関連解析装置・技術

DNA/RNA抽出装置

DNA/RNA抽出装置は、細胞、培養上清、血液、組織、ウイルスサンプル、工程液、環境サンプルなどからDNAやRNAを自動で抽出・精製するための装置です。リアルタイムPCR、デジタルPCR、NGS、Sangerシーケンス、マイコプラズマ試験、ウイルス安全性試験、細胞同一性試験、残存DNA定量などでは、測定前に核酸を安定して取り出す必要があります。DNA/RNA抽出装置を使うことで、前処理を標準化し、再現性とスループットを高めることができます。

核酸抽出自動化磁気ビーズ法NGS/PCR前処理残存DNA・QC
分類
関連解析装置・技術
主な用途
核酸抽出自動化 / 磁気ビーズ法 / NGS/PCR前処理 / 残存DNA・QC
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合タンパク質・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / プラスミドDNA / mRNA-LNP / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / ワクチン / 微生物発酵 / 低分子医薬品
代表メーカー
Thermo Fisher Scientific・QIAGEN・Promega・Roche Diagnostics ほか計31社
関連キーワード
リアルタイムPCR / デジタルPCR / サーマルサイクラー / NGS / Sangerシーケンス / キャピラリー電気泳動

用途・特徴

DNA/RNA抽出装置は、核酸解析の前処理を自動化するために使われます。主な方式には、磁気ビーズ法、スピンカラム法、自動分注型抽出、カートリッジ法などがあります。目的に応じて、ゲノムDNA、total RNA、ウイルスRNA、cell-free DNA、プラスミドDNA、残存DNAなどを抽出します。

抽出品質は、後続のPCR、dPCR、NGS、Sangerシーケンスの結果に大きく影響します。抽出量、純度、阻害物質の除去、サンプル間ばらつき、キャリーオーバー防止が重要です。手作業でも核酸抽出は可能ですが、サンプル数が増えると、操作ばらつき、抽出効率の差、コンタミネーション、転記ミス、作業時間が課題になります。

Point
  • DNA/RNA抽出を自動化できる
  • PCR、dPCR、NGS、Sangerシーケンスの前処理に使われる
  • マイコプラズマ試験、ウイルス安全性試験、細胞同一性試験に関係する
  • 磁気ビーズ法、スピンカラム法、カートリッジ法などがある
  • サンプル間ばらつきや作業者差を減らせる
  • 低〜中スループットから高スループットまで装置がある
  • GMP・品質試験ではコンタミ防止、記録、手順標準化が重要になる

使用方法

基本的には、サンプルを装置対応のチューブ、プレート、カートリッジにセットし、抽出プロトコルを選択して核酸を回収します。

1サンプルを採取する
2必要に応じて細胞溶解や前処理を行う
3抽出キット、磁気ビーズ、カートリッジなどを準備する
4サンプルを装置にセットする
5抽出プロトコルを選択する
6溶解、結合、洗浄、溶出を自動実行する
7DNAまたはRNAを回収する
8必要に応じて濃度・純度を確認する
9PCR、dPCR、NGS、Sanger、残存DNA試験などに使用する
実際の条件は、サンプル種、抽出対象、必要量、阻害物質、後続解析、スループット、GMP対応、キット適合性によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)