製品ガイド ・ 凍結保存

クライオバイアル・凍結容器

クライオバイアルは、細胞や菌株を凍結保存するためのねじ口つき小型容器です。気相・液相の液体窒素(-196℃)やディープフリーザーでの保管に耐える材質・形状でつくられ、無菌・既知組成で内容物を長期に保護します。

主な用途
セルバンク・-196℃・2Dバーコード・トレーサビリティ
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クライオバイアル・凍結容器(掲載内容の修正)

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掲載メーカー7社Thermo Fisher Scientific / Nunc・Corning・Greiner Bio-One ほか
掲載製品7製品2つの種類に分けて掲載
使う工程8工程細胞株開発・クローン選抜・MCB/WCB作製・保管・研究用セルストック
関連モダリティ6種抗体医薬・細胞治療・iPS・幹細胞

要点

メーカーと製品

7社・7製品
クライオバイアル・凍結容器4製品
Thermo Fisher Scientific / NuncNunc CryoTube / Biobanking and Cell Culture Cryogenic Tubes内ねじ・外ねじを揃えたクライオバイアル。気相液体窒素や機械式凍結に対応し、セルバンク・研究用途で広く使われる。公式サイト
CorningInternal / External Thread Cryogenic Vialsポリプロピレン製で-196℃に耐えるクライオジェニックバイアル。内ねじ・外ねじ、円錐底/丸底、バーコード付き製品を展開。公式サイト
Greiner Bio-OneCRYO.S / CRYO.S Biobank TubesUSP Class VI医療グレードPP製で-196℃対応。内ねじ・外ねじ、2Dコード付きバイオバンク向けタイプもある凍結チューブ。公式サイト
SarstedtCryoPure Tubes(QuickSeal)高透明PP製の凍結チューブ。QuickSealねじキャップ、無菌・非発熱性などを備え、1.2〜5mLの容量を展開。公式サイト
2Dバーコード・自動管理対応容器3製品
Azenta Life SciencesFluidX 2D-Coded Sample Storage Tubes底面2Dコードで生涯トレーサビリティを確保するサンプル保存チューブ。自動バーコード読取・キャッピング・検体管理と連携する。公式サイト
EppendorfCryoStorage Vials(barcoded / 2D SafeCode)1D・クリアコード・2Dデータマトリクスの3層コードを備えるクライオバイアル。ラック封入・自動デキャッパー対応で検体管理に使われる。公式サイト
Thermo Fisher Scientific / MatrixMatrix 2D Barcoded Storage Tubes底面2Dバーコードを備えるストレージチューブ。気相液体窒素やディープフリーザー保管、自動ストアと組み合わせて使われる。公式サイト

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用途・特徴

研究用のセルストックからMCB/WCBの実保管まで、凍結保存の最小単位として使われます。

クライオバイアルは、回収した細胞を凍結保存液とともに分注し、凍結・極低温保管するための容器です。多くはポリプロピレン製で、キャップにねじとOリング(またはシリコンガスケット)を備え、長期保管中の漏れや乾燥、クロスコンタミネーションを抑えます。ねじの方式には、ねじが管口の内側にある内ねじ(インターナルスレッド)と、キャップが管口を覆う外ねじ(エクスターナルスレッド)があります。

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保管環境への適性が選定の起点になります。液相の液体窒素に直接浸けるとバイアル内に窒素が侵入し、解凍時に破裂する事故につながるため、液相浸漬は避け、気相保管や、外ねじ+シール処理での運用が推奨される場面が多くなります。バイアル底や側面の2Dバーコード(データマトリクス)は、検体IDとロット・由来・保管位置を紐づけ、セルバンクのトレーサビリティと自動ピッキングを支えます。

セルバンク用途では、材質規格(USP Class VI、動物由来成分フリー)、滅菌・無菌、ロット管理、CoAなどのドキュメント、自動分注・自動キャッパー対応が重要になります。研究用と、MCB/WCBや細胞治療の実保管とでは、要求レベルが大きく異なります。

使用方法

基本的には、凍結保存液と混合した細胞懸濁液をクライオバイアルに分注し、ラベル・コードで識別したうえで制御凍結し、液体窒素環境へ移管して長期保管します。

1細胞を回収し、細胞数・生存率を確認する
2凍結保存液と混合し細胞濃度を調整する
3バイアルにラベル・2Dバーコードを割り当てる
4規定量を各バイアルへ分注する
5キャップを規定トルクで確実に締める
6プログラムフリーザー等で制御凍結する
7液体窒素タンクの気相へ移管・保管する
8保管位置・本数を在庫管理システムに記録する
9必要時に取り出し、急速解凍して使用する
実際の条件は、細胞種、凍結保存液、細胞濃度、分注量、ねじ方式、気相/液相の別、滅菌・GMP要件、自動化の有無、解凍後の使用目的によって変わります。液相浸漬は破裂・汚染リスクがあるため、容器の対応可否を確認してください。

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掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)