汚染確認・安全性評価

細胞同一性試験

細胞同一性試験は、使用している細胞株が意図した細胞であるかを確認するための試験です。取り違え、交差汚染、長期培養による変化、細胞株の誤認などを防ぐため、特にセルバンクや製造用細胞株では重要になります。STR解析、SNP解析、アイソザイム解析、核型解析、NGS解析、種特異的PCR、細胞株認証サービスなどが使われます。

細胞株認証STR解析取り違え防止セルバンク特性解析
分類
汚染確認・安全性評価
主な用途
細胞株認証 / STR解析 / 取り違え防止 / セルバンク特性解析
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / ワクチン / mRNA医薬・LNP / 低分子医薬品
代表メーカー
ATCC・Eurofins Genomics・Promega・IDEXX BioAnalytics ほか計25社
関連キーワード
セルバンク / MCB/WCB / 細胞株開発 / シードトレイン / 本培養 / マイコプラズマ

用途・特徴

細胞同一性試験は、細胞株の取り違えや交差汚染を防ぎ、製造に使う細胞の由来と同一性を確認するために使われます。研究用途では使用細胞株が正しいかの確認に、医薬品開発ではMCB、WCB、EOPC/EOPCB、製造用細胞株の特性解析として重要になります。

ヒト細胞株ではSTR解析がよく使われます。CHO細胞やマウス細胞、iPS細胞、細胞治療用細胞などでは、目的に応じてSNP解析、種特異的PCR、NGS解析、核型解析、細胞認証サービスなどを組み合わせます。

Point
  • 使用している細胞株が目的の細胞であるかを確認する
  • 細胞株の取り違え、交差汚染、誤認を防ぐ
  • セルバンク作製時の品質確認に使われる
  • MCB、WCB、EOPC/EOPCBの特性解析に関係する
  • ヒト細胞株ではSTR解析が代表的
  • GMP対応では、試験法、基準、記録、トレーサビリティが重要になる

使用方法

一般的には、対象となる細胞からDNAを抽出し、STR解析、SNP解析、PCR、NGSなどで細胞株のプロファイルを取得します。

1細胞サンプルを採取する
2DNAを抽出する
3STR / SNP / PCR / NGS などを選択する
4遺伝子型・プロファイルを取得する
5参照データ・親細胞株と比較する
6同一性・交差汚染の有無を確認する
7セルバンク・品質保証・申請資料に利用する
実際の条件は、細胞種、対象モダリティ、試験目的、参照データの有無、GMP対応の要否、サンプル量、試験法、外部委託の有無によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)