汚染確認・安全性評価

エンドトキシン試験

エンドトキシン試験は、医薬品、バイオ医薬品、原材料、工程液、最終製品などに含まれるエンドトキシン(グラム陰性菌由来のリポ多糖/LPS)を検出・定量するための試験です。微量でも発熱反応などの安全性リスクにつながるため、注射剤、バイオ医薬品、細胞治療製品、製造用水、バッファ、原材料などで管理対象になります。

発熱性物質管理LAL法組換えFactor C法出荷判定
分類
汚染確認・安全性評価
主な用途
発熱性物質管理 / LAL法 / 組換えFactor C法 / 出荷判定
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / mRNA-LNP / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / ワクチン / 低分子注射剤
代表メーカー
FUJIFILM Wako・Charles River・Lonza・Associates of Cape Cod ほか計21社
関連キーワード
セルバンク / MCB/WCB / 無菌試験 / マイコプラズマ / ウイルス安全性 / 製剤化

用途・特徴

エンドトキシン試験は、製品や工程サンプル中のエンドトキシン濃度を確認し、規格に適合しているかを判断するために使われます。バイオ医薬品では、製造に使う水、バッファ、培地、精製中間体、最終製品などが確認対象になります。

試験法としては、カブトガニ血球抽出物を用いるLAL法が広く使われてきました。近年は、動物由来原料を使わない組換えFactor C法や組換えカスケード試薬も利用されるようになっています。

Point
  • グラム陰性菌由来のエンドトキシンを検出・定量する試験
  • 注射剤、バイオ医薬品、細胞治療製品、医療機器で重要
  • LAL法、ゲル化法、比濁法、比色法、組換えFactor C法などがある
  • 原材料、製造用水、バッファ、工程液、最終製品で使われる
  • GMP品質試験では、試験法バリデーション、干渉確認、規格設定が重要
  • サンプルによって阻害・促進が起こるため、希釈条件や回収率確認が必要

使用方法

一般的には、試験対象サンプルを無菌的に採取し、目的に応じたエンドトキシン試験法を選択して測定します。

1サンプルを採取する
2必要に応じて希釈する
3試験法を選択する
4LAL試薬・組換え試薬・カートリッジ・装置を準備する
5標準曲線・陽性コントロールを設定する
6ゲル化・比濁・比色・蛍光・カートリッジ法で測定する
7エンドトキシン濃度を算出する
8規格適合・出荷判定・逸脱調査に利用する
実際の条件は、サンプルの種類、エンドトキシン規格、試験法、測定範囲、干渉の有無、希釈倍率、GMP対応、受託試験の有無によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)