汚染確認・安全性評価

マイコプラズマ試験

マイコプラズマ試験は、細胞培養においてマイコプラズマ汚染の有無を確認するための試験です。マイコプラズマは細菌よりも小さく、一般的な無菌試験では検出できない場合があります。培養細胞に感染すると、細胞増殖、代謝、遺伝子発現、タンパク質産生、品質評価結果などに影響することがあるため、細胞を扱う工程では重要な汚染確認項目になります。

汚染確認セルバンク品質試験PCR法培養法
分類
汚染確認・安全性評価
主な用途
汚染確認 / セルバンク品質試験 / PCR法 / 培養法
関連モダリティ
抗体医薬 / 二重特異性抗体 / Fc融合・組換えタンパク質 / ADC / AAV / レンチウイルス / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / ワクチン / mRNA医薬・LNP / 低分子医薬品
代表メーカー
Thermo Fisher Scientific / Applied Biosystems・Roche Diagnostics・Bio-Rad・QIAGEN ほか計39社
関連キーワード
セルバンク / MCB/WCB / 細胞株開発 / シードトレイン / 本培養 / リアルタイムPCR

用途・特徴

マイコプラズマ試験は、細胞培養の品質管理と安全性確保を目的として行われます。汚染は培地の濁りや細胞形態の変化だけでは気づきにくいため、PCR法、リアルタイムPCR法、培養法、DNA染色法、発光法、受託試験などを使い分けて確認します。

研究開発段階では迅速に確認できるPCR法や発光法が使われることが多く、GMP製造や規制対応では、薬局方やガイドラインに沿った試験法、バリデーション済みの迅速法、外部受託試験などが使われます。

Point
  • 細胞培養で重要な汚染確認項目の一つ
  • 一般的な無菌試験だけでは検出できない場合がある
  • 細胞増殖、代謝、遺伝子発現、タンパク質産生に影響する可能性がある
  • セルバンク作製時の品質試験として重要
  • PCR法、培養法、DNA染色法、発光法、受託試験などがある
  • GMP製造では、規制対応やバリデーションが重要になる

使用方法

一般的には、細胞培養上清や細胞懸濁液を採取し、目的に応じた試験法でマイコプラズマ汚染の有無を確認します。

1培養細胞・培養上清を採取する
2必要に応じて前処理を行う
3試験法を選択する(PCR/培養/染色/発光)
4検出キット・試薬・装置・受託を利用する
5マイコプラズマ汚染の有無を判定する
6セルバンク・工程の品質確認に利用する
実際の条件は、試験法、細胞種、サンプル量、測定目的、GMP対応の要否、バリデーション要件、試験頻度、外部委託の有無によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)