分析 ・ 共通の品質特性(抗体・タンパク質)

残存DNAとは?

残存DNAは、宿主細胞に由来し製造工程で残る核酸の工程由来不純物です。

代表的な方法
定量PCR(qPCR、TaqManプローブ系)による宿主細胞DNA定量

残存DNAを管理する理由

関わる規制ガイドライン

この試験を受ける会社・キット

5社
Thermo Fisher Scientific / Applied BiosystemsresDNASEQ Quantitative CHO DNA Kit(+ PrepSEQ)TaqManベースのqPCRでCHO残存DNAをサブpgレベルまで定量。PrepSEQ前処理と組み合わせて使われる。公式サイト
Thermo Fisher Scientific / Applied BiosystemsresDNASEQ Quantitative E. coli DNA Kit大腸菌由来残存DNAをqPCRで定量するキット。微生物発酵由来の原薬評価に使われる。公式サイト
Thermo Fisher Scientific / Applied BiosystemsresDNASEQ Quantitative HEK293 DNA KitHEK293由来残存DNAのqPCR定量キット。ウイルスベクター製造などで使われる。公式サイト
Thermo Fisher Scientific / Applied BiosystemsQuantStudio Real-Time PCR Systems残存DNA、マイコプラズマ、遺伝子発現など幅広いqPCR用途に使われるリアルタイムPCR装置。公式サイト
Bio-RadVericheck ddPCR Residual DNA Quantification Kits(CHO/HEK293)デジタルPCRで残存DNAを絶対定量するキット。区画化により阻害物質の影響を受けにくい。公式サイト
Bio-RadQX600 Droplet Digital PCR SystemドロップレットデジタルPCR装置。残存DNAの絶対定量や低濃度域の確認に使われる。公式サイト
Roche CustomBiotechResidual DNA CHO Kit / Residual DNA E. coli KitWHO感度要件に対応するqPCRベースの残存DNA定量キット。CHO/E.coli宿主向け。公式サイト
Cygnus TechnologiesAccuRes Host Cell DNA Quantification Kits独自抽出とプローブ系マスターミックスを組み合わせ、fgレベルの残存DNAを定量するキット。公式サイト
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Thermo Fisher Scientific / Applied BiosystemsPrepSEQ Residual DNA Sample Preparation Kit磁性ビーズ法で高タンパク・高塩・低pHのマトリクスから宿主DNAを高回収率で抽出する前処理キット。公式サイト
Thermo Fisher ScientificSample Prep / Automation Solutions(残存DNA向け)残存DNA・不純物試験のサンプル前処理と自動化のソリューション群。公式サイト
QIAGENQIAamp DSP DNA Mini Kitシリカカラム法のDNA抽出キット。残存DNA測定の前処理で宿主DNA回収に使われる。公式サイト
QIAGENQIAsymphony SP(自動核酸抽出)磁性ビーズ法で核酸抽出を自動化する装置。多検体の前処理スループット向上に使われる。公式サイト
Cygnus TechnologiesHost Cell DNA Extraction / Detection Reagents残存DNA回収用のキャリアを用いた抽出試薬群。タンパク・塩・界面活性剤を除いて回収する。公式サイト
Roche CustomBiotechImpurities / Quality Control Testing 製品群残存DNA・マイコプラズマなど不純物試験向けの試薬・キットを展開。公式サイト
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規制上の管理対象であり、qPCRやddPCRを用いて高感度に残存量を定量し、精製工程のDNA除去性能を評価します。

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手法の比較 ― どの方法で測るか

手法原理何が分かる使い分け
qPCR(リアルタイムPCR)配列特異的に増幅して定量残存DNA量(pg/mg・pg/dose)ルーチン定量の主力
デジタルPCR(dPCR)微小区画で絶対定量低コピーの高感度定量高感度・標準曲線非依存
DNA抽出(前処理)サンプルからDNAを回収抽出回収率(定量の前提)回収率での補正に必須
宿主特異的配列のサイズ分画qPCR/dPCR(短鎖<200bp・長鎖>200bpアンプリコン)宿主ゲノムの同一/近接領域に対し短鎖と長鎖の2アンプリコンを設計し、それぞれの定量比から残存DNAの断片長分布を推定する。長鎖/短鎖比が小さいほど工程によるDNA断片化が進んでいることを示す。残存DNA断片サイズ分布(<200 bp/>200 bp)、長鎖:短鎖比既存表(qPCR総量・dPCR・DNA抽出)は『どれだけ残るか』を測るが、サイズ管理(≤200 bp)の直接エビデンスが欠けている。WHO/FDAが断片長を要求するため、総量と独立にサイズを示す本法が補完として必須。
直接qPCR(抽出前処理を省くダイレクト法)proteinase K消化のみ等の簡略前処理でDNA抽出を省き、試料を直接qPCRにかける。抽出に伴う回収損失とハンズオン時間を削減し、ハイスループットな工程内モニタリングに適する。残存宿主細胞DNA量(抽出工程を介さない迅速値)既存表の『DNA抽出(前処理)』は高回収だが煩雑・律速。スループットを要する工程内多点測定では抽出省略の直接法が現実解で、抽出法と相補。阻害管理を前提に併記すべき選択肢。
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