細胞株開発・クローン選抜
候補クローンの一時保存や拡大前の保存に使われる。
- 候補保存
プログラムフリーザーは、細胞や細胞製品を一定の冷却速度で凍結するための装置です。急冷しすぎると細胞内氷晶が、遅すぎると脱水ストレスが問題になるため、セルバンク作製や細胞治療製品の凍結では、凍結プロファイルを制御できるプログラムフリーザーが使われます。
プログラムフリーザーは、細胞を再現性よく凍結保存するために使われます。凍結速度、温度プロファイル、保持時間、終了温度などを制御し、生存率や解凍後の回復性を安定させることが目的です。
セルバンク用途では、選抜した細胞株をMCBやWCBとして凍結保存する際に使われます。細胞治療やiPS細胞では、製造中間体や最終製品の凍結にも関係します。
基本的には、凍結対象の細胞を凍結保存液と混合し、バイアルやバッグに分注して、設定した凍結プロファイルで冷却します。
簡易凍結容器や-80℃フリーザーとは、管理できる範囲が異なります。
研究段階では簡易凍結容器で十分な場合もありますが、セルバンクやGMP製造では、凍結プロセスの再現性と記録性が重要になるため、プログラムフリーザーが選択されます。
容器設計に依存
温度プロファイルを制御できる
フリーザー環境に影響される
条件を記録・再現しやすい
限定的
温度ログ、プロファイル記録が可能
限定的
IQ/OQ、監査証跡、記録管理に対応する機種がある
初期研究、小規模保存
セルバンク、細胞治療、GMP製造
| 方式 | 内容 | 向く用途 |
|---|---|---|
| 液体窒素式 | 液体窒素を利用して冷却する方式 | 大容量凍結、従来型セルバンク、細胞治療製品 |
| 液体窒素不要タイプ | 電気式・機械式冷却などで制御凍結する方式 | GMP製造、施設運用簡略化、クリーンルーム内運用 |
| バイアル対応型 | クライオバイアルを多数凍結するタイプ | MCB/WCB作製、研究・開発 |
| バッグ対応型 | クライオバッグや細胞治療用バッグを凍結するタイプ | 細胞治療、再生医療、臨床製造 |
| 小型卓上型 | 少量サンプル向けのコンパクトタイプ | 研究、プロセス開発、小規模セルバンク |
| GMP対応型 | 記録、監査証跡、権限管理、バリデーションに対応するタイプ | 治験製造、商用製造、品質保証 |
プログラムフリーザーは、細胞を凍結保存する工程で使われます。
候補クローンの一時保存や拡大前の保存に使われる。
MCB、WCB作製時の制御凍結に使われる。
凍結条件、保存液、解凍後回復性の検討に使われる。
中間細胞、最終製品、原料細胞の凍結保存に使われる。
iPS細胞、分化細胞、幹細胞由来製品の凍結保存に使われる。
製造用細胞、細胞製品、品質管理用サンプルの凍結に使われる。
プログラムフリーザーは、細胞を凍結保存するモダリティーで広く使われます。