細胞株開発・クローン選抜
候補クローンが目的細胞に由来することを確認する。
- 由来確認
細胞同一性試験は、使用している細胞株が意図した細胞であるかを確認するための試験です。取り違え、交差汚染、長期培養による変化、細胞株の誤認などを防ぐため、特にセルバンクや製造用細胞株では重要になります。STR解析、SNP解析、アイソザイム解析、核型解析、NGS解析、種特異的PCR、細胞株認証サービスなどが使われます。
細胞同一性試験は、細胞株の取り違えや交差汚染を防ぎ、製造に使う細胞の由来と同一性を確認するために使われます。研究用途では使用細胞株が正しいかの確認に、医薬品開発ではMCB、WCB、EOPC/EOPCB、製造用細胞株の特性解析として重要になります。
ヒト細胞株ではSTR解析がよく使われます。CHO細胞やマウス細胞、iPS細胞、細胞治療用細胞などでは、目的に応じてSNP解析、種特異的PCR、NGS解析、核型解析、細胞認証サービスなどを組み合わせます。
一般的には、対象となる細胞からDNAを抽出し、STR解析、SNP解析、PCR、NGSなどで細胞株のプロファイルを取得します。
細胞同一性試験では、細胞の種類や目的に応じて解析方法を使い分けます。
ヒト由来の研究用細胞株ではSTR解析がよく使われ、iPS細胞や細胞治療ではドナー由来確認やクローン間識別のためにSNP解析やNGS解析が使われることがあります。
ヒト細胞、iPS細胞、個体識別、細胞由来確認
ヒト細胞株、マウス細胞株など
一塩基多型のパターン
短い反復配列のパターン
個体由来確認、細胞株識別、クローン比較
細胞株認証、交差汚染確認
多点解析ができ、個体識別に使いやすい
標準化されており比較しやすい
解析設計や参照データが重要
CHOなど一部細胞では標準データベースが限られる
iPS細胞、細胞治療、ドナー由来確認
ヒト細胞株認証、研究用途、セルバンク確認
| 試験方式 | 内容 | 向く用途 |
|---|---|---|
| STR解析 | Short Tandem Repeatのパターンを解析する方法 | ヒト細胞株認証、交差汚染確認 |
| SNP解析 | 一塩基多型を解析し、細胞由来や個体識別を行う方法 | iPS細胞、細胞治療、ドナー由来確認 |
| 種特異的PCR | ヒト、マウス、ハムスターなどの種由来を確認する方法 | 交差汚染確認、細胞種確認 |
| アイソザイム解析 | 酵素多型を利用して細胞由来を確認する方法 | 伝統的な細胞株同一性確認 |
| 核型解析 | 染色体構造や数を確認する方法 | iPS細胞、幹細胞、長期培養細胞 |
| NGS解析 | ゲノム情報を広く解析し、細胞由来や変異を確認する方法 | 詳細な細胞特性解析、クローン比較 |
| 細胞株認証サービス | 外部機関にサンプルを送り、STR等で認証する方法 | 研究、論文投稿、品質保証、GMP関連確認 |
細胞同一性試験は、細胞を扱う工程の品質確認に使われます。
候補クローンが目的細胞に由来することを確認する。
MCB、WCB、EOPC/EOPCBの同一性確認に使われる。
使用している細胞が正しいセルバンク由来であることを確認する。
製造細胞の取り違えや交差汚染確認に関係する。
開発用細胞株と製造用細胞株の整合性確認に使われる。
原料細胞、ドナー由来、製造細胞の確認に使われる。
クローン同一性、分化前後の由来確認、核型確認に関係する。
品質保証、申請資料、ロット管理、トレーサビリティに関係する。
細胞同一性試験は、細胞を利用するモダリティーで広く使われます。