関連解析装置・技術

ライブラリー調製・前処理

ライブラリー調製・前処理は、NGS解析に使用するDNAやRNAサンプルを、シーケンサーで読み取れる形に変換する工程です。断片化、末端修復、アダプター付加、インデックス付加、PCR増幅、ターゲット濃縮、精製、定量、品質確認などを行い、「シーケンスライブラリー」と呼ばれる状態に整えます。ライブラリー調製の品質は、NGSデータの品質に大きく影響します。

NGS前処理アダプター付加ターゲット濃縮ライブラリーQC
分類
関連解析装置・技術
主な用途
NGS前処理 / アダプター付加 / ターゲット濃縮 / ライブラリーQC
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合タンパク質・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / プラスミドDNA / mRNA-LNP / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / ワクチン / 微生物発酵 / 低分子医薬品
代表メーカー
Illumina・Thermo Fisher Scientific / Ion Torrent・Oxford Nanopore Technologies・PacBio ほか計38社
関連キーワード
NGS / DNA/RNA抽出装置 / リアルタイムPCR装置 / デジタルPCR装置 / サーマルサイクラー / Sangerシーケンス

用途・特徴

ライブラリー調製・前処理は、DNA/RNAサンプルをNGSに適した形へ変換するために使われます。主な処理には、核酸抽出後の品質確認、DNA断片化、RNA逆転写、アダプター付加、インデックス付加、PCR増幅、ターゲット濃縮、ビーズ精製、ライブラリー定量、サイズ確認があります。

解析目的によって、全ゲノムシーケンス、ターゲットシーケンス、RNA-seq、アンプリコンシーケンス、メタゲノム解析、外来性ウイルス検出、ロングリードシーケンスなど、必要な前処理が異なります。

Point
  • DNA/RNAをNGSで読めるライブラリーに変換する工程
  • 断片化、アダプター付加、インデックス付加、PCR増幅、精製が関係する
  • NGSデータ品質に大きく影響する
  • 全ゲノム、ターゲット、RNA-seq、メタゲノム、外来性ウイルス検出で使われる
  • ライブラリー濃度、断片サイズ、アダプターダイマーの確認が重要
  • 自動化装置やリキッドハンドラーと組み合わせることが多い
  • GMPや品質試験では、手順標準化、コンタミ防止、記録管理が重要になる

使用方法

基本的には、抽出したDNA/RNAの品質を確認し、解析目的に応じたライブラリー調製キットで前処理を行います。

1DNAまたはRNAを抽出する
2核酸濃度と品質を確認する
3必要に応じてDNAを断片化する
4末端修復・A-tailingを行う
5アダプターを付加する
6インデックスを付加する
7PCR増幅またはターゲット濃縮を行う
8ビーズ精製で不要物を除去する
9ライブラリー濃度・サイズ分布を確認する
10シーケンサーにロードする
実際の条件は、サンプル種、入力量、解析方式、リード長、シーケンサー、キット、ターゲット濃縮の有無、自動化の有無、GMP対応によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)