製品ガイド ・ オリゴ核酸/siRNA 純度・組成分析

オリゴ核酸/siRNA 純度・組成分析

オリゴ核酸/siRNA 純度・組成分析は、合成・精製したオリゴ核酸の全長純度・不純物プロファイル・正確質量・修飾の組成を、IP-RP-HPLC、LC-MS、CEなどで評価する特性解析である。

主な用途
IP-RP-HPLC・LC-MS(正確質量)・CE/CGE・n-1/n+1・修飾不純物
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オリゴ核酸/siRNA 純度・組成分析(掲載内容の修正)

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掲載メーカー5社Thermo Fisher Scientific・Agilent・Waters ほか
掲載製品5製品各社の公式ページへのリンク付き
使う工程4工程合成後の純度・不純物QC・正確質量による同定・二本鎖・コンジュゲートの組成評価
関連モダリティ6種siRNA・アンチセンス核酸(ASO)・CRISPRガイドRNA(sgRNA)

要点

メーカーと製品

5社・5製品
Thermo Fisher ScientificDNAPac カラム + LC-MS(IP-RP)イオンペア逆相でオリゴ純度・不純物を分離分析。公式サイト
AgilentAdvanceBio Oligo / Bioanalyzer / CEオリゴ純度・長さ・修飾の分離分析。公式サイト
WatersACQUITY Premier Oligonucleotide / BioAccordオリゴの逆相UPLC・LC-MS分析。公式サイト
SCIEXPA800 Plus CE / LC-MSキャピラリー電気泳動・質量分析でオリゴ評価。公式サイト
BrukerLC-MS / MALDI オリゴ質量分析オリゴ分子量・修飾の質量分析。公式サイト

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用途・特徴

抗体や低分子と違い、n-1/n+1や脱保護不全、脱プリン、ホスホロチオエートのジアステレオマーといった配列固有の不純物を分離・同定する点が選定の核心で、モダリティごとに最適な手法・条件が大きく異なる。

オリゴ核酸の純度・組成分析が他モダリティと根本的に異なるのは、不純物が「配列に固有」だからである。抗体の電荷異性体や凝集体、低分子の合成不純物とは違い、オリゴでは1塩基短い/長いn-1・n+1、キャッピング不全に由来する欠失体、脱プリン体、ホスホロチオエート(PS)骨格の多数のジアステレオマー、RNAなら2'脱保護不全などが主たる不純物になる。これらは質量差がわずかで高度に近縁なため、分離はイオンペア逆相(IP-RP)が第一選択になり、強塩基性条件や高温で配列差を出す条件設計が必要になる。タンパク質分析の常識(中性pH・SEC/IEX)はそのまま使えない。

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選定軸は、(1)全長純度の定量に重きを置くか不純物の同定まで必要か、(2)分離手法(IP-RP-HPLC/UPLC・CE/CGE・AEX)、(3)質量分析の併用と分解能、(4)対象モダリティの修飾・骨格に整理できる。純度の日常QCはUV検出のIP-RP-HPLCやCGEで足りるが、不純物の構造帰属には正確質量のLC-MS(高分解能)が要る。PS骨格やLNA/2'-MOE、GalNAcコンジュゲートのような修飾が増えるほどイオンペア試薬・移動相・カラム温度の最適化が効き、汎用メソッドの流用は通用しない。

注意点として、IP-RP-MSではイオンペア試薬がイオン化を抑制し多価マイナスイオンを読むため、HFIP/DIPEAなど揮発性で低濃度の系を選ぶ。塩や金属の付加(Na/K アダクト)はPSオリゴで特に質量スペクトルを乱すため脱塩・キレートが重要。siRNAやmRNAではセンス/アンチセンス鎖やキャップ構造を別々に評価する設計が要る。誇張なく言えば、純度の「数値」は手法・検出・積分条件に依存するので、メソッドと判定基準をモダリティごとに固定して比較することが現場では不可欠である。

使用方法

合成・精製後のオリゴを脱塩し、純度はIP-RP-HPLC/CGEで定量、不純物はLC-MSで帰属するのが基本フロー。修飾・骨格・モダリティで手法と条件を選ぶ。

1対象モダリティの修飾・骨格を確認し手法を選定
2粗/精製オリゴを脱塩・キレートしアダクトを抑制
3IP-RP-HPLC/UPLCまたはCGEで全長純度を定量
4高分解能LC-MSで正確質量と不純物を帰属
5n-1/n+1・欠失体・修飾不純物のプロファイルを評価
6判定基準と照合しロット間で純度・組成を比較
実際の条件は、配列・修飾(PS/2'-OMe/2'-F/LNA/MOE/GalNAc)・鎖長・検出方式(UV/MS)・イオンペア試薬・カラム温度・GMP/試験法バリデーションの有無で変わる。siRNAは二本鎖と各鎖、mRNAはキャップ・ポリA・全長性を別評価する設計が必要。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)