製品ガイド ・ 低pH処理

pH調整システム(自動pH制御)

pH調整システムは、酸または塩基を自動で添加し、工程液のpHを目標値へ調整・維持する装置・システムです。

主な用途
自動pH制御・酸・塩基自動添加・低pHウイルス不活化・バッファpH調整
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pH調整システム(自動pH制御)(掲載内容の修正)

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掲載メーカー7社Cytiva / Pall・Cytiva・Sartorius ほか
掲載製品12製品3つの種類に分けて掲載
使う工程8工程低pHウイルス不活化(酸添加)・低pH保持・中和(不活化後)
関連モダリティ6種抗体医薬・Fc融合・組換えタンパク質・二重特異性抗体

要点

メーカーと製品

7社・12製品
低pHウイルス不活化・バッファpH調整システム5製品
Cytiva / PallCadence Virus Inactivation System溶出液を連続的に低pHへ下げ、保持・中和まで自動で行うウイルス不活化システム。低pH不活化のpH調整・保持を作業者の熟練に頼らず実施する。公式サイト
CytivaInline Conditioning (IC) Systemストック液からバッファをインラインで調製し、pH・導電率を動的にフィードバック制御するシステム。バッファのpH合わせに使われる。公式サイト
SartoriusFlexact VI(Virus Inactivation)低pHウイルス不活化に特化した構成可能なシングルユースソリューション。1槽/2槽構成で低pHサイクルをレシピ制御する。公式サイト
SartoriusFlexsafe Pro Mixer低せん断のレビテーション撹拌を備えたシングルユースミキサー。バッファ・培地調製やpH調整、低pH不活化での酸・塩基混合に使われる。公式サイト
SartoriusFlexact Modular(Liquid Processing)撹拌、pH・導電率測定、送液を組み合わせるモジュール型シングルユースシステム。バッファ調製やpH調整工程の構築に使われる。公式サイト
自動滴定・酸塩基添加(pH調整)3製品
Mettler-ToledoTitration Excellence / EasyPlus Titrators酸・塩基を自動添加してpH終点・当量点まで滴定する自動滴定システム。バッファや工程液のpH調整・確認に使われる。公式サイト
MetrohmOMNIS Potentiometric Titrator磁気撹拌と組み合わせ、酸・塩基添加によるpH滴定をフィードバック制御で行う電位差自動滴定プラットフォーム。公式サイト
MetrohmTitrando シリーズ撹拌・ビュレット・pHセンサーを組み合わせる自動滴定システム。酸・塩基添加によるpH調整・滴定に使われる。公式サイト
残りの4製品を見る
プロセスpH計測・制御(センサー/トランスミッタ)4製品
HamiltonEasyFerm / Polilyte Plus Arc pH Sensorsバイオプロセス向けのプロセスpHセンサー。撹拌タンクや混合バッグでのpH測定・フィードバック制御に使われる。公式サイト
HamiltonOneFerm / Arc Module SU(シングルユースpH)シングルユース容器に組み込むpHセンサーとArcモジュール。バッグ内でのpH測定・調整に使われる。公式サイト
Endress+HauserLiquiline CM442 トランスミッタMemosens pHセンサーを接続し、コントローラ出力で酸・塩基の定量ポンプを制御できるプロセス分析トランスミッタ。公式サイト
Endress+HauserpH Sensors & Transmittersプロセス向けpHセンサー・トランスミッタ製品群。インライン/タンクのpH測定と添加制御に使われる。公式サイト

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用途・特徴

pHセンサーの測定値をもとにフィードバック制御し、撹拌タンクや混合バッグの中で滴定的に酸・塩基を加えます。低pHウイルス不活化での酸添加・保持・中和、バッファや培地のpH合わせ、原薬のpH調整などに使われます。

pH調整システムの中心は、pHセンサーの測定値と目標pHの差をもとに、酸または塩基の添加量をフィードバック制御する仕組みです。ポンプやバルブで酸・塩基を少量ずつ滴定的に加え、撹拌で均一にしながら目標pHへ近づけ、その後は許容範囲内で維持します。タンクやバッグ単位で液をまとめて扱うバッチ・タンクベースの調整が基本です。

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代表的な用途は、プロテインA溶出液を低pHに下げて一定時間保持する低pHウイルス不活化と、その後にトリス等で中和してpHを戻す工程です。ほかにバッファや培地の調製時のpH合わせ、原薬・中間体のpH調整にも使われます。配管内で連続的にpHを合わせるインライン調整(インラインコンディショニング)に対し、本装置はタンク・バッグに液を溜めてバッチで調整する点が異なります。

使用方法

基本的には、対象液を撹拌タンクや混合バッグに入れ、pHを測定しながら酸または塩基を自動添加して目標pHへ調整します。

1目標pHと許容範囲、添加する酸・塩基を決める
2pHセンサーを校正する
3対象液を撹拌タンクまたは混合バッグに用意する
4撹拌を開始し、液を均一にする
5pHを測定し、目標値との差を確認する
6酸または塩基を滴定的に自動添加する
7フィードバック制御でオーバーシュートを抑える
8低pH保持の場合は所定時間pHを維持する
9必要に応じて中和し、目標pHへ戻す
10添加量、保持時間、pH推移を記録する
実際の運用は、対象液の緩衝能、添加する酸・塩基の濃度、目標pHと許容範囲、撹拌方式、容量、低pH保持時間、GMP要件、シングルユース化の有無によって変わります。

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掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)