解説記事NEW06/17
なぜモノクローナル抗体はCHO細胞で作るのか?高発現だけでは説明できない理由
抗体医薬の商業生産でCHO細胞が主流であり続ける理由を、高発現だけでなく、糖鎖品質、高密度培養、規制実績、セルバンク運用までを含めた製造プラットフォームの観点から整理します。HEK293との比較も交えて解説します。
選択培地・選択試薬は、遺伝子導入後の細胞集団から、目的遺伝子を保持した細胞を選び出すために使われる培地・試薬です。CHO細胞株開発では、トランスフェクションやエレクトロポレーションの後に使用され、安定発現プールの作製や高産生クローン選抜の入口になります。
目的遺伝子を導入したあと、すべての細胞が同じように目的遺伝子を保持しているわけではありません。
選択培地や選択試薬を用いることで、目的遺伝子を保持した細胞を残し、保持していない細胞を除外しながら細胞集団を作っていきます。
基本的には、遺伝子導入後の細胞を選択培地または選択試薬を含む培地で培養します。
トランスフェクション試薬は遺伝子を細胞へ導入するための試薬です。一方、選択培地・選択試薬は、導入後に目的遺伝子を保持した細胞を選び出すために使われます。
遺伝子導入
遺伝子導入後の細胞選抜
遺伝子導入時
遺伝子導入後
DNA、RNAなどを細胞へ入れる
目的遺伝子を持つ細胞を残す
一過性発現、安定発現株作製
安定発現プール、クローン選抜
掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)