BIOPROCESS MEDIA
Read読む解説・ニュース・論文を、問いから読む一覧へ →
解説記事工程・技術・規制を、問いから読むニュース各社の新製品と業界の動きを毎日論文解説新しい論文を、実務の目線で読むシリーズ入門から実務まで、順に読むウェビナー国内外のウェビナーの予定会員向けの記事技術者向けの深掘り(無料登録)

おすすめ

Find調べる企業・製品・工程を探して比べる一覧へ →
メーカー・受託先受託先企業とメーカーを探すいま何を進めていますか?段階ごとに確かめることが分かる工程マップモダリティごとの製造工程を図で見る製品ガイド製品の種類ごとの選び方製品一覧・仕様で比べる装置・試薬・資材を分野から引く分析・試験から探す分析法と非臨床・臨床の試験規制ガイドラインICH・FDA・PMDA の要点用語集専門用語を1文で

企業ページ

Field分野モダリティと工程から、記事を絞って読む一覧へ →

モダリティ

  • 抗体医薬
  • 細胞治療
  • 遺伝子治療
  • 核酸医薬
  • 低分子
  • 微生物・発酵
  • ラボ・自動化

研究・開発

  • 創薬・探索
  • 非臨床・安全性
  • DMPK・薬物動態

製造・品質

  • 上流(培養)
  • 下流(精製)
  • 製剤
  • 品質試験
  • CMC・製造
  • 規制・QA
Make作る依頼図や計算を、その場で作る一覧へ →
工程ビルダー工程を選んで、仕様メモにまとめるアッセンブリー依頼図部品をつないで、メーカーに渡す依頼図を作るバイオプロセス設計装置を並べて、流れ図と計画書の下書きを作る計算ツール培養・精製・分析の計算を、入力するだけで

ツール

AboutProglenth運営者と、掲載・お問い合わせのご案内
運営者情報・編集方針誰が、どう書いているかニュースレター・会員登録毎週水曜の朝に新着をお届け広告掲載・公式パートナーメーカー・代理店・受託先企業の掲載お問い合わせ記事の訂正・取材・掲載のご相談
プライバシーポリシー利用規約
Partner公式パートナー・広告掲載メーカー・代理店・受託先企業の方へ。製品と会社を、探している読者に届けます。掲載について見る →EnglishEnglish editionJapan's bioprocess news, CDMOs and guides, in English.Read in English →
EN
ホーム/解説記事/抗体医薬
抗体医薬基礎知識・培養シリーズ抗体医薬の培養(上流工程)2/13入門

CHO細胞とは?抗体をヒトでなくハムスターの細胞で作るのはなぜか

Proglenth 編集部公開 2026-06-17更新 2026-10-28約6分で読めます
CHO細胞とは?抗体をヒトでなくハムスターの細胞で作るのはなぜか

CHO細胞(チャイニーズハムスター卵巣細胞)は、ハムスターの卵巣に由来する細胞で、抗体医薬の多くは、この細胞に抗体を作らせて製造します。⁠ヒトの細胞ではなくCHO細胞を使うのは、大きな培養槽で何年も同じ品質の抗体を作り続けられることと、承認審査の実績があるためです。 どの細胞に作らせるかは、抗体を作る細胞を用意する細胞株開発目的タンパク質を安定して高く産生する細胞のクローンを選び出し、製造に使える産生細胞株として確立する工程です。詳しく →の最初に決め、培地細胞を体外で生存・増殖させるために必要な栄養・エネルギー源・成長因子などを含む液体または固体の環境基盤。詳しく →や受託先の選び方もこの選択に沿って決まります。

一方で、候補を早く試す段階では、ヒトの細胞のほうが速く作れることもあります。どの細胞が適しているかは、何で比べるかによって変わります。

この記事では、CHO細胞が製造で担う役割、ヒトの細胞ではなくCHO細胞を使う理由、糖鎖タンパク質に付加される糖の鎖状構造で、抗体の有効性・免疫原性などに影響する重要な品質特性。詳しく →とウイルスの心配、もっと多く作れる細胞が出ても置き換わらない理由、宿主を決めるときに確かめる順番を説明します。

この記事の要点
  • CHO細胞とは⁠:チャイニーズハムスターの卵巣に由来する細胞で、抗体の遺伝子を入れると、その抗体を作って培養液に出します。
  • なぜヒトの細胞で作らないのか⁠:商業生産で問われる、何年も同じ品質で作り続ける力と、承認審査の実績で、CHO細胞がヒトの細胞を上回っているからです。
  • もっと多く作れる細胞が出たら置き換わるのか⁠:作れる量が多いだけでは置き換わりません。

この記事の前提

初めての方は、先にこちらを読むと、この記事に出てくる言葉の意味が分かります。

  • アップストリームとダウンストリームの違いとは?培養と精製をなぜ分けて考えるのかアップストリーム約6分
この記事は、「創薬候補を選んでいる」ときの確認項目「作りやすさを見通す」の1つです。この項目で確かめること(5項目)の一覧へ

1. CHO細胞は、抗体医薬の製造で何をする細胞か

CHO細胞は、チャイニーズハムスターの卵巣(Chinese Hamster Ovary)に由来する細胞で、抗体の遺伝子を入れると、その抗体を作って培養液に出します。 薬になるタンパク質を作らせるために使う、このような細胞を宿主細胞と呼びます。

抗体は4本の鎖が組み合わさった大きなタンパク質で、根元の部分(Fc領域抗体の定常部にあたる「足」の部分。FcγRや補体、FcRnと相互作用し、機能や血中半減期を担う。詳しく →)には糖鎖が付いています。大腸菌や酵母のような微生物は、そのままではヒトの抗体と同じ糖鎖を付けられません。そのため、Fc領域を持つ抗体の製造には、鎖を組み立てて糖鎖を付けられる動物の細胞が使われます。

上の段は左から右への流れで、抗体の遺伝子をCHO細胞に入れる、細胞の中で4本の鎖を組み立ててFc領域に糖鎖を付ける、培養槽で細胞を増やし抗体を培養液に出させる、培養液に出た抗体を集めて精製する、の4つを矢印でつなぐ。下の段は、どの細胞を選ぶかで変わることとして、付く糖鎖(ヒトにない糖鎖がどれだけ付くか)、ウイルス(ヒトに病気を起こすウイルスが増えにくいか)、大きな槽(浮かんだまま高い密度まで増えるか)、作り続ける力(何十世代育てても生産性と糖鎖が保たれるか)の4つを横に並べる。最下段に、短期間で少量を作る速さだけでは宿主は決まらない、と書かれている
抗体を作る細胞の選び方で、糖鎖と作り続けやすさが決まる(概念図)
図をダウンロード(会員・無料)

2014年から2018年7月までに承認された品目を集計した調査では、抗体医薬の大半がCHO細胞で作られていました(Walsh G. 2018)。一部は、NS0細胞(マウスの骨髄腫に由来する細胞)やSp2/0細胞のような、マウスの細胞で作られています。

図の下の段の4つが、宿主を比べるときの基準です。次の節からは、この4つの基準でヒトやマウスの細胞と比べます。

2. なぜヒトの細胞ではなく、ハムスターの細胞で作るのか

⁠商業生産で問われるのは、何年も大きな培養槽で同じ品質の抗体を作り続けられるかと、承認審査の実績で、その2点でCHO細胞がヒトの細胞を上回っているからです。

ヒトの細胞でよく使われるのは、HEK293細胞ヒト胎児腎臓由来の細胞。遺伝子導入効率が高く一過性発現に向くが、商業生産の実績はCHOより限定的。詳しく →(ヒト胎児の腎臓に由来する細胞)です。遺伝子を入れやすい。しかも、遺伝子が染色体に組み込まれた細胞を選ばなくても、短い期間育てるだけで抗体を集められます。この作り方を一過性発現遺伝子をゲノムに組み込まず一時的に発現させる方式。短期間で少量の抗体を得るのに向く。詳しく →と呼び、候補を比べる段階や非臨床の試験で、数十から数百mgの抗体が早く欲しいときに便利です。

商業生産では、比べる基準が変わります。遺伝子が染色体に組み込まれ、抗体を作り続ける細胞(安定発現株)を作り、その細胞を何年にもわたって数千Lの培養槽で育てられるかが問われます。

細胞得意なこと弱いところ
CHO(ハムスター)浮遊・高密度の大型培養、長期の品質の再現、承認実績の厚み短期間で少量を作る一過性発現では、HEK293ヒト胎児腎由来の細胞株。アデノウイルスのE1機能を持ち、AAV産生の三重トランスフェクションで広く使われる。詳しく →より不利
HEK293(ヒト)遺伝子を入れやすく、短期間で材料を確保できる。ヒト型の糖鎖商業生産の実績が限られ、浮遊培養細胞を容器壁に付着させず液中に浮遊させて増やす培養。バイオリアクターでの大容量化に向く。詳しく →は条件に左右される
NS0・Sp2/0(マウス)承認された抗体の製造にも使われているヒトにない糖鎖が付くリスク

大きな培養槽で作り続けやすい理由

CHO細胞は、液の中に浮かんだまま高い密度まで増え、血清(動物の血液から取った成分)を含まない培地にも馴化させられます。途中で栄養を足すフェッドバッチ培地を追加供給しながら抜き取らずに回分培養する方式で、抗体などの本培養(生産培養)で標準的に用いる生産方式。詳しく →培養の後半には、1 mLあたり1,000万〜3,000万個の細胞に達することもあります。

周りの仕組みもそろっています。抗体の遺伝子を持つ細胞だけを残す方法(選択系)は、グルタミン合成酵素(GS)を使う系と、ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)を使う系が確立しており(細胞株開発)、培地とフィードフェドバッチで追い足す濃縮した栄養液。いつ・どれだけ・どう入れるかが生産性と品質を左右する。詳しく →(途中で足す栄養液)も複数の会社が市販しています。

規制当局の側にも、CHO細胞で作った抗体を審査してきた経験とデータが積み上がっています。同じ品質を出せるなら、実績の多い細胞のほうが、審査で説明すべき点を減らせます。

候補を早く試す段階ならヒトの細胞が速く、承認後も作り続ける段階ではCHO細胞が選ばれます。

細胞株開発とは?力価のいちばん高いクローンを選べばよいのか関連記事細胞株開発とは?力価のいちばん高いクローンを選べばよいのか細胞株開発とは、宿主のCHO細胞に抗体の遺伝子を入れ、何年も製造に使う単一細胞由来の1株を選ぶ工程です。力価だけで選ばない理由、頑健性と継代安定性の比べ方、単一細胞由来の記録、受託先に確かめることを順に解説します。→

3. ヒトの細胞でなくても、糖鎖は問題にならないのか

CHO細胞の糖鎖はヒト型に比較的近く、ヒトにない糖鎖もマウスの細胞より少ないため、測って管理すれば宿主として使えます。

Fc領域の糖鎖は、免疫の細胞に標的の細胞を壊させる働きである抗体依存性細胞傷害(ADCC)抗体のFc領域が免疫細胞を呼び寄せ、標的細胞を傷害させるエフェクター機能。の強さや、血中に残る長さに影響します。配列が同じ抗体でも、糖鎖の構造が変われば効き目も変わるため、糖鎖は効き目と安全性を左右する重要品質特性(CQA)製品の品質・安全性・有効性を保証するため規格内に収めるべき重要な品質特性。として、糖鎖分析で管理されます。

ヒトにない糖鎖の代表が、α-Galガラクトース-α1,3-ガラクトース。マウス系細胞で問題になる免疫原性の糖構造で、CHOは作りにくい。(ガラクトース-α1,3-ガラクトース)です。マウスの細胞で作られる抗がん剤の抗体セツキシマブでは、投与した76人のうち25人に過敏反応が起きました。そのうち17人は、薬に付いたα-Galに結合するIgE(アレルギーを起こす抗体)を、投与前から持っていました(Chung CH, et al. 2008)。

CHO細胞もα-Galを付ける酵素の遺伝子を持っており、CHO細胞で作られる承認品アバタセプトからもα-Galが見つかりました。量はマウスの細胞由来の製品より少ないものの、クローン(1個の細胞から増やした細胞の集まり)によって違いました(Bosques CJ, et al. 2010)。ヒトが作れない型のシアル酸Neu5Gc非ヒト型のシアル酸で免疫原性リスクがあるが、CHO細胞はほとんど付加しない。詳しく →も、CHO細胞では低いレベルで付くことがあります。

POINT

製造で問われるのは、ヒトにどれだけ近いかより、付く糖鎖を予測し、そろえられるかです。ADCCを強めたいときも、フコースを付ける酵素の遺伝子を壊すなど、CHO細胞のまま手を入れられます(抗体のアフコシル化)。

CHO細胞を選んでも糖鎖の測定は省けないため、クローンを選ぶ段階でα-GalとNeu5Gcの量も比べておきます。

4. CHO細胞なら、ウイルスの心配はないのか

ヒトに病気を起こすウイルスの多くは、CHO細胞では増えにくいとされます。ただし、CHO細胞に感染するウイルスが原料から入る心配は残ります。

2009年6月、米国の工場で、CHO細胞を育てる培養槽の1つからベシウイルス2117が見つかりました。ヒトに病気を起こすとは知られていないウイルスです。ただ、CHO細胞の増殖は妨げます。製造した企業は、製造に使った栄養成分から入った可能性が高いと説明しました。

工場は消毒のために止まり、CHO細胞で作る酵素の薬である、ゴーシェ病のイミグルセラーゼとファブリー病のアガルシダーゼ ベータが不足しました。欧州医薬品庁(EMA)は、病気が進んでいる患者への投与を優先するよう勧告しています。

宿主の選択でウイルスのリスクが下がっても、原料の受け入れと、工程でウイルスを除く仕組みは別に組む必要があります。原料の受け入れ方は供給者管理と受入試験で、ウイルスを除く工程はウイルスクリアランスで扱っています。

5. もっと多く作れる細胞が出たら、CHO細胞は置き換わるのか

力価(培養液1 Lあたりにできる抗体の量)が高いだけでは、置き換わりません。 遺伝子編集を加えた宿主や新しい動物の細胞は数多く開発されていますが、製薬企業が見ているのは、最高の力価より、同じ品質を何年も再現できるかだからです。

仮に新しい宿主の力価がCHO細胞より3割高くても(説明用の仮の数字)、次の3点を示す必要があります。

  • 長く育てても落ちないか⁠:製造の元として凍らせておく細胞(マスターセルバンク製造の起点となる細胞を段階的に均質に凍結保存した在庫(マスター/ワーキングセルバンク)。詳しく →)を融かしてから最後の収穫まで、細胞は何十世代も増えます。その終わりの細胞でも、生産性と糖鎖が保たれるかを確かめます。
  • 大きな槽でも同じ結果が出るか⁠:小さな培養で順調だったクローンが、大きな培養槽では酸素の供給不足や撹拌によるせん断の違いで、成績が変わることがあります(バイオリアクターのスケールアップ)。
  • 規制当局に説明できるか⁠:細胞の由来と特性を、製造に使う細胞についての国際的な指針 ICH Q5D生物薬品の製造に使う細胞基材の樹立と特性解析について定めた国際調和ガイドライン。詳しく → に沿って説明でき、ウイルス安全性の評価を満たせるかが問われます。

どれも、CHO細胞では何十年分もの知見が積まれている項目です。細胞株開発の現場でも、最も多く作るクローンより、品質の変動が少ないクローンが選ばれることがあります。

新しい宿主を検討するときは、力価の数字より先に、この3つに答えるデータがそろっているかを確かめます。

この記事に関連する製品ガイド
CHO用トランスフェクション試薬→安定発現株構築サービス→選択培地・選択試薬→

6. 宿主を決めるときは、分子が求める糖鎖と製造の期間から確かめる

宿主は力価から決めず、分子が求めるもの、製造の期間、培地や選択系などの一式、規制と原料の説明の順に確かめます。

  • 分子が求める糖鎖と量⁠:抗体依存性細胞傷害抗体FcがNK細胞などのFcγRIIIaに結合し、そのエフェクター細胞に標的細胞を傷害させる作用。詳しく →(ADCC)を高めたいなら、フコースを付けないCHO細胞の派生株を考えます。候補を早く少量試すなら、ヒトの細胞(HEK293)での一過性発現を考えます。
  • 製造の期間⁠:臨床の数バッチで終わるのか、承認後も何年も作り続けるのかを見ます。長く作るほど、生産性と糖鎖を保てるかが問われ、CHO細胞の実績が重みを持ちます。
  • 培地や選択系などの一式⁠:培地、フィード、選択系、セルバンク目的物質を作る細胞をあらかじめ大量に凍結保存し、製造のたびに同じ素性の細胞を使えるようにした細胞の在庫(MCB/WCB)のことです。詳しく →の手順が一式で用意されているかを確かめ、自社で組むかを決めます。
  • 使用許諾⁠:市販の細胞株を使うなら、使用許諾の条件と、商業生産へ進むときの取り決めを、細胞株開発を始める前に確かめます。
  • 規制の資料⁠:細胞の由来と特性を、製造に使う細胞の国際的な指針(ICH医薬品規制の国際調和を目的として、日米欧の規制当局と製薬業界が参加する国際的なガイドライン策定機関。詳しく → Q5D)に沿って説明できる資料があるかを確かめます。
  • 原料とウイルス⁠:原料の供給元の管理と、ウイルスの安全性の試験の範囲を決めます。

分子が求める糖鎖と製造の期間が決まると、培地や選択系から下で比べる相手の数が絞られます。

製品はCHO用トランスフェクション試薬、選択培地・選択試薬、CHO用培地・フィードで比べられます。構築からクローン選抜までを外部に任せる安定発現株構築サービスもあります。選んだクローンはセルバンクとして凍らせて固定し、シードトレインで増やしてから本培養で使います。

CHO細胞が選ばれ続けているのは、力価が最も高いからではなく、何年も同じ品質で作り続けた実績があるからです。自分の分子でも、まず糖鎖の要求と製造の期間を決め、その条件で実績のある宿主かどうかを確かめてください。

本培養とは?力価が伸びているのに、なぜ培養を止めるのか関連記事本培養とは?力価が伸びているのに、なぜ培養を止めるのか本培養とは、シードトレインで増やした細胞を大きな培養槽に移し、2週間ほどかけて抗体を作らせる工程です。前半と後半で変わる目的、力価が伸びていても止める理由、生存率と代謝の値で止めどきを決める考え方、自分の工程で何から確かめるかを解説します。→
続きは会員向け(無料)

メールアドレスの登録だけで、この先を読めます

  • 6. 宿主を決めるときは、分子が求める糖鎖と製造の期間から確かめる

登録済みの方は、同じアドレスを入れると続きが開きます(別の端末やブラウザで開いたときも同じです。確認のメールは届きません)。新着の解説記事と製品ニュースを毎週水曜の朝にお届けし、いつでも解除できます。登録によりプライバシーポリシーに同意したものとみなします。閲覧の記録(どのページから、どの会社のサイトへ移ったか)を、ご案内のために使います。

ほかの会員向けの記事を見る →
メーカー・受託先への問い合わせ

選定や見積で迷ったら

記事で書けるのは一般論までで、どの製品やサービスが合うかは条件で変わります。製品一覧とメーカー・受託先企業から、各社の公式サイトへ進んで直接問い合わせできます。関連する製品:CHO用トランスフェクション試薬。

製品とメーカーを探す受託企業を探す

参考文献

  • ICH Q5D, Derivation and Characterisation of Cell Substrates Used for Production of Biotechnological/Biological Products
  • ICH Q6B生物薬品の規格・試験方法の設定の考え方を示すICHガイドライン。力価などの規格を扱う。詳しく →, Specifications: Test Procedures and Acceptance Criteria for Biotechnological/Biological Products
  • Walsh G. Biopharmaceutical benchmarks 2018. Nature Biotechnology, 2018.(2014年から2018年7月の承認品目の集計)
  • Chung CH, Mirakhur B, Chan E, et al. Cetuximab-induced anaphylaxis and IgE specific for galactose-alpha-1,3-galactose. N Engl J Med. 2008;358(11):1109-1117.(投与した76人のうち25人に過敏反応、そのうち17人は投与前の血清にセツキシマブへのIgE。IgEはα-Galに特異的)
  • Bosques CJ, Collins BE, Meador JW 3rd, et al. Chinese hamster ovary cells can produce galactose-α-1,3-galactose antigens on proteins. Nat Biotechnol. 2010;28(11):1153-1156.(CHO細胞のα-Galを付ける酵素の遺伝子、アバタセプトのα-Gal、クローンによる量の違い。量はマウスの細胞由来の製品より少ない)
  • EMA, Supply shortages of Cerezyme and Fabrazyme - priority access for patients most in need of treatment recommended(2009年。ベシウイルス2117と供給不足)
  • GEN, Genzyme Temporarily Halts Production at Plant in Massachusetts(2009年6月16日。同社の発表:CHO細胞の増殖を妨げるウイルス、製造に使った栄養成分から入った可能性)
  • Kim JY, Kim YG, Lee GM. CHO cells in biotechnology for production of recombinant proteins. Applied Microbiology and Biotechnology, 2012.
  • Lalonde ME, Durocher Y. Therapeutic glycoprotein production in mammalian cells. Journal of Biotechnology, 2017.
  • Wurm FM. Production of recombinant protein therapeutics in cultivated mammalian cells. Nature Biotechnology, 2004.
  • Jayapal KP, Wlaschin KF, Hu WS, Yap MGS. Recombinant protein therapeutics from CHO cells: 20 years and counting. Chemical Engineering Progress, 2007.
この記事は参考になりましたか?
チームに共有
シリーズ抗体医薬の培養(上流工程)2 / 13 本目
シードトレインとは?本培養の前に細胞を何段にも分けて増やすのはなぜか次の記事 3本目・入門・約5分シードトレインとは?本培養の前に細胞を何段にも分けて増やすのはなぜかシードトレイン(seed train、種培養)とは、凍結保存した製造用の細胞を、一回りずつ大きな容器へ移しながら増やし、抗体を作らせる本培養の槽へ渡すまでの工程です。→
  1. 1抗体医薬の製造工程とは?どの工程で品質が決まり、どこで戻せなくなるのか
  2. 2CHO細胞とは?抗体をヒトでなくハムスターの細胞で作るのはなぜかいま読んだ記事
  3. 3シードトレインとは?本培養の前に細胞を何段にも分けて増やすのはなぜか
  4. 4本培養とは?力価が伸びているのに、なぜ培養を止めるのか
  5. 5フェドバッチのフィードとは?多く足しても抗体が増えるとは限らないのはなぜか
  6. 6溶存酸素とkLa(酸素移動容量係数)とは?培養の酸素はなぜすぐ足りなくなるのか
  7. 7バイオリアクターのせん断による細胞損傷とは?回転数を下げても生存率が戻らないのはなぜか
  8. 8CHO培養のpH制御とは?pHが合っていても大きな槽でCO2が溜まるのはなぜか
  9. 9CHO培養の乳酸の代謝シフトとは?溜まった乳酸が途中で減り始めるのはなぜか
  10. 10CHO 培養のアンモニアはどこから来る?代謝と自然分解の2つの発生源と、抑える順番
  11. 11バイオリアクターのスケールアップとは?同じ設定で培養が変わる理由
  12. 12灌流培養(パーフュージョン)とは?流加培養と比べて何がよく、どこでつまずくのか
  13. 13N-1灌流とは?本培養の一段手前で細胞を濃くすると、なぜ抗体が増えるのか

次に読む

iPS細胞の継代・凍結保存・細胞バンク(MCB/WCB)とは? 拡大培養と保管の基本iPS細胞の継代・凍結保存・細胞バンク(MCB/WCB)とは? 拡大培養と保管の基本2026-10-19DACの臨床開発はどこまで進んだのか? 2つの中止事例から読み解く「GSPT1分解剤」の現在地と判断基準DACの臨床開発はどこまで進んだのか? 2つの中止事例から読み解く「GSPT1分解剤」の現在地と判断基準2026-10-26ADCの品質試験とは?DARと純度が規格内なら、安全で有効なのかADCの品質試験とは?DARと純度が規格内なら、安全で有効なのか2026-10-20ADCの標的抗原とは?抗体が結合すれば、薬物は届くのかADCの標的抗原とは?抗体が結合すれば、薬物は届くのか2026-10-20光散乱式粒子計数器とは? 0.5µmと5µmで数える理由と、粒子数がずれる原因光散乱式粒子計数器とは? 0.5µmと5µmで数える理由と、粒子数がずれる原因2026-10-20
抗体医薬/モノクローナル抗体この製造の全体像を、工程マップで見る→
シリーズの次(3/13)シードトレインとは?本培養の前に細胞を何段にも分けて増やすのはなぜか→

この記事から広げる

この記事は、次の確認項目の1つに入っています
創薬候補を選んでいる(10項目のうち10番目)作りやすさを見通すこの候補を、必要な量と品質で作れる見込みはあるのか?この項目で確かめること(5項目)を見る
同じところで確かめるほかの項目
標的の妥当性を確かめる薬の形(モダリティ)を比べるスクリーニングの系を組む標的への結合を比べる
「創薬候補を選んでいる」の10項目をすべて見る →
この記事が関わる製造工程抗体医薬/モノクローナル抗体23工程・6フェーズ細胞株・シード培養・産生回収・清澄化精製製剤・充填品質特性・分析この製造の全体像を工程マップで見る →
CHO用トランスフェクション試薬 ↗安定発現株構築サービス ↗選択培地・選択試薬 ↗CHO培地・フィード ↗#抗体医薬#細胞培養#CHO細胞#宿主細胞
この記事の目次
  1. 1. CHO細胞は、抗体医薬の製造で何をする細胞か→
  2. 2. なぜヒトの細胞ではなく、ハムスターの細胞で作るのか→
  3. 3. ヒトの細胞でなくても、糖鎖は問題にならないのか→
  4. 4. CHO細胞なら、ウイルスの心配はないのか→
  5. 5. もっと多く作れる細胞が出たら、CHO細胞は置き換わるのか→
  6. 6. 宿主を決めるときは、分子が求める糖鎖と製造の期間から確かめる→
  7. 参考文献→
シリーズ2 / 13
抗体医薬の培養(上流工程)
  1. 1抗体医薬の製造工程とは?どの工程で品質が決まり、どこで戻せなくなるのか
  2. 2CHO細胞とは?抗体をヒトでなくハムスターの細胞で作るのはなぜか
  3. 3シードトレインとは?本培養の前に細胞を何段にも分けて増やすのはなぜか
  4. 4本培養とは?力価が伸びているのに、なぜ培養を止めるのか
  5. 5フェドバッチのフィードとは?多く足しても抗体が増えるとは限らないのはなぜか
  6. 6溶存酸素とkLa(酸素移動容量係数)とは?培養の酸素はなぜすぐ足りなくなるのか
  7. 7バイオリアクターのせん断による細胞損傷とは?回転数を下げても生存率が戻らないのはなぜか
  8. 8CHO培養のpH制御とは?pHが合っていても大きな槽でCO2が溜まるのはなぜか
  9. 9CHO培養の乳酸の代謝シフトとは?溜まった乳酸が途中で減り始めるのはなぜか
  10. 10CHO 培養のアンモニアはどこから来る?代謝と自然分解の2つの発生源と、抑える順番
  11. 11バイオリアクターのスケールアップとは?同じ設定で培養が変わる理由
  12. 12灌流培養(パーフュージョン)とは?流加培養と比べて何がよく、どこでつまずくのか
  13. 13N-1灌流とは?本培養の一段手前で細胞を濃くすると、なぜ抗体が増えるのか
関連製品
CHO用トランスフェクション試薬→安定発現株構築サービス→選択培地・選択試薬→CHO培地・フィード→シングルユースバイオリアクター→
関連製品をもっと見る →
各社の製品一覧で見る
CHO細胞用培地・フィード(抗体産生) →シングルユースバイオリアクター →
関連記事
細胞株開発とは?力価のいちばん高いクローンを選べばよいのか細胞株開発とは?力価のいちばん高いクローンを選べばよいのか2026-06-13セルバンクとは?細胞をなぜ凍らせて2段階で持つのかセルバンクとは?細胞をなぜ凍らせて2段階で持つのか2026-06-17バイオリアクター(培養槽)とは? 何を測り、何を制御して細胞を培養するのかバイオリアクター(培養槽)とは? 何を測り、何を制御して細胞を培養するのか2026-10-20
関連記事をもっと見る →
目次・関連閉じる
この記事の目次
  1. 1. CHO細胞は、抗体医薬の製造で何をする細胞か→
  2. 2. なぜヒトの細胞ではなく、ハムスターの細胞で作るのか→
  3. 3. ヒトの細胞でなくても、糖鎖は問題にならないのか→
  4. 4. CHO細胞なら、ウイルスの心配はないのか→
  5. 5. もっと多く作れる細胞が出たら、CHO細胞は置き換わるのか→
  6. 6. 宿主を決めるときは、分子が求める糖鎖と製造の期間から確かめる→
  7. 参考文献→
シリーズ2 / 13
抗体医薬の培養(上流工程)
  1. 1抗体医薬の製造工程とは?どの工程で品質が決まり、どこで戻せなくなるのか
  2. 2CHO細胞とは?抗体をヒトでなくハムスターの細胞で作るのはなぜか
  3. 3シードトレインとは?本培養の前に細胞を何段にも分けて増やすのはなぜか
  4. 4本培養とは?力価が伸びているのに、なぜ培養を止めるのか
  5. 5フェドバッチのフィードとは?多く足しても抗体が増えるとは限らないのはなぜか
  6. 6溶存酸素とkLa(酸素移動容量係数)とは?培養の酸素はなぜすぐ足りなくなるのか
  7. 7バイオリアクターのせん断による細胞損傷とは?回転数を下げても生存率が戻らないのはなぜか
  8. 8CHO培養のpH制御とは?pHが合っていても大きな槽でCO2が溜まるのはなぜか
  9. 9CHO培養の乳酸の代謝シフトとは?溜まった乳酸が途中で減り始めるのはなぜか
  10. 10CHO 培養のアンモニアはどこから来る?代謝と自然分解の2つの発生源と、抑える順番
  11. 11バイオリアクターのスケールアップとは?同じ設定で培養が変わる理由
  12. 12灌流培養(パーフュージョン)とは?流加培養と比べて何がよく、どこでつまずくのか
  13. 13N-1灌流とは?本培養の一段手前で細胞を濃くすると、なぜ抗体が増えるのか
関連製品
CHO用トランスフェクション試薬→安定発現株構築サービス→選択培地・選択試薬→CHO培地・フィード→シングルユースバイオリアクター→
関連製品をもっと見る →
各社の製品一覧で見る
CHO細胞用培地・フィード(抗体産生) →シングルユースバイオリアクター →
関連記事
細胞株開発とは?力価のいちばん高いクローンを選べばよいのか細胞株開発とは?力価のいちばん高いクローンを選べばよいのか2026-06-13セルバンクとは?細胞をなぜ凍らせて2段階で持つのかセルバンクとは?細胞をなぜ凍らせて2段階で持つのか2026-06-17バイオリアクター(培養槽)とは? 何を測り、何を制御して細胞を培養するのかバイオリアクター(培養槽)とは? 何を測り、何を制御して細胞を培養するのか2026-10-20
関連記事をもっと見る →
編集メモ:この記事は Proglenth 編集部が、規制文書・論文・メーカーの公開資料をもとに整理した一般的な解説です。実際の製造方法・管理戦略・品質基準は、製品や企業、各国の規制によって異なり、特定製品の推奨や規制・医療上の助言ではありません。実務で判断するときは、薬局方・ガイドライン(ICH・GMP など)やメーカーの一次情報を確かめてください。誤りやご指摘はお問い合わせからお知らせください。

Proglenth(proglenth.com) https://www.proglenth.com/article/chocell

About Proglenth

医薬品製造の
記事とデータベース

抗体・細胞治療・遺伝子治療・核酸・低分子原薬の製造を、培養・精製・製剤・分析の工程ごとに扱っています。

  • 工程マップ:製法ごとに工程を並べ、各工程の装置・試薬・試験法を載せています
  • 製品・受託企業:メーカー各社の製品を仕様で並べ、受託企業は分野と工程で絞り込めます
  • 解説記事・製品ニュース:工程や規制の解説と、新製品・業界の動き
工程マップを見る解説記事を読む
Newsletter

新着をメールで受け取る

新着の解説記事と製品ニュースを、毎週水曜の朝にお届けします。登録は無料で、いつでも解除できます。

登録によりプライバシーポリシーに同意したものとみなします。閲覧の記録(どのページから、どの会社のサイトへ移ったか)を、ご案内のために使います。

BIOPROCESS MEDIA

医薬品製造のニュースと解説記事、製品・メーカー・受託企業のデータベースを載せています。

モダリティ

抗体医薬細胞治療遺伝子治療

コンテンツ

記事一覧計算ツール規制ガイドライン非臨床・臨床試験用語集分析から探す製品ガイドメーカー・受託先企業展示会・学会カレンダー製品ニュースウェビナー特集:再生医療マイリスト(保存・見積リスト)

Proglenth

運営者情報・編集方針ニュースレター会員向けの記事お問い合わせ公式パートナー募集プライバシーポリシー利用規約English edition
© 2026 Proglenth
ホーム記事ニュースマイリスト