培地・フィード供給

フィード調製装置

フィード調製装置は、フェッドバッチ培養や高密度培養で使用する濃縮フィードを調製するための装置・システムです。培養途中で細胞へ栄養成分を追加するための濃縮液です。アミノ酸、糖、ビタミン、微量元素、脂質、補助成分などを高濃度で含むため、通常の基礎培地よりも溶解性、pH、浸透圧、沈殿、安定性、ろ過性に注意が必要です。

濃縮フィード調製フェッドバッチ溶解・ろ過浸透圧・pH確認
分類
培地・フィード供給
主な用途
濃縮フィード調製 / フェッドバッチ / 溶解・ろ過 / 浸透圧・pH確認
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合タンパク質・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / ワクチン / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / mRNA-LNP / プラスミドDNA / 微生物発酵 / 低分子医薬品
代表メーカー
Sartorius・Cytiva・Thermo Fisher Scientific・Merck / MilliporeSigma ほか計39社
関連キーワード
本培養 / 培地・フィード / サプリメント / シングルユースミキサー / 培地調製装置 / 送液ポンプ

用途・特徴

フィード調製装置は、本培養中に添加するフィード液を安定して調製するために使われます。フェッドバッチ培養では、培養途中で細胞が消費する栄養成分を補うため、決められたタイミングでフィードを添加します。フィードは高濃度のため、粉末の溶け残り、沈殿、pHずれ、浸透圧上昇、ろ過詰まり、成分の分解や析出が問題になることがあります。

フィード調製では、調製量が培地より少なくても、濃度が高く、工程への影響が大きいことが特徴です。少量の調製ミスでも、本培養の代謝や品質に影響する可能性があるため、調製手順、混合時間、温度、添加順序、分析確認、保管条件を管理します。

Point
  • フェッドバッチ培養で使う濃縮フィードを調製する装置
  • 高濃度のアミノ酸、糖、微量元素、補助成分を扱う
  • 溶解性、沈殿、pH、浸透圧、ろ過性が重要
  • フィード添加は細胞密度、力価、代謝、品質に影響する
  • シングルユースミキサー、調製バッグ、フィルター、送液ポンプと組み合わせる
  • GMPでは原料ロット、秤量、調製記録、ろ過記録、使用期限管理が重要
  • 培地・フィード、浸透圧計、バイオプロセス分析計、送液ポンプと強くつながる

使用方法

基本的には、フィード原料と水を調製容器に入れ、混合・溶解・調整・ろ過を行います。

1調製量とフィード濃度を決める
2原料、濃縮液、添加剤、水を準備する
3原料ロットと秤量記録を確認する
4調製バッグまたはタンクに水を入れる
5フィード原料を決められた順番で投入する
6ミキサーで溶解・混合する
7必要に応じて温度、pH、導電率を確認する
8浸透圧を確認する
9沈殿や濁り、溶け残りがないか確認する
10必要に応じてろ過滅菌する
11保管バッグやフィード供給バッグへ移す
12本培養槽のフィードラインへ接続する
13添加タイミングと添加量を管理する
実際の運用は、フィード製品、濃度、調製量、原料形態、添加順序、ろ過条件、保管時間、GMP要件によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)