Sartoriusは2026年3月16日、自家(オートロガス)細胞治療の製造とQCを自動・マルチパラレルで行う統合プラットフォーム「Eveo Cell Therapy Platform」を発表した。細胞選択・活性化・遺伝子改変・拡大培養・洗浄濃縮・最終製剤までを、原材料からバイオリアクター・分離技術まで同社製品でクローズドにつなぐ構成だ。
1人のオペレーターで8バッチを同時処理
同社は、自家細胞治療で課題となる手作業・属人化・スケールアウトの非効率を解くことを狙いとしている。マルチパラレル構成により、1人のオペレーターが従来2バッチ分のスペースで8患者分のバッチを同時に処理できるという。1バッチ約7日・年50稼働週を前提とすると、年100回分程度の設置面積で年350回分超を生産できる計算で、ほぼ4倍の増産にあたる。CAR-Tの工程では製造コストを最大90%削減できる可能性も示している。
工程全体を一つの閉鎖系に統合
個別装置のつなぎ合わせではなく、工程全体を一つの閉鎖系に統合する点が特徴だ。患者ごとの単一バッチ製造という制約のもとで、同じクリーンルーム面積から得られる治療回数を引き上げる設計となる。受注開始は2026年9月、初出荷は2027年の予定で、ElevateBioがpreferred partnerとして初期プラットフォームの一つを利用するとしている。
※ 本ページはメーカー公式情報をもとにした紹介です。仕様・適用範囲の詳細は公式情報をご確認ください。