候補クローンの拡大培養

シェイクフラスコ

シェイクフラスコは、細胞懸濁液をフラスコに入れ、シェーカーで振とうしながら培養するための培養容器です。CHO細胞などの浮遊培養で、細胞の増殖性、抗体産生量、培養状態を確認します。導入しやすく、複数クローンを並行して培養しやすい基本的な培養ツールです。

浮遊培養候補クローン拡大並行培養上清取得
分類
候補クローンの拡大培養
主な用途
浮遊培養 / 候補クローン拡大 / 並行培養 / 上清取得
関連モダリティ
抗体医薬 / 二重特異性抗体 / Fc融合・組換えタンパク質 / ウイルスベクター / ワクチン / 細胞治療・再生医療 / mRNA医薬・LNP / 低分子医薬品
代表メーカー
Corning・Thermo Fisher Scientific / Nalgene・Thomson Instrument Company・DWK Life Sciences / DURAN ほか計7社
関連キーワード
シェイクフラスコ / 小型バイオリアクター / 並列培養 / 拡大培養 / 産生量スクリーニング / セルカウンター

用途・特徴

シェイクフラスコは、候補クローンを小スケールで拡大し、増殖性や産生性を確認するために使われます。

細胞株開発では、単一細胞由来クローンをプレートから増やし、一定量の培養上清を得ることで、ELISA、BLI、Protein A HPLC、SEC-HPLCなどの追加評価へ進めます。

Point
  • CHO細胞やHEK293細胞などの浮遊培養に使われる
  • 多数の候補を比較的低コストで並行培養できる
  • 培養上清を取得し、産生量や品質評価につなげられる
  • pH、DO、フィード制御などは基本的に手動・間接的な管理になる

使用方法

基本的には、細胞懸濁液を目的の接種密度に調整し、培地とともにシェイクフラスコへ移して、CO2シェーカーで振とう培養します。

1候補クローンを回収する
2細胞数・生存率を確認する
3接種密度を調整する
4培地と細胞をフラスコへ入れる
5CO2シェーカーで振とう培養
6一定間隔でサンプリングする
7細胞数・代謝物を確認する
8培養上清を回収する
9産生量・品質評価へ進める
実際の条件は、フラスコ容量、液量、振とう速度、振とう径、CO2濃度、培地組成、フィード条件、細胞株、サンプリング頻度によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)