遺伝子導入・安定発現株作製

CRISPR/Cas9ゲノム編集

CRISPR/Cas9ゲノム編集は、Cas9酵素とガイドRNAを使い、細胞のゲノム上の狙った配列を編集する技術です。CHO細胞株開発では、不要な遺伝子のノックアウト、特定部位へのノックイン、宿主細胞の改変、ターゲットインテグレーションなどに使われます。

CHO細胞ノックアウトノックインターゲットインテグレーション
分類
遺伝子導入・安定発現株作製
主な用途
CHO細胞 / ノックアウト / ノックイン / ターゲットインテグレーション
代表メーカー
Integrated DNA Technologies / IDT・GenScript・Thermo Fisher Scientific / Invitrogen・Merck / Sigma-Aldrich ほか計7社
関連キーワード
細胞株開発 / CHO細胞 / クローン / 細胞培養 / 品質管理 / 抗体医薬

用途・特徴

CRISPR/Cas9ゲノム編集は、CHO細胞株開発において、目的遺伝子を入れるためだけの技術ではなく、不要な遺伝子をノックアウトしたり、目的配列を特定の場所へノックインしたりすることで、細胞の性質そのものを調整する目的でも使われます。

また、ランダムインテグレーションでは目的遺伝子がどこに入るかを制御しにくいのに対し、CRISPR/Cas9を使うことで、狙ったゲノム領域へのターゲットインテグレーションを検討できる点も特徴です。

Point
  • ノックアウト、ノックイン、ターゲットインテグレーションに使われる
  • ランダムインテグレーションより、狙った部位を設計しやすい
  • gRNA設計、オフターゲット、編集後の確認が重要になる

使用方法

基本的には、Cas9とガイドRNAを用意し、対象細胞へ導入して、編集された細胞を選抜・確認します。

1標的配列を決める
2gRNA / sgRNAを設計する
3Cas9タンパク質・mRNA・プラスミドなどを準備する
4CHO細胞へ導入する
5編集された細胞を選抜する
6単一細胞化・クローン選抜へ進む
7ゲノム編集結果を確認する
Cas9やgRNAを細胞に入れる方法として、トランスフェクション試薬やエレクトロポレーションが使われることがあります。

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)