凍結保存

凍結保存液

凍結保存液は、細胞を凍結保存する際に、凍結・融解によるダメージを抑えるために使われる保存液です。DMSOなどの凍結保護剤を含み、氷晶形成や浸透圧変化、脱水ストレスから細胞を守り、低温環境で保存しやすい状態にします。

凍結保護DMSO血清フリー細胞治療
分類
凍結保存
主な用途
凍結保護 / DMSO / 血清フリー / 細胞治療
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / ワクチン / プラスミドDNA / 低分子医薬品
代表メーカー
BioLife Solutions・STEMCELL Technologies・Thermo Fisher Scientific / Gibco・FUJIFILM Irvine Scientific ほか計20社
関連キーワード
セルバンク / MCB/WCB / プログラムフリーザー / 液体窒素保存タンク / シードトレイン / 細胞治療

用途・特徴

凍結保存液は、細胞の凍結保存時に生存率や解凍後の回復性を維持するために使われます。一般的にはDMSOを含む保存液が広く使われ、GMP製造や細胞治療用途では、血清フリー、動物由来成分フリー、既知組成、GMPグレードなどが選定ポイントになります。

セルバンク用途では、凍結前の細胞状態、DMSO濃度、冷却速度、保存容器、液体窒素保存条件が、解凍後の生存率や立ち上がりに影響します。

Point
  • 細胞を凍結・融解ダメージから守るために使われる
  • MCB/WCB作製時の細胞凍結に使われる
  • DMSO含有タイプ、DMSOフリータイプがある
  • 血清フリー、動物由来成分フリー、既知組成タイプが選ばれることがある
  • 細胞治療・再生医療ではGMPグレードや原料規格が重要
  • 解凍後の生存率、回復性、機能維持が重要な評価項目になる

使用方法

基本的には、回収した細胞を適切な濃度に調整し、凍結保存液と混合したうえで、クライオバイアルやクライオバッグに分注します。

1細胞を回収し、細胞数・生存率を確認する
2必要な細胞濃度に調整する
3凍結保存液と混合する
4クライオバイアル/バッグに分注する
5プログラムフリーザー等で凍結する
6液体窒素保存タンクへ移管する
7必要時に解凍して使用する
実際の条件は、細胞種、DMSO濃度、血清有無、保存液組成、細胞濃度、凍結速度、容器形状、GMP対応、解凍後の使用目的によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)