培地・フィード供給

シングルユースミキサー

シングルユースミキサーは、使い捨てのバッグやシングルユース容器を用いて、培地、フィード、バッファー、工程液、原材料溶液などを混合・調製するための装置です。従来のステンレス製ミキシングタンクでは、使用後に洗浄、滅菌、洗浄バリデーション、配管確認が必要になります。一方、シングルユースミキサーでは、滅菌済みのバッグやシングルユースアセンブリを装着して使用するため、洗浄・滅菌作業を減らし、製品切替や多品目製造に対応しやすい点が特徴です。

培地調製フィード調製バッファー調製工程液保管
分類
培地・フィード供給
主な用途
培地調製 / フィード調製 / バッファー調製 / 工程液保管
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合タンパク質・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / ワクチン / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / mRNA-LNP / プラスミドDNA / 微生物発酵 / 低分子医薬品
代表メーカー
Cytiva・Sartorius・Thermo Fisher Scientific・Merck / MilliporeSigma ほか計28社
関連キーワード
本培養 / シングルユースバイオリアクター / 培地・フィード / 培地調製装置 / フィード調製装置 / 送液ポンプ

用途・特徴

シングルユースミキサーは、シングルユースバッグ内で液体や粉末を混合し、バイオプロセスに使う溶液を調製するために使われます。主な用途は、培地調製、フィード調製、バッファー調製、粉末培地の溶解、塩類の溶解、pH調整、導電率調整、工程液の一時保管、原材料溶液の調製などです。

上流工程だけでなく、下流精製のバッファー調製、製剤工程の溶液調製にも関係します。シングルユースバイオリアクターと組み合わせることで、培地調製から本培養、ハーベスト、下流工程まで、シングルユース流路でつなぎやすくなります。

Point
  • 使い捨てバッグ内で培地・フィード・バッファーを混合する装置
  • 洗浄・滅菌・洗浄バリデーションを減らしやすい
  • シングルユースバイオリアクターとセットで使われることが多い
  • 粉末培地の溶解、pH調整、導電率調整、ろ過前処理に関係する
  • 培地調製、フィード調製、バッファー調製、工程液保管に使われる
  • バッグ、フィルム、ポート、チューブ、センサー、ロードセルまで含めて選定する
  • 多品目製造、開発製造、CDMO、GMP製造で重要になる

使用方法

基本的には、ミキサー本体にシングルユースバッグを装着し、水や原材料を投入して混合します。

1シングルユースバッグを準備する
2ミキサー本体へバッグを装着する
3ポート、チューブ、センサー、フィルター、排液ラインを確認する
4水または溶媒をバッグへ充填する
5粉末培地、塩類、フィード成分、バッファー原料などを投入する
6撹拌速度、温度、必要に応じて重量・pH・導電率を確認する
7完全に溶解・均一化するまで混合する
8pH、導電率、浸透圧、外観を確認する
9必要に応じてろ過滅菌する
10培養槽、保管バッグ、下流工程へ送液する
実際の運用は、調製液の種類、容量、粉末の溶解性、粘度、泡立ち、pH調整、ろ過条件、無菌接続、GMP記録によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)