製品ガイド ・ 融解・回復培養

解凍装置

解凍装置は、凍結保存された細胞、セルバンク、細胞治療製品、クライオバイアル、クライオバッグなどを、再現性よく短時間で解凍するための装置です。

主な用途
WCB融解・細胞治療製品の解凍・ドライ式・回復培養
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解凍装置(掲載内容の修正)

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掲載メーカー29社Cytiva・BioLife Solutions・WakenBtech / BioLife Solutions ほか
掲載製品35製品5つの種類に分けて掲載
使う工程9工程セルバンク・シードトレイン・融解・回復培養
関連モダリティ12種抗体医薬・ADC・二重特異性抗体

要点

メーカーと製品

29社・35製品
ドライ式・自動細胞融解装置7製品
CytivaVIA Thaw CB1000クライオバッグ向けのドライ式自動解凍装置。細胞治療製品や凍結細胞製品の標準化された融解に使われる。公式サイト
CytivaVIA Thaw L1000クライオバッグ中の細胞製品を制御・一貫性ある条件で融解する自動ドライ式解凍装置。研究・製造用途で使われる。公式サイト
BioLife SolutionsThawSTAR CFT2 Automated Thawing System1.5〜2.0 mLクライオバイアル向けのウォーターフリー自動細胞融解装置。細胞治療用バイアルや研究用凍結細胞の標準化解凍に使われる。公式サイト
BioLife SolutionsThawSTAR CFT1.51.5 mLクライオバイアル向けの自動解凍システム。CFT2と同様にウォーターバスを置き換える用途で使われる。公式サイト
WakenBtech / BioLife SolutionsThawSTAR 凍結細胞融解ステーションCFT2・CFT1.5などのラインアップを持つ凍結細胞融解ステーション。ウォーターフリーでクライオチューブを標準化解凍する。公式サイト
STEMCELL Technologies / BioLife SolutionsThawSTAR CFT2 Automated Thawing System細胞融解を標準化し、ウォーターバスベースの方法を置き換える装置。PBMC、hPSCなどの凍結細胞融解で紹介されている。公式サイト
BioLife Solutions / Aseptic TechnologiesThawSTAR AT SeriesAT-Closed Vial技術と組み合わせた閉鎖系バイアル向け融解システム。細胞治療ワークフローでの標準化解凍に関係する。公式サイト
バッグ対応・細胞治療向け解凍装置6製品
Barkeyplasmatherm C&G細胞・遺伝子治療向けの解凍・加温装置。容器に依存しにくい設計で、starting materials、QC samples、drug productsなどの標準化された融解に使われる。公式サイト
残りの27製品を見る
Barkey / plasmathermplasmatherm V血漿、血液製品、幹細胞などの解凍・加温に使われる装置。閉鎖水回路により、サンプルが水と直接接触しない構造。公式サイト
SartoriusCelsius S3 Benchtop SystemCelsius Paksと組み合わせて、小スケールの凍結融解条件検討に使うベンチトップシステム。30〜100 mLバッグでのfreeze/thaw characterizationに対応する。公式サイト
SartoriusCelsius FFT / CFT Freeze-Thaw Platformsバイオ医薬品原薬やプロセス液の凍結融解プロセス検討・スケールアップに関係するプラットフォーム。公式サイト
Helmer ScientificPlasma Thawing Systems主に血漿製品向けの解凍システム。細胞治療用途では製品適合性を確認して使い分ける。公式サイト
Boekel ScientificPlasma Thawer / Blood Bank Equipment血液・血漿解凍向けの装置。細胞製品とは用途が異なるため、GMP細胞用途では適合性確認が必要。公式サイト
ウォーターバス・恒温槽6製品
Thermo Fisher ScientificPrecision Water Baths研究室向けウォーターバス。凍結細胞の手動融解、試薬加温、一般的な温度管理に使われる。公式サイト
JULABOWater Baths / Heating Circulators研究・分析用途のウォーターバス、恒温循環槽を展開。温度制御が必要な加温用途で使われる。公式サイト
PolyScienceGeneral Purpose Water Baths研究室向けウォーターバス。細胞融解やサンプル加温、一般的なラボ用途で使われる。公式サイト
Yamato Scientificウォーターバス / 恒温水槽国内で広く使われる恒温水槽。研究用細胞融解や温度管理用途で使われる。公式サイト
Thomas ScientificWater Bathsラボ向けウォーターバスを展開。研究用途のサンプル加温に使われる。公式サイト
Grant InstrumentsWater Bathsラボ向け恒温水槽、加温装置を展開。研究・検査用途で使われる。公式サイト
解凍・融解ワークフロー関連製品10製品
BioLife SolutionsCryoStor CS10 / CS5 / CS2細胞凍結保存液。ThawSTARなどの解凍ワークフローと組み合わせて、凍結・融解後の細胞回復性を評価する。公式サイト
STEMCELL TechnologiesCryoStor Freezing Media凍結保存液。細胞治療、幹細胞、研究用細胞の凍結・融解ワークフローで使われる。公式サイト
OriGen BiomedicalCryoStore Bags細胞治療や血液・細胞製品の凍結保存に使われるクライオバッグ。バッグ対応解凍装置と組み合わせる。公式サイト
Charter MedicalCryogenic Storage Bags細胞治療、バイオプロセス、血液関連の凍結保存バッグ。解凍装置との容器適合性確認が重要。公式サイト
Miltenyi BiotecCryoMACS Freezing Bags細胞治療や細胞処理ワークフローで使われる凍結バッグ。公式サイト
Thermo Fisher Scientific / NuncCryoTube Vials細胞保存用クライオバイアル。バイアル対応解凍装置やウォーターバスで融解する。公式サイト
CorningCryogenic Vials細胞保存用クライオバイアル。研究・開発・セルバンク用途で使われる。公式サイト
Beckman Coulter Life SciencesVi-CELL BLU / Vi-CELL XR解凍後の細胞数・生存率確認に使われる自動セルカウンター。公式サイト
Logos BiosystemsLUNA-FX7 / LUNAシリーズ解凍後の細胞数・生存率確認に使われる自動セルカウンター。公式サイト
Thermo Fisher ScientificCountess 3 Automated Cell Counter解凍後細胞の生存率・細胞数確認に使われる自動セルカウンター。公式サイト
受託サービス・細胞処理支援6製品
BioLife SolutionsBiopreservation / Cold Chain Services凍結保存液、凍結融解、低温物流、細胞・遺伝子治療向けコールドチェーン関連サービスを展開。公式サイト
Cryoport SystemsCryogenic Logistics / Storage細胞・遺伝子治療、バイオ医薬品向けの極低温輸送、保管、ロジスティクスサービス。公式サイト
Azenta Life SciencesBioRepository Services生体試料、細胞、臨床サンプルなどの長期保管・サンプル管理サービス。凍結保管と出庫に関係する。公式サイト
Cell&Co BioServicesBiorepository / Cryostorage Servicesバイオサンプル、細胞、研究用試料の保管・管理サービス。公式サイト
Minaris Advanced TherapiesCell Therapy CDMO Services細胞治療製造、凍結保存、細胞製品取扱いに関係するCDMOサービス。公式サイト
Charles RiverCell and Gene Therapy Services細胞・遺伝子治療の開発、製造、品質試験に関係するサービス。公式サイト

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用途・特徴

細胞は凍結保存中は代謝がほぼ停止していますが、解凍時には急激な温度変化、DMSO曝露、浸透圧変化、局所的な過熱や解凍ムラによってダメージを受けることがあります。WCBの融解、シードトレイン開始、細胞治療製品の使用前融解、iPS細胞や幹細胞の回復培養では、解凍条件の再現性が重要になります。

解凍装置は、凍結細胞を一定条件で解凍し、解凍後の細胞生存率、回復性、機能、工程再現性を安定させるために使われます。シードトレインでは、WCBを融解して回復培養へ進めます。このとき、解凍が遅すぎるとDMSO曝露時間が長くなり、細胞に悪影響を与えることがあります。一方で、解凍ムラや過熱が起きると、細胞回復性がばらつく可能性があります。

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従来は37℃ウォーターバスを使って手作業で解凍することが多くありました。一方、近年はウォーターフリーのドライ式解凍装置、クライオバッグ対応の自動融解装置、細胞治療向けの標準化解凍システムなどが使われるようになっています。

使用方法

基本的には、液体窒素保存タンクや-80℃フリーザーから凍結サンプルを取り出し、解凍装置へセットして指定条件で融解します。

1凍結細胞を保管庫から取り出す
2サンプル情報を確認する
3クライオバイアルまたはクライオバッグを解凍装置にセットする
4解凍プログラムを選択する
5装置が温度・時間・接触状態を制御して融解する
6解凍完了後、すぐに次工程へ移す
7必要に応じて培地で希釈・洗浄する
8細胞数・生存率を確認する
9回復培養、シードトレイン、細胞加工、投与準備へ進める
実際の条件は、細胞種、凍結容器、凍結保存液、DMSO濃度、細胞濃度、解凍後の操作、GMP対応、細胞治療製品か研究用細胞かによって変わります。

関連製品

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)