関連解析装置・技術

NGS

NGS は Next Generation Sequencing の略で、DNA や RNA の配列情報を大量に並列解析するためのシーケンス技術です。Sangerシーケンスが比較的短い領域を1本ずつ確認する技術であるのに対し、NGSは多数のDNA断片を同時に読み取ることで、ゲノム、トランスクリプトーム、ウイルス、微生物、細胞株、遺伝子編集結果などを広く解析できます。

並列シーケンス外来性ウイルス検出網羅解析細胞株特性解析
分類
関連解析装置・技術
主な用途
並列シーケンス / 外来性ウイルス検出 / 網羅解析 / 細胞株特性解析
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合タンパク質・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / プラスミドDNA / mRNA-LNP / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / ワクチン / 微生物発酵 / 低分子医薬品
代表メーカー
Illumina・Thermo Fisher Scientific / Ion Torrent・MGI Tech・Oxford Nanopore Technologies ほか計39社
関連キーワード
リアルタイムPCR装置 / デジタルPCR装置 / サーマルサイクラー / Sangerシーケンス / キャピラリー電気泳動 / DNA/RNA抽出装置

用途・特徴

NGSは、核酸配列を網羅的に解析するために使われます。セルバンクでは、外来性ウイルスや未知のウイルス・微生物の検出、細胞株の由来確認、遺伝学的安定性評価に関係します。

ウイルスベクター製造では、ベクター配列、残存プラスミド、宿主細胞由来核酸、外来性因子の確認に使われることがあります。遺伝子編集や細胞治療では、編集部位、オフターゲット候補、挿入配列、ベクターコピー、クローン性、細胞由来などの解析にも利用されます。

Point
  • DNA/RNA配列を大量に並列解析できる
  • 外来性ウイルス検出やセルバンク特性解析に使われる
  • 既知・未知のウイルスや微生物を広く探索できる
  • AAV、レンチウイルス、細胞治療、遺伝子編集で重要
  • 短鎖リード、長鎖リード、ターゲットシーケンス、全ゲノム解析などがある
  • ライブラリー調製、シーケンサー、データ解析、バイオインフォマティクスがセットで必要
  • GMPや規制対応では、バリデーション、データ解析パイプライン、偽陽性・偽陰性管理が重要になる

使用方法

基本的には、サンプルからDNAまたはRNAを抽出し、ライブラリーを調製して、シーケンサーで配列を読み取ります。その後、解析ソフトやバイオインフォマティクスパイプラインで配列データを解析します。

1サンプルを採取する
2DNAまたはRNAを抽出する
3必要に応じて逆転写や増幅を行う
4ライブラリーを調製する
5インデックスやアダプターを付加する
6ライブラリーを定量・品質確認する
7シーケンサーにセットする
8シーケンスを実行する
9データ解析を行う
10ウイルス検出、配列確認、変異解析、細胞株評価などに利用する
実際の条件は、解析目的、サンプル種類、DNA/RNA量、リード長、必要深度、ターゲット範囲、シーケンス方式、解析パイプライン、GMP対応、受託解析の有無によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)