製品ガイド ・ 段階的な拡大培養

小型培養バッグ

小型培養バッグは、細胞をシングルユースのバッグ内で培養するための容器です。Tフラスコや培養プレートが静置培養の基本容器であるのに対し、小型培養バッグは、より閉鎖系に近い形で細胞を培養・拡大するために使われます。

主な用途
シングルユース・閉鎖系拡大・ロッキング培養・細胞治療
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小型培養バッグ(掲載内容の修正)

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掲載メーカー25社Cytiva・Sartorius・Thermo Fisher Scientific ほか
掲載製品46製品6つの種類に分けて掲載
使う工程11工程細胞株開発・クローン選抜・セルバンク・融解・回復培養
関連モダリティ13種抗体医薬・ADC・二重特異性抗体

要点

メーカーと製品

25社・46製品
ロッキング培養バッグ8製品
CytivaCellbag Bioreactor ContainersWAVE Bioreactor用の滅菌済みシングルユース培養バッグ。動物細胞培養向けに、非侵襲的な混合を行う培養チャンバーとして使われる。公式サイト
CytivaWAVE CELLBAG滅菌済みディスポーザブル培養チャンバー。サンプリングや通気に必要な各種ポートを備え、cGMP要求事項に対応する構成が案内されている。公式サイト
SartoriusFlexsafe RM BagsBiostat RM用のロッキングモーション培養バッグ。1 L〜200 Lのサイズ展開があり、低せん断の細胞培養に使われる。公式サイト
SartoriusFlexsafe RM Basic Bagsシードトレインやロッキングモーション培養向けのシングルユースバッグ。小容量から大容量まで段階拡大に使われる。公式サイト
SartoriusBiostat RM / Flexsafe RM PlatformFlexsafe RMバッグと組み合わせて使うロッキングモーション型シングルユースバイオリアクター。シードトレインや細胞培養に使われる。公式サイト
Thermo Fisher ScientificHyPerforma Rocker Bioreactor Bagsロッキングモーション型シングルユースバイオリアクター向けバッグ。浮遊細胞やウイルスベクター製造細胞の培養に関係する。公式サイト
MeissnerOne-Touch 2D / Biocontainer Systemsバイオプロセス向けシングルユースバッグ。培養、保管、移送用途で構成検討される場合がある。公式サイト
MerckMobius Single-use Bagsバイオプロセス向けのシングルユースバッグ。液体処理、保管、工程接続で使われる。培養用途では適合性確認が必要。公式サイト
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ガス透過性・細胞治療向け培養バッグ8製品
Miltenyi BiotecMACS GMP Cell Expansion Bagsガス透過性で透明な細胞拡大培養バッグ。3つのコンパートメントを持ち、培養量を段階的に拡大できる。公式サイト
Miltenyi BiotecMACS GMP Cell Differentiation Bagsガス透過性で透明な細胞分化用バッグ。100 mL、250 mL、500 mL、1000 mL、3000 mLの培養量に対応する。公式サイト
Miltenyi BiotecMACS GMP Cell Culture Bags細胞培養・拡大・分化に使われるMACS GMPバッグ製品群。細胞治療製造ワークフローで使われる。公式サイト
Saint-GobainVueLife Cell Culture Bagsガス透過性フィルムを用いた細胞培養バッグ。細胞治療、免疫細胞培養、閉鎖系培養で使われる。公式サイト
OriGen BiomedicalPermaLife Cell Culture Bagsガス透過性の細胞培養バッグ。細胞治療や細胞加工用途で使われる。公式サイト
Charter MedicalCell Therapy Bags / Cell Culture Bags細胞治療・血液細胞処理向けバッグを展開。培養、凍結、移送、細胞処理ワークフローで使われる。公式サイト
Fresenius KabiCell Culture / Cell Processing Bags細胞処理・細胞治療ワークフロー向けのバッグ製品群。閉鎖系処理や培養工程で比較候補になる。公式サイト
Terumo BCTCell Processing Sets / Bags細胞処理や細胞治療製造に使われるバッグ・チューブセット。培養バッグ単体ではなくワークフローとして使われる。公式サイト
小型培養バッグ用装置・ロッキング装置8製品
CytivaReadyToProcess WAVE 25Cellbagと組み合わせるロッキングモーション型のシングルユース培養システム。研究・開発・シードトレインで使われる。公式サイト
SartoriusBiostat RMFlexsafe RMバッグと組み合わせるロッキングモーション型バイオリアクター。低せん断の細胞培養やシードトレインに使われる。公式サイト
Thermo Fisher ScientificHyPerforma Rocker Bioreactorロッキングモーション型のシングルユースバイオリアクター。浮遊細胞培養や小型拡大で使われる。公式サイト
EppendorfCellXpert CO2 Incubatorsガス透過性培養バッグや小型培養容器をCO2環境で培養する際に使われる。公式サイト
Thermo Fisher ScientificHeracell VIOS CO2 Incubators静置培養バッグや細胞培養バッグをCO2環境で培養する際に使われる。公式サイト
PHCbiCO2 Incubators細胞治療向け培養バッグや静置培養バッグを一定CO2環境で培養する際に使われる。公式サイト
Miltenyi BiotecCliniMACS Prodigy細胞分離、活性化、培養、洗浄、製剤化などを統合する自動細胞処理装置。バッグ培養ワークフローと関係する。公式サイト
CytivaXuri Cell Expansion System W25細胞治療や細胞拡大向けのロッキング型培養システム。バッグベースの細胞拡大に使われる。公式サイト
バッグ接続・無菌接続関連7製品
CytivaReadyMate Disposable Aseptic Connectorsシングルユースバッグやチューブの無菌接続に使われるコネクター。培養バッグの接続ワークフローに関係する。公式サイト
SartoriusOpta SFT Aseptic Connectorsシングルユース流路の無菌接続に使われるコネクター。バッグ間接続や培地移送で使われる。公式サイト
CPC / Colder Products CompanyAseptiQuik Connectorsシングルユース製造や細胞処理ワークフローの無菌接続に使われるコネクター。公式サイト
Terumo BCTTSCD Sterile Tubing Welderチューブの無菌接続に使われるチューブウェルダー。細胞治療や閉鎖系バッグワークフローで使われる。公式サイト
SartoriusBioWelder / BioSealerシングルユースチューブの溶着・シールに使われる装置。バッグ培養、培地移送、サンプリングで関係する。公式サイト
CytivaSefia ReadySelect / Single-use Tubing Sets細胞処理・バッグワークフローに使われるチューブセットやシングルユース流路。公式サイト
Saint-GobainC-Flex Tubingバイオプロセスや細胞処理で使われるチューブ。バッグ接続や無菌接続ワークフローで使われる。公式サイト
関連装置・周辺製品9製品
Beckman Coulter Life SciencesVi-CELL BLU / Vi-CELL XRバッグ培養中の細胞数・生存率確認に使われる自動セルカウンター。公式サイト
Logos BiosystemsLUNA-FX7 / LUNAシリーズ細胞数・生存率確認に使われる自動セルカウンター。細胞治療や培養バッグ工程にも関係する。公式サイト
Nova BiomedicalBioProfile FLEX / FLEX2グルコース、乳酸、グルタミン、グルタミン酸、電解質などの培地成分確認に使われるバイオプロセス分析計。公式サイト
Roche CustomBiotechCedex / Cedex Bio / Cedex HiRes細胞数、生存率、培地成分、代謝指標の確認に使われる分析装置。公式サイト
Thermo Fisher Scientific / GibcoCell Culture Media and SupplementsCHO、HEK293、T細胞、幹細胞などの培地・サプリメント。小型培養バッグでの培養条件検討に使われる。公式サイト
FUJIFILM BiosciencesCell Culture Mediaバイオプロセス、細胞治療、幹細胞、ウイルスベクター向け培地製品。公式サイト
Advanced InstrumentsOsmoTECH Osmometers培地や工程液の浸透圧確認に使われる浸透圧計。バッグ培養の培地管理に関係する。公式サイト
VaisalaviewLinc Monitoring SystemCO2インキュベーターや保管環境の温度・湿度モニタリングに使われるシステム。公式サイト
T&Dおんどとり / WebStorage Service温度・湿度などの記録に使われるロガー・クラウドサービス。公式サイト
受託・開発支援サービス6製品
CytivaCell Culture and Bioprocess SupportWAVE/Cellbagを含む細胞培養・バイオプロセス関連の技術支援、装置・バッグ選定支援に関係する。公式サイト
SartoriusBioprocess Development SupportFlexsafe RM、Biostat RM、シングルユース培養関連のプロセス開発支援に関係する。公式サイト
Thermo Fisher ScientificCell Culture / CTS Support細胞培養、細胞治療、培地、シングルユース関連の技術支援・製品群。公式サイト
Miltenyi BiotecCell Manufacturing Platform SupportCliniMACS、MACS GMPバッグ、細胞処理・培養ワークフローに関係する支援。公式サイト
Charles RiverCell and Gene Therapy Services細胞・遺伝子治療の開発、製造、品質試験に関係するサービス。バッグ培養工程の検討にも関連する。公式サイト
Minaris Advanced TherapiesCell Therapy CDMO Services細胞治療製造、培養、凍結保存、細胞処理に関係するCDMOサービス。公式サイト

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用途・特徴

バッグの種類によって、ロッキングモーションで混合するタイプ、ガス透過性フィルムを使って静置培養するタイプ、細胞治療向けに閉鎖系操作を意識したタイプなどがあります。

小型培養バッグは、細胞をバッグ内で培養し、開放操作を減らしながら段階的に拡大するために使われます。ロッキングバッグは、バッグを揺らすことで培地を混合し、酸素移動や栄養供給を改善します。浮遊CHO細胞、HEK293細胞、昆虫細胞、ワクチン用細胞などの培養に使われることがあります。

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ガス透過性の静置培養バッグは、T細胞、NK細胞、MSC、幹細胞などの細胞治療関連で使われることがあります。培養面積、ガス交換、細胞密度、バッグ形状、ポート構成によって使い勝手が変わります。

使用方法

基本的には、培地と細胞懸濁液をバッグへ無菌的に充填し、静置またはロッキング条件で培養します。

1培養バッグを準備する
2培地をバッグに充填する
3必要に応じてバッグ内を平衡化する
4細胞懸濁液を接種する
5ポートやチューブを閉鎖・接続する
6CO2インキュベーター、ロッキング装置、専用培養装置へセットする
7静置またはロッキング条件で培養する
8必要に応じてサンプリング、培地追加、フィード、培地交換を行う
9細胞数、生存率、代謝、pH、浸透圧などを確認する
10次のバッグ、小型バイオリアクター、本培養、細胞処理工程へ移行する
実際の条件は、細胞種、バッグ形状、培地量、細胞密度、ガス交換、CO2環境、ロッキング条件、閉鎖系接続、GMP要件によって変わります。

関連製品

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)