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セルカウンター

セルカウンターは、細胞懸濁液中の細胞数や生存率を測定するための装置です。手動の血球計算盤によるカウントに加えて、トリパンブルー染色、蛍光染色、画像解析などを使った自動セルカウンターが広く使われます。

細胞数測定生存率測定培養管理継代判断

用途・特徴

セルカウンターは、細胞数と生存率を確認し、細胞の状態を数値として把握するために使われます。

Point
  • 細胞数と生存率を短時間で確認できる
  • トリパンブルー法や蛍光染色法に対応する装置がある
  • CHO細胞、HEK293細胞、免疫細胞、幹細胞など幅広い細胞で使われる

使用方法

基本的には、細胞懸濁液をよく混合し、必要に応じて染色試薬と混ぜて、専用スライドや測定容器にセットします。

1細胞懸濁液を準備する
2細胞をよく混合する
3必要に応じて染色する
4スライド・容器に入れる
5装置にセットする
6細胞数・生存率を測定する
7結果を確認する
8播種・継代条件の判断に使う
実際の条件は、細胞種、凝集の有無、細胞サイズ、染色方法、サンプル濃度、測定レンジ、データインテグリティ対応の有無によって変わります。

ATPアッセイとの違いは?

セルカウンターは細胞数・生死細胞・生存率を直接確認しやすく継代や培養管理に向き、ATPアッセイは多検体をまとめて測定しやすく毒性評価や細胞増殖アッセイに向きます。

主な対象

細胞内ATP量

細胞そのもの

判断しているもの

代謝的に活性な細胞量

細胞数、生細胞数、死細胞数、生存率

生死判定

ATP量をもとに生細胞量を推定する

トリパンブルーや蛍光染色で生細胞・死細胞を分ける

出力

発光値、相対生存率、相対細胞量

総細胞数、生細胞数、死細胞数、生存率

強み

多検体・高スループット測定に向く

実際の細胞数と生死細胞を確認しやすい

注意点

細胞数低下と代謝低下を区別しにくい

凝集、デブリ、染色条件に影響される

主な用途

毒性試験、増殖アッセイ、薬剤応答評価

継代、播種、接種密度、培養管理

セルカウンターは「細胞を数える方法」、ATPアッセイは「細胞の代謝活性を測る方法」と考えるとわかりやすくなります。

使用される工程

セルカウンターは、細胞を扱う多くの工程で使われます。

細胞株開発・クローン選抜

候補細胞や候補クローンの増殖状態、生存率確認に使われます。

主な用途
  • 増殖状態確認
  • 生存率確認
  • 候補比較

単一細胞化・ウェル播種

播種前の細胞濃度確認に使われます。

主な用途
  • 播種前濃度確認
  • 希釈調整
  • 播種準備

候補クローンの拡大培養

継代タイミングや拡大培養の可否判断に使われます。

主な用途
  • 継代タイミング
  • 拡大可否判断
  • 増殖確認

セルバンク

凍結前後の細胞数・生存率確認に使われます。

主な用途
  • 凍結前確認
  • 解凍後確認
  • 生存率

シードトレイン

接種密度や培養立ち上がりの確認に使われます。

主な用途
  • 接種密度
  • 立ち上がり確認
  • 拡大管理

本培養

培養中の生細胞密度や生存率の管理に使われます。

主な用途
  • 生細胞密度
  • 生存率管理
  • 工程管理

細胞治療・再生医療

細胞製品や工程中細胞の数・生存率確認に使われます。

主な用途
  • 細胞製品確認
  • 工程内確認
  • 生存率

使用されるモダリティー

セルカウンターは、細胞を使うモダリティーで広く使われます。

抗体医薬
関連度
CHO細胞株シードトレイン本培養
細胞密度と生存率の確認に使われる。
二重特異性抗体
関連度
CHO細胞株培養工程
産生細胞の管理に使われる。
Fc融合・組換えタンパク質
関連度
CHOHEK293などの産生細胞
培養状態や接種密度の確認に使われる。
ウイルスベクター
関連度
HEK293Sf9などの製造細胞
トランスフェクション前後や培養管理に使われる。
細胞治療・再生医療
関連度
細胞加工工程最終細胞製品
細胞数と生存率が重要な管理項目になる。
iPS細胞・幹細胞由来製品
関連度
継代分化細胞加工工程
細胞状態と回収細胞数の確認に使われる。
ワクチン
関連度中〜高
細胞基材ウイルス増殖用細胞
細胞基材の培養管理に使われる。
mRNA医薬・LNP
関連度
原材料製造細胞を使う評価系
mRNA合成本体ではなく、関連細胞工程や評価で使われる。
低分子医薬品
関連度
細胞アッセイ毒性評価
製造よりも評価系で使われることが多い。

メーカー製品

Thermo Fisher ScientificCountess 3 / Countess 3 FL明視野または蛍光に対応する卓上型セルカウンター。細胞数、生存率、蛍光ベースの解析に使われる。公式URL Beckman Coulter Life SciencesVi-CELL BLU Cell Viability Analyzerトリパンブルー染色法を自動化した細胞生存率アナライザー。24ポジションカローセルや96ウェルプレートに対応する。公式URL ChemoMetecNucleoCounter NC-202蛍光染色と画像解析を用いる自動セルカウンター。研究から製造工程までの細胞数・生存率測定に使われる。公式URL ChemoMetecNucleoCounter NC-200画像サイトメトリーを用いたセルカウンター。凝集細胞、CAR-T細胞、幹細胞、マイクロキャリア上の細胞などにも対応する。公式URL Logos BiosystemsLUNA-FX7 Automated Cell Counter明視野と蛍光検出に対応する自動セルカウンター。高スループット測定やデータ管理機能を特徴とする。公式URL Logos BiosystemsLUNA-BX7 Automated Cell Counter明視野測定に対応する自動セルカウンター。高解像度イメージングと機械学習アルゴリズムを特徴とする。公式URL DeNovixCellDrop Automated Cell Counterスライド不要の自動セルカウンター。明視野や蛍光測定に対応するモデルがある。公式URL NanoEntekADAM-MC2 Automated Cell Counter蛍光染色を用いた自動セルカウンター。細胞数・生存率測定に使われる。公式URL

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