汚染確認・安全性評価

無菌試験

無菌試験は、医薬品、バイオ医薬品、細胞加工製品、原材料、製造工程サンプルなどに、生きた微生物が存在しないことを確認するための試験です。微生物限度試験やバイオバーデン試験とは異なり「無菌であること」を確認する試験で、最終製品の出荷判定やGMP品質試験で重要になります。

無菌性確認出荷判定メンブレンフィルター法直接法
分類
汚染確認・安全性評価
主な用途
無菌性確認 / 出荷判定 / メンブレンフィルター法 / 直接法
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / mRNA-LNP / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / ワクチン / 低分子注射剤
代表メーカー
Merck / Millipore・Sartorius・Merck / Sigma-Aldrich・Thermo Fisher Scientific / Oxoid ほか計33社
関連キーワード
セルバンク / MCB/WCB / マイコプラズマ / エンドトキシン / ウイルス安全性 / 細胞同一性

用途・特徴

無菌試験は、製品や工程サンプルに生きた微生物が混入していないことを確認するために使われます。試験方法としては、メンブレンフィルター法と直接法が代表的です。ろ過可能な液体ではメンブレンフィルター法、ろ過が難しいサンプルでは直接法が選択されます。

試験そのものは比較的古典的ですが、実際にはアイソレーター、閉鎖系無菌試験システム、培地、ポンプ、インキュベーター、環境モニタリング、受託試験サービスなど、多くの製品・サービスが関係します。

Point
  • 医薬品やバイオ医薬品の無菌性を確認する試験
  • メンブレンフィルター法と直接法が代表的
  • セルバンク、原材料、中間体、最終製品の品質確認に関係する
  • 製剤工程や充填後の出荷判定で重要
  • 偽陽性・偽陰性を避けるため、試験環境と操作管理が重要
  • GMP対応では、薬局方、バリデーション、文書管理が重要になる

使用方法

一般的には、試験対象サンプルを無菌的に採取し、メンブレンフィルター法または直接法で培地に接種して、一定期間培養します。

1サンプルを無菌的に採取する
2試験方法を選択する
3メンブレンフィルター法/直接法で処理する
4液体培地に接種する
5規定条件で培養する
6濁り・微生物増殖の有無を確認する
7無菌性を判定する
8品質試験・出荷判定に利用する
実際の条件は、サンプルの種類、ろ過可否、試験量、培地、培養温度、培養期間、GMP対応、試験環境、薬局方要件、受託試験の有無によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)