関連解析装置・技術

キャピラリー電気泳動

キャピラリー電気泳動は、細いキャピラリー内で電圧をかけ、DNA、RNA、タンパク質、糖鎖などを分離・解析する技術です。自動化しやすく、分離能や再現性が高いため、Sangerシーケンス、STR解析、フラグメント解析、核酸QC、CE-SDS、キャピラリー等電点電気泳動、糖鎖解析などに使われます。

SangerシーケンスSTR解析CE-SDS糖鎖解析
分類
関連解析装置・技術
主な用途
Sangerシーケンス / STR解析 / CE-SDS / 糖鎖解析
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合タンパク質・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / プラスミドDNA / mRNA-LNP / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / ワクチン / 微生物発酵 / 低分子医薬品
代表メーカー
Thermo Fisher Scientific / Applied Biosystems・Promega・Agilent・QIAGEN ほか計21社
関連キーワード
Sangerシーケンス / サーマルサイクラー / NGS / 細胞同一性試験 / マイコプラズマ試験 / ウイルス安全性試験

用途・特徴

キャピラリー電気泳動は、分子のサイズ、電荷、構造、配列、蛍光標識などの違いを利用して分離・解析するために使われます。核酸解析では、Sangerシーケンスの塩基配列読み取り、STR解析、フラグメント解析、NGSライブラリーQC、PCR産物確認などに使われます。

タンパク質解析では、抗体医薬の純度評価、フラグメント確認、電荷異性体評価、糖鎖解析などに使われます。特にバイオ医薬品の品質評価では、HPLCやLC-MSと並ぶ重要な分析技術の一つです。

Point
  • DNA、RNA、タンパク質、糖鎖などを分離・解析できる
  • Sangerシーケンス、STR解析、フラグメント解析に使われる
  • 細胞同一性試験や細胞株認証に関係する
  • CE-SDS、icIEF、糖鎖解析など抗体品質評価にも使われる
  • ゲル電気泳動より自動化・定量化しやすい
  • 蛍光検出、UV検出、レーザー誘起蛍光検出などがある
  • 用途によって、遺伝子解析用CEとバイオ医薬品分析用CEに分かれる

使用方法

基本的には、サンプルを前処理し、目的に応じて蛍光標識、PCR増幅、変性、還元、誘導体化などを行った後、キャピラリー電気泳動装置で分離・検出します。

1サンプルを準備する
2DNA、RNA、タンパク質、糖鎖などを前処理する
3必要に応じてPCR、蛍光標識、変性、還元、誘導体化を行う
4サンプルを装置にセットする
5キャピラリー内で電気泳動分離する
6蛍光、UV、吸光度などで検出する
7ピーク、フラグメントサイズ、配列、純度、電荷分布などを解析する
8細胞同一性試験、配列確認、品質評価に利用する
実際の条件は、解析対象、キャピラリー種類、ポリマー、バッファ、検出方式、サンプル調製、解析ソフト、GMP対応、試験法バリデーションの有無によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)