汚染確認・安全性評価

ウイルス安全性試験

ウイルス安全性試験は、細胞株、セルバンク、原材料、培養上清、中間体、最終製品などに、外来性ウイルスや潜在的なウイルス汚染がないかを確認するための試験です。in vitro/in vivo外来性ウイルス試験、種特異的ウイルスPCR、逆転写酵素活性試験、電子顕微鏡観察、NGSによる外来性ウイルス検出、ウイルスクリアランス試験などがあります。

外来性ウイルス試験ウイルスクリアランスセルバンク特性解析ICH Q5A
分類
汚染確認・安全性評価
主な用途
外来性ウイルス試験 / ウイルスクリアランス / セルバンク特性解析 / ICH Q5A
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / プラスミドDNA / mRNA-LNP / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / ワクチン / 低分子医薬品
代表メーカー
Charles River Laboratories・Eurofins BioPharma Product Testing・WuXi Biologics・SGS ほか計24社
関連キーワード
セルバンク / MCB/WCB / マイコプラズマ / 無菌試験 / エンドトキシン / 細胞同一性

用途・特徴

ウイルス安全性試験は、バイオ医薬品や細胞由来製品の安全性を確保するために実施されます。細胞株やセルバンクに外来性ウイルスが混入していないか、製造工程でウイルスが除去・不活化されるか、原材料や未精製バルクにウイルスリスクがないかを確認します。

Point
  • セルバンク、未精製バルク、原材料、製造工程サンプルの安全性確認に使われる
  • 外来性ウイルス、内在性ウイルス、種特異的ウイルスなどを評価する
  • in vitro試験、in vivo試験、PCR、NGS、TEMなど複数の方法がある
  • 抗体医薬、ADC、AAV、レンチウイルス、細胞治療で重要
  • GMP・規制対応では、ICH Q5Aなどの考え方が関係する
  • ウイルスクリアランス試験とは目的が異なるが、安全性戦略としてはセットで考える

使用方法

ウイルス安全性試験は、試験対象に応じて受託試験機関へサンプルを送付し、適切な試験法を選択して実施することが多いです。

1試験対象を決める(MCB/WCB/未精製バルク等)
2リスク評価を行う
3必要な試験法を選択する
4in vitro / in vivo / PCR / NGS / TEM 等を実施する
5結果を確認する
6規制対応・申請資料・品質保証に利用する
実際の条件は、細胞種、製造モダリティ、原材料、製造段階、規制要件、試験法、サンプル量、GMP対応、試験期間、外部委託先によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)