凍結保存

液体窒素保存タンク

液体窒素保存タンクは、細胞、セルバンク、組織、ウイルスシード、細胞治療製品などを極低温で長期保存するための設備です。抗体医薬では選抜したCHO細胞をMCB/WCBとして凍結保存し、必要時に融解してシードトレインへつなぐため、セルバンク運用の中心となる装置です。

極低温保存MCB/WCB長期保存気相保存バイオバンク
分類
凍結保存
主な用途
極低温保存 / MCB/WCB長期保存 / 気相保存 / バイオバンク
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / ワクチン / プラスミドDNA / 低分子医薬品
代表メーカー
MVE Biological Solutions / Chart Industries・Thermo Fisher Scientific・IC Biomedical・Cryopal ほか計23社
関連キーワード
セルバンク / MCB/WCB / プログラムフリーザー / 凍結保存液 / シードトレイン / 細胞治療

用途・特徴

液体窒素保存タンクは、凍結した細胞や生体試料を長期間安定して保存するために使われます。一般的には液体窒素の気相または液相を利用し、-150℃以下の極低温環境でサンプルを保管します。

細胞をこの温度域で保存することで、代謝や劣化を大きく抑え、長期にわたり同じ細胞を再利用できるようにします。

Point
  • MCB/WCBなどのセルバンクを長期保存する
  • -150℃以下の極低温環境で細胞を保存する
  • 液相保存と気相保存がある
  • サンプルの保管位置管理、温度監視、アラームが重要
  • GMP製造ではトレーサビリティ、記録、バックアップ保管が重要
  • LN2を使わない機械式-150℃フリーザーも代替候補になる

使用方法

基本的には、プログラムフリーザーなどで凍結したサンプルを、液体窒素保存タンクへ移管して長期保管します。

1凍結したサンプルを準備する
2液体窒素保存タンクへ移管する
3保管位置を記録する
4温度・液体窒素レベルを監視する
5必要時に取り出して融解する
6シードトレイン・製造・品質試験に使用する
実際の運用条件は、保存対象、容器形状、保管本数、気相・液相、GMP対応、サンプル管理システム、温度モニタリング、バックアップタンクの有無によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)