分析 ・ 共通の品質特性(抗体・タンパク質)

糖鎖分析とは?

糖鎖分析とは、抗体などのタンパク質に付加した糖鎖構造を評価する分析です。

代表的な方法
PNGase Fで遊離したN型糖鎖を蛍光標識し、HILIC-UPLC-FLR(必要に応じてオンラインMS)でプロファイルする手法

糖鎖プロファイルを見る理由

関わる規制ガイドライン

この試験を受ける会社・キット

196社分析・品質試験を受ける受託企業を探す受託企業データベースで抗体の分析・品質試験を受ける会社を絞り込めます

糖鎖構造は、薬効や安全性、体内動態に影響を与えるため、バイオ医薬品の品質評価において重要な指標となります。

詳しく見る

手法の比較 ― どの方法で測るか

手法原理何が分かる使い分け
HILIC(蛍光標識糖鎖)糖鎖を遊離・蛍光標識し親水性相互作用で分離主要グリカン(G0F/G1F/G2F等)の相対%定量・ロット比較の主力
LC-MS質量で糖鎖の構造を同定構造の確定・新規/微量グリカン同定・特性解析・原因究明
キャピラリー電気泳動(CE)標識糖鎖を電気泳動で分離相対%(高スループット)多検体の定量
エキソグリコシダーゼ逐次消化+HILIC/CE再分析特定の糖残基(シアル酸/ガラクトース/フコース等)を酵素で逐次除去し、ピークの消失/シフトから構造を確定各ピークの糖鎖構造(直鎖/分岐・末端残基)の帰属確認HILIC・CEの保持/移動度のみでは曖昧な帰属を、機能的に確定する別の方法での確認として現場標準
インタクト/サブユニット質量分析(グライコフォーム)還元/非還元のインタクトまたはサブユニットを高分解能MSで測定し、主要グライコフォームの質量分布を取得主要糖型の相対存在比・全体的なグリコフォーム不均一性の俯瞰遊離糖鎖法を補完し、糖鎖が抗体全体の質量分布に与える影響を一括把握。比較性評価で有用
グリコペプチドマッピング(部位特異的)トリプシン等で消化し、糖鎖付加ペプチドをLC-MS/MSで解析糖鎖付加部位・サイト占有率・部位ごとの糖型分布遊離糖鎖法では失われる「どの部位にどの糖鎖が付くか」をICH Q6Bが求める占有率情報として補う
この分析を記事で詳しく読む解説記事へ →