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2026.07.13Single Use Support

Single Use Support、次世代ブラスト凍結解凍機「RoSS.BLST」を発表──バルク原薬を-80℃・レシピ駆動で、1バッチ最大192本

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Photo: Dima Solomin / Unsplash

コールドチェーン機器の Single Use Support(オーストリア・クーフシュタイン)が、次世代のブラスト凍結・解凍プラットフォーム RoSS.BLST を発表しました。BioPharma APAC や Contract Pharma の報道によると2026年6月中旬に公表されたもので、高価値なバイオ医薬品のバルク原薬(ドラッグサブスタンス)を凍結・解凍するための制御速度型ブラストフリーザーです。

以下、性能値はメーカーの公表値(第三者検証ではない自己申告)です。

なぜバルク原薬を「凍らせる」のか

意外に見えるかもしれませんが、抗体などのバイオ医薬では、精製し終えた原薬(DS)をいったん凍結して保管・輸送し、後で解凍してから製剤(DP)にする、という流れがよく取られます。凍らせてしまえば分解反応がほぼ止まるため、原薬(DS)と製剤(DP)の製造拠点やスケジュールを切り離して動かせるからです。原薬工場と充填工場が別、というケースでは特に重宝します。

ただ、凍結・解凍はタンパク質にとって過酷な工程でもあります。氷ができていく過程で、まだ凍っていない液の中に溶質が濃縮される「凍結濃縮」が起き、局所的な高濃度やpHの偏りが凝集を招くことがあります。氷と液の界面もタンパク質を傷めうる要因です。だからこそ、どれだけ均一に・狙った速度で凍らせ、また解かすかが品質を左右します。凍結解凍のリスクの詳細は原薬の凍結・解凍の側から整理できます。

RoSS.BLSTが狙うのは「速さ」と「均一さ」

RoSS.BLST は、この「制御された凍結・解凍」を規模を保ったまま行うことを狙った装置です。公表される主な特徴は次のとおりです。

温度が均一で降温が速いほど、凍結濃縮の局所ムラやバッチ間のばらつきを抑えやすくなる、というのが訴求の骨子です。

位置づけと留意点

原薬を凍らせて運ぶ工程は、原薬と製剤の間をつなぐ縁の下の力持ちで、細胞・製品のコールドチェーンとも地続きです。RoSS.BLST は同社のエンドツーエンドのコールドチェーン群(保管用の超低温フリーザー RoSS.ULTF など)と連携できるとされ、凍結から保管・輸送・解凍までを一つの系でそろえる構想の一部と位置づけられています。

「+30%」「2.5秒ごとの循環」といった数値はメーカーの公表値であり、実際の温度均一性や凍結濃縮の抑制効果は、対象の製剤・容器・充填量や運用条件で変わります。導入時には自社のバルク原薬での凍結解凍データに照らした確認が前提になります。

メーカー公式
Single Use Support
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本記事はメーカーの公式発表・一次情報をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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