90/105陽性≥95%・造血系/HLA-DR陰性≤2%でMSC同一性を判定するISCT第2基準。
骨・脂肪・軟骨への三系統分化を染色で確認し、幹細胞としての多分化能を裏付けるISCT第3基準。
IFN-γ刺激でのIDO/PD-L1誘導とT細胞増殖抑制を測り、免疫調節という治療効力を担保する力価試験。
融解後を含む生細胞数・生存率(≥70%目安)で用量と有効性を規定する放出試験の中核。
最終滅菌不可・短期限の生細胞製品の安全性確保へ、無菌・マイコプラズマ・エンドトキシンを迅速法で検査。
ヒト由来細胞製品はウイルス安全性確認が必須。無菌・マイコ・エンドトキシンとは別にICH Q5A準拠の外来性因子否定が要る。
核型で染色体異常(造腫瘍性)を、STRで由来同一性を確認し安全性とトレーサビリティを担保。
自家(オート)/2D平面フラスコ・スケールアウトでは
STR解析はバンク株の同一性確認ではなく、製品が当該患者本人由来であること(チェーン・オブ・アイデンティティ/取り違え防止)の照合に用いる
公開情報にもとづく一般的な整理です。実際の構成は条件により異なります。