培地・フィード供給

培地調製装置

培地調製装置は、細胞培養に使用する培地を調製するための装置・システムです。粉末培地や濃縮培地を水に溶解し、必要に応じてpHや浸透圧を調整し、ろ過滅菌して、培養槽や保管バッグへ供給します。原料投入、粉末溶解、pH調整、導電率・浸透圧確認、ろ過滅菌、保管、送液、記録管理までを含む、本培養前の重要な準備工程です。

粉末溶解pH・浸透圧調整ろ過滅菌保管・送液
分類
培地・フィード供給
主な用途
粉末溶解 / pH・浸透圧調整 / ろ過滅菌 / 保管・送液
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合タンパク質・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / ワクチン / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / mRNA-LNP / プラスミドDNA / 微生物発酵 / 低分子医薬品
代表メーカー
Cytiva・Sartorius・Thermo Fisher Scientific・Merck / MilliporeSigma ほか計41社
関連キーワード
本培養 / 培地・フィード / サプリメント / シングルユースミキサー / フィード調製装置 / 送液ポンプ

用途・特徴

培地調製装置は、細胞培養に必要な培地を安定して調製するために使われます。主な用途は、粉末培地の溶解、液体培地の希釈、濃縮培地の調製、培地添加剤の混合、pH調整、浸透圧確認、ろ過滅菌、培地保管、培養槽への送液です。

研究段階では手作業や小型ミキサーで調製することもありますが、本培養やGMP製造では、培地調製量が大きくなり、原料管理、調製記録、無菌性、ろ過性、供給タイミングが重要になります。

Point
  • 細胞培養用培地を調製するための装置・システム
  • 粉末培地の溶解、pH調整、浸透圧確認、ろ過滅菌に関係する
  • シングルユースミキサー、ステンレスタンク、フィルター、ポンプと組み合わせる
  • 本培養、シードトレイン、細胞治療、ウイルスベクター製造で使われる
  • 培地調製のばらつきは細胞増殖や品質に影響する
  • GMP製造では原料ロット、秤量、調製記録、ろ過記録が重要
  • 培地・フィード・サプリメント・浸透圧計・バイオプロセス分析計とセットで考える

使用方法

基本的には、原料と水を調製容器に入れ、混合しながら溶解・調整・ろ過を行います。

1調製量を決める
2使用する水、培地原料、添加剤を準備する
3原料ロットと秤量記録を確認する
4調製容器またはシングルユースバッグに水を入れる
5粉末培地や原料を投入する
6ミキサーで溶解・混合する
7必要に応じてpH、導電率、浸透圧を確認する
8添加剤やサプリメントを加える
9ろ過滅菌する
10保管バッグ、培地タンク、培養槽へ送液する
11調製記録、ろ過記録、使用期限を管理する
実際の運用は、培地の種類、調製量、原料形態、シングルユース化の有無、ろ過要件、GMP対応、製造施設の設計によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)