関連解析装置・技術

サーマルサイクラー

サーマルサイクラーは、PCR反応に必要な温度変化を自動で繰り返し、DNAを増幅する装置です。変性・アニーリング・伸長の温度サイクルを正確に制御し、目的のDNA配列を増幅します。通常PCR、マイコプラズマPCR、クローニング確認、Sanger/STR解析前処理などに使われます。

PCR増幅通常PCRグラジエントSanger/STR前処理
分類
関連解析装置・技術
主な用途
PCR増幅 / 通常PCR / グラジエント / Sanger/STR前処理
関連モダリティ
抗体医薬 / ADC / 二重特異性抗体 / Fc融合・組換えタンパク質 / AAV / レンチウイルス / プラスミドDNA / 細胞治療 / iPS細胞・幹細胞由来製品 / 遺伝子編集 / 微生物発酵
代表メーカー
Thermo Fisher Scientific / Applied Biosystems・Bio-Rad・Eppendorf・Takara Bio ほか計18社
関連キーワード
リアルタイムPCR / デジタルPCR / 細胞同一性 / マイコプラズマ / プラスミドDNA / 細胞株開発

用途・特徴

サーマルサイクラーは、DNAを増幅する基本装置として幅広く使われます。細胞株開発では遺伝子導入確認・クローニング確認、セルバンクや品質確認ではマイコプラズマPCR・細胞同一性試験・STR解析・種特異的PCRなどの前処理に関係します。

GMP品質試験ではリアルタイムPCRも多く使われますが、通常PCRやSangerシーケンス、フラグメント解析を使う試験では、サーマルサイクラーが必要になります。

Point
  • PCR反応の温度サイクルを自動制御する装置
  • 通常PCR、RT-PCR、マルチプレックスPCR、グラジエントPCRなどに使われる
  • クローニング確認、遺伝子導入確認、STR解析、Sanger前処理に関係する
  • マイコプラズマPCRや細胞同一性試験でも使われる
  • グラジエント機能があるとPCR条件検討に使いやすい
  • 96ウェル、384ウェル、チューブ、ストリップ対応などの形式がある

使用方法

基本的には、DNAサンプル、プライマー、DNAポリメラーゼ、dNTP、バッファを混合し、サーマルサイクラーで温度サイクルを実行します。

1サンプルDNAを準備する
2プライマーを設計・準備する
3PCRマスターミックスを調製する
4チューブ/プレートに分注する
5変性・アニーリング・伸長の条件を設定する
6PCR反応を実行する
7電気泳動・シーケンス等で結果を確認する
実際の条件は、ターゲット配列、プライマー、酵素、テンプレート量、PCR産物サイズ、GC含量、アニーリング温度、サイクル数、グラジエント設定、検出方法によって変わります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)