制御・自動化

培養制御システム

培養制御システムは、バイオリアクターや培養槽のpH、DO、温度、撹拌、通気、フィード、消泡、圧力、液量などを制御し、培養工程を安定して運転するためのシステムです。センサーから得られる情報をもとに、ポンプ、ガス流量、撹拌、温度、バルブ、フィードラインなどを制御し、レシピ管理、アラーム、データ記録、SCADA/MES連携、PAT連携まで含めて本培養を再現よく運転する中核になります。

pH/DO/温度制御フィード制御本培養GMP電子記録
分類
制御・自動化
主な用途
pH/DO/温度制御 / フィード制御 / 本培養 / GMP電子記録
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合タンパク質・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / ワクチン / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / mRNA-LNP / プラスミドDNA / 微生物発酵 / 低分子医薬品
代表メーカー
Sartorius・Eppendorf・Getinge / Applikon・INFORS HT ほか計33社
関連キーワード
本培養 / SCADA/MES / シングルユースバイオリアクター / ステンレス培養槽 / 送液ポンプ / 自動サンプリング装置

用途・特徴

培養制御システムは、培養槽を一定条件で運転し、培養中の変化に応じて操作を自動化するために使われます。主な制御対象は、温度、pH、DO、撹拌、ガス流量、O2、CO2、N2、Air、フィード添加、酸・塩基添加、消泡剤添加、圧力、重量、液量、灌流流量、排液流量などです。

研究開発では、条件検討やスケールアップのために培養データを正確に取得することが重要です。GMP製造では、同じ条件を再現し、逸脱を検知し、アラームを管理し、電子記録として残すことが重要になります。

Point
  • バイオリアクターのpH、DO、温度、撹拌、ガス、フィードを制御するシステム
  • 本培養、シードトレイン、灌流培養、微生物発酵で使われる
  • センサー、ポンプ、MFC、バルブ、撹拌機、温調機構と連携する
  • レシピ管理、アラーム、トレンド、データ記録が重要
  • PAT、自動サンプリング、ラマン、バイオプロセス分析計と連携できる
  • GMPでは電子記録、監査証跡、CSV、21 CFR Part 11対応が重要
  • SCADA/MESとつなぐことで、製造実行・品質記録まで広がる

使用方法

基本的には、培養槽にセンサーとアクチュエーターを接続し、制御条件とレシピを設定して運転します。

1pH、DO、温度、圧力、重量などのセンサーを準備する
2フィードポンプ、酸・塩基ポンプ、消泡ポンプ、ガスラインを接続する
3撹拌、温調、MFC、バルブ、排液ラインを確認する
4制御システムで培養レシピを設定する
5pH、DO、温度、撹拌、ガス流量、フィード条件を設定する
6培養を開始する
7センサー値とトレンドを監視する
8必要に応じてポンプ、ガス、撹拌、温度を自動制御する
9アラームや逸脱を記録する
10培養終了後にバッチデータを確認する
11次バッチやスケールアップに反映する
実際の運用は、培養槽の種類、スケール、細胞種、培養方式、GMP要件、SCADA/MES連携、PAT連携の有無によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)