細胞株開発・クローン選抜
遺伝子導入確認、Sanger確認、フラグメント解析に使われる。
- Sanger確認
キャピラリー電気泳動は、細いキャピラリー内で電圧をかけ、DNA、RNA、タンパク質、糖鎖などを分離・解析する技術です。自動化しやすく、分離能や再現性が高いため、Sangerシーケンス、STR解析、フラグメント解析、核酸QC、CE-SDS、キャピラリー等電点電気泳動、糖鎖解析などに使われます。
キャピラリー電気泳動は、分子のサイズ、電荷、構造、配列、蛍光標識などの違いを利用して分離・解析するために使われます。核酸解析では、Sangerシーケンスの塩基配列読み取り、STR解析、フラグメント解析、NGSライブラリーQC、PCR産物確認などに使われます。
タンパク質解析では、抗体医薬の純度評価、フラグメント確認、電荷異性体評価、糖鎖解析などに使われます。特にバイオ医薬品の品質評価では、HPLCやLC-MSと並ぶ重要な分析技術の一つです。
基本的には、サンプルを前処理し、目的に応じて蛍光標識、PCR増幅、変性、還元、誘導体化などを行った後、キャピラリー電気泳動装置で分離・検出します。
キャピラリー電気泳動とゲル電気泳動は、どちらも分子を分離する技術ですが、自動化や定量性に違いがあります。
ゲル電気泳動は「簡易確認」に向き、キャピラリー電気泳動は「自動化された分離・解析」に向きます。
ゲル中
細いキャピラリー内
手作業が多い
自動化しやすい
染色、画像解析
蛍光、UV、LIFなど
限定的
高い
操作者依存が大きい
装置制御で再現性が高い
PCR産物確認、簡易確認
Sanger、STR、フラグメント解析、CE-SDS
低〜中
中〜高
限定的
試験法として運用しやすい
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Sangerシーケンス | DNA配列を読む解析法 |
| キャピラリー電気泳動 | Sanger反応産物を分離・検出する装置技術 |
| 主な用途 | 配列確認、クローニング確認、変異確認 |
| 関連装置 | Genetic Analyzer、Spectrum Compact CEなど |
| 関連試薬 | BigDye Terminator、Sanger sequencing reagentsなど |
| 解析用途 | 内容 | 主な場面 |
|---|---|---|
| Sangerシーケンス | DNA配列を確認する | クローニング確認、プラスミド確認、変異確認 |
| STR解析 | 短い反復配列の長さを解析する | 細胞同一性試験、細胞株認証 |
| フラグメント解析 | PCR産物や標識断片のサイズを解析する | STR、AFLP、MLPA、遺伝子型判定 |
| 核酸QC | DNA/RNAやNGSライブラリーのサイズ・品質確認 | NGS前処理、PCR産物確認 |
| CE-SDS | タンパク質をサイズ分離する | 抗体純度、還元/非還元分析 |
| icIEF / cIEF | タンパク質の等電点を分離する | 電荷異性体分析 |
| 糖鎖解析 | 蛍光標識糖鎖を分離する | 抗体医薬の糖鎖品質評価 |
| ペプチド・低分子分析 | 電荷やサイズ差で分離する | 研究・分析法開発 |
キャピラリー電気泳動は、核酸解析やタンパク質品質評価が関係する多くの工程で使われます。
遺伝子導入確認、Sanger確認、フラグメント解析に使われる。
挿入配列、ベクター構造、ターゲット配列確認に関係する。
細胞同一性試験、STR解析、Sanger確認に関係する。
細胞同一性や種確認、フラグメント解析で使われる。
CE-SDS、icIEF、糖鎖解析などで抗体品質評価に使われる。
精製中間体の純度やフラグメント確認に関係する。
原薬・製剤の純度、電荷、糖鎖評価に関係する。
ベクター配列確認、フラグメント解析、ライブラリーQCに関係する。
編集部位のSanger確認、フラグメント解析に使われる。
規格試験、確認試験、申請資料、ロット評価に使われる。
キャピラリー電気泳動は、細胞株確認や品質評価が関係する幅広いモダリティーで使われます。