BIOPROCESS MEDIA
やることから探す工程マップ解説記事
製品一覧装置・試薬・資材を、分野とカテゴリから引く仕様で比べる膜・樹脂・フィルターを、型番と仕様でメーカー横断に並べる製品ガイドカテゴリごとに、選ぶときの見どころを解説メーカーから探す社名・日本のメーカーから引く
受託企業分析
アッセンブリー依頼図メーカーに渡す最初の依頼図を、部品を置いてつなぐだけで作るバイオプロセス設計装置を置いてつなぎ、工程の流れ図と実験計画書の下書きを作る計算ツール培養・精製・分析でよく使う計算を、入力するだけで
製品ニュース
EN
ホーム/解説記事/低分子医薬品の不純物管理
基礎知識・分析シリーズ低分子医薬品の不純物管理1/8入門

製品由来不純物と工程由来不純物の違いとは?

Proglenth 編集部公開 2026-06-12更新 2026-10-18約6分で読めます
製品由来不純物と工程由来不純物の違いとは?

製品由来不純物と工程由来不純物は、バイオ医薬品抗体や組換えタンパク質など、生きた細胞や微生物に作らせる医薬品の総称です。細胞治療・遺伝子治療の製品を含めて呼ぶこともあります。化学合成で作る核酸医薬やペプチドは、ふつう含めません。詳しく →の不純物を、どこから来たかで分けた呼び方です。製品由来不純物は目的の抗体そのものが形を変えたもの、工程由来不純物は製造に使う細胞や資材から持ち込まれたものを指します。

ただし、どちらに当たるかで、原因を探す部署も数字の読み方も変わります。工程由来不純物は、総量の数字が小さくても、種類によっては臨床で問題になることがあります。

この記事では、2つの不純物の分け方、直す場所と測り方、総量の数字では見えにくい宿主タンパク質の例、現場でよくある取り違え、報告書で確かめることを順に説明します。

この記事の要点

  1. 報告書の「不純物」が形を変えた抗体なのか、持ち込まれた異物なのかを見分けることが、原因を探す最初の一歩です。1. 二つの不純物 ― 形を変えた抗体と持ち込まれた異物 ↓
  2. 製品由来は「作らない」側で、工程由来は「取り除く」側で手を打つのが基本です。2. 直す場所と測り方 ― 作らない工夫と取り除く工程 ↓
  3. 工程由来不純物は、原薬の時点で総量の数字が小さくても、種類によっては製剤の中や患者の体で影響が出ることがあります。3. 総量の数字では見えにくい宿主タンパク質の例 ↓

1. 二つの不純物 ― 形を変えた抗体と持ち込まれた異物

生物薬品の規格の考え方を定めたICH Q6Bは、不純物を由来で分けています。国内の通知では、製品由来を「目的物質由来不純物」、工程由来を「製造工程由来不純物製造の過程で入り込む不純物。HCPや宿主細胞由来DNA、培地成分、Protein Aリークなどが含まれる。」と呼びます。

製品由来不純物は、目的の抗体が製造や保管のあいだに変化してできたものです。抗体どうしがくっついた塊(凝集体)、途中で切れたかけら(断片)、アミノ酸の一部が化学的に変わった分子(脱アミド化アスパラギンなどが変化して電荷が変わる化学的分解。特定の隣接配列で起きやすい。詳しく →体や酸化体)が代表です。

どれも元は同じ抗体なので大きさや性質は目的物とよく似ており、精製で簡単には分けられません。

工程由来不純物は、製造に使う細胞や資材にもともと含まれていて、抗体と一緒に残ったものです。代表は、抗体を作らせたCHO細胞(チャイニーズハムスター卵巣細胞)自身のたんぱく質である宿主細胞由来タンパク質(HCP)生産に使う細胞に由来し製品に残るタンパク質不純物。精製で除去し、残存量を管理します。詳しく →と、同じ細胞のDNAです。

培地の成分、精製カラムから剥がれ落ちたProtein A抗体に特異的に結合するProtein Aを担体に固定し、抗体だけを選択的に捕まえて精製する手法です。抗体医薬の最初の精製工程として定番になっています。詳しく →リガンド担体ビーズ表面に結合させた官能基やタンパク質で、目的物や不純物と相互作用して分離を担う部分。詳しく →(抗体をつかまえる部品)、泡を抑える消泡剤培養や撹拌で生じる泡を抑えるために加える添加剤で、泡による酸素供給の低下やあふれを防ぎます。詳しく →も、この仲間に入ります。いずれも工程に元からあるもので、抗体とは性質がまるで違うため、取り除く手立てを工夫できます。

ICH Q6B生物薬品の規格・試験方法の設定の考え方を示すICHガイドライン。力価などの規格を扱う。詳しく →には、もう一つ覚えておきたい区別があります。目的物と形が少し違っていても、効き目と安全性が目的物と同等であれば「目的物質関連物質」と呼び、不純物には数えません。

たとえば電荷異性体抗体などで電荷が異なる分子種のことです。脱アミド化などの修飾で生じ、酸性側・塩基性側の割合を分離して測る品質指標です。詳しく →(表面の電荷がわずかに違う抗体)は、分析ではいくつもの山に分かれて見えますが、主ピーク以外がすべて不純物とは限りません。どこからを不純物とするかは、製品ごとに活性や安全性のデータで決めます。

ウイルスや細菌、マイコプラズマ細胞培養に混入しうる微小な細菌。セルバンクなどで否定試験が求められる。詳しく →、微生物が出すたんぱく質分解酵素のように、本来の工程に含まれないものは「混入汚染物質」として別枠で扱います。

混入汚染物質は入れないことが原則で、入りうるもの(細菌など)は工程の途中で決めた管理値で抑えます。ウイルスとマイコプラズマには、「ここまでなら許す」という考え方そのものが当てはまりません。

ウイルスについては、万一入っても精製工程で除けることもあわせて示します(ウイルスクリアランス)。ここまでの分け方を、ICH医薬品規制の国際調和を目的として、日米欧の規制当局と製薬業界が参加する国際的なガイドライン策定機関。詳しく → Q6Bの言葉で1枚にまとめたのが次の図です。

原薬・製剤の中にあるものを5つの枠に分けた概念図。左から、目的物(目的の抗体)、目的物質関連物質(電荷が少し違う抗体で、例は電荷異性体の一部)、製品由来不純物(塊、かけら、化学変化。例は脱アミド化体、酸化体)、工程由来不純物(HCP、DNA、Protein Aリガンド。例は培地成分、消泡剤など)、混入汚染物質(ウイルス、細菌など。例はマイコプラズマなど)。製品由来と工程由来の2つの上に「不純物(由来で2つに分ける)」の括弧がかかる。目的物質関連物質と製品由来不純物の境目は紫の破線で、目的物と同等なら不純物に数えず、どこで線を引くかは製品ごとにデータで決める。工程由来不純物と混入汚染物質の境目は灰の破線で、工程に元からあるか外から紛れ込んだかで分け、混入汚染物質は不純物とは別枠で原則は入れない。国内の通知では製品由来を目的物質由来不純物、工程由来を製造工程由来不純物と呼ぶ。添加剤は省いている。
原薬・製剤の中にあるものをICH Q6Bの言葉で分けた概念図
図をダウンロード(会員・無料)
製品由来不純物工程由来不純物
正体形や化学構造が変わった抗体細胞や資材から持ち込まれた別の物質
代表例凝集体、断片、脱アミド化体、酸化体HCP、宿主細胞DNA生物製剤の製造に使用した宿主細胞のゲノム由来のDNAで、製品品質上除去が求められるプロセス関連不純物。詳しく →、Protein Aリガンド、培地細胞を体外で生存・増殖させるために必要な栄養・エネルギー源・成長因子などを含む液体または固体の環境基盤。詳しく →成分
主な対策作らない、増やさない(培養・精製の条件、処方、保存)精製で取り除く
数字の書き方全体に占める割合(%)抗体の量あたりの量(ppm、ng)
主に測る段階原薬原薬。精製を終えた有効成分そのもので、製剤化する前の段階を指す。詳しく →・製剤・保存中主に原薬

報告書の「不純物」が形を変えた抗体なのか、持ち込まれた異物なのかを見分けることが、原因を探す最初の一歩です。

2. 直す場所と測り方 ― 作らない工夫と取り除く工程

製品由来不純物も精製である程度は減らせますが、目的物とよく似ているため、取り除こうとするたびに目的の抗体も一緒に失います。そのため対策の中心は、そもそも作らない、増やさない工夫に置かれます。

培養の温度や日数、精製で酸性にしておく時間、製剤の処方、保存や輸送の条件を見直していきます。凝集体は出荷後の保存中にも少しずつ増えるため、安定性試験出荷時から有効期限まで品質特性が規格内にとどまることを確認する試験。詳しく →で有効期限の最後まで追いかけます。

2013年には、ウサギ由来の抗体製剤Thymoglobulineの1ロットが、保存中に凝集体タンパク質分子どうしが結合してできた高分子量の集合体です。有効性や免疫原性に影響するため、その含量を測ります。詳しく →が規格を超えたために世界規模で回収されました(純度の記事で詳しく紹介しています)。

工程由来不純物は目的物と性質が違うため、精製の各段で取り除くのが基本です。抗体の精製では、Protein A樹脂でつかまえる最初の工程で大半を落とし、その後のイオン交換クロマトグラフィー固定相と移動相の間での物質の相互作用(分配・吸着・イオン交換など)の差を利用して、混合物中の成分を分離・精製する操作の総称。詳しく →などで残りを詰めます。

ただし、精製に入ってくる量は上流で決まります。培養の終盤に細胞が多く死ぬと、壊れた細胞からHCP医薬品を作る宿主細胞に由来するタンパク質の不純物です。安全性に関わるため、精製後の残存量を測ります。詳しく →やDNAがまとめて出てきて、下流の負担が増えます。

測り方も分かれ、製品由来は、大きさや電荷といった性質ごとに分析を分けて、それぞれ「全体のうち何%」と割合で読みます。大きさの分析なら、凝集体が増えたぶん、ばらばらの抗体(単量体)の割合が減る、という関係です。

工程由来は、項目ごとに専用の方法で量を測ります。HCPはELISA(抗体を使った検出法)、DNAはqPCR(定量PCR)が基本です。

CHO細胞のHCPなら、Cygnus TechnologiesのCHO HCP ELISA製品に残る宿主細胞由来タンパク質(HCP)の量を抗体で測るELISAです。不純物の除去具合を確認する品質試験に使います。詳しく → Kit(第3世代)のような汎用キットが広く使われています。結果は抗体の量あたりで表すため、抗体の濃度(力価・濃度)が正しく測れていることも前提です。

HCPは、抗体の重さに対して1万分の1、つまり100 ppmを下回る水準が業界でよく使われる目安です。法令で決まった上限はなく、製品ごとに設定されます。

ELISA抗原と抗体の結合を酵素反応による発色などで検出し、目的の物質の有無や量を測る手法です。不純物や力価の測定に広く使われます。詳しく →は、キットの抗体が認識できないHCPを拾えない点に注意が要ります(HCPとカバー率)。DNAは量に加えて、どれくらい短く切れているかも見ます(残存DNA)。

測る段階にも違いがあります。HCPやDNAの量は保存中に増えないため主に原薬で確かめ、製品由来は原薬と製剤の両方で測り、保存中も追います。

原薬では少なかった凝集体が製剤で増えていたら、原薬を製剤にする工程(調製・ろ過・充填)か、その後の保存のどこかで増えたと見当がつきます(原薬と製剤の違い)。

上に、培養、Protein Aでの捕捉、イオン交換など、原薬、調製・ろ過・充填、製剤、保存・輸送の順に工程を並べた概念図。製品由来不純物の段では、作らない・増やさないために見直す条件として、温度・日数、酸性にしておく時間、製剤の処方、保存・輸送の条件を示す。精製でも減らせるが、目的物とよく似ているので抗体も一緒に失う。数字は原薬で測り、製剤で測り、安定性試験で追う。工程由来不純物の段では、細胞のHCP・DNAや培地成分、Protein Aリガンドなどが持ち込まれ、Protein Aでの捕捉で大半を落とし、イオン交換などで残りを詰める(灰色の破線の矢印)。細胞が多く死ぬとHCP・DNAが増える。HCP・DNAは保存中に増えないので、数字は主に原薬で測る。帯の細り方は模式で、実際の除去の度合いは工程と条件で変わる。
製品由来不純物と工程由来不純物で、手を打つ場所と数字を確かめる段階を比べた概念図
図をダウンロード(会員・無料)

製品由来は「作らない」側で、工程由来は「取り除く」側で手を打つのが基本です。

3. 総量の数字では見えにくい宿主タンパク質の例

工程由来不純物は、ELISAで測った総量が目安を下回っていれば安心だと考えがちですが、そうとは限らない例があります。

その一つが、ジェネンテック(Genentech)が喘息の治療薬として開発していたレブリキズマブ(lebrikizumab)です。臨床試験用の製剤に、薬を作らせた細胞から持ち込まれたハムスター由来のたんぱく質PLBL2(ホスホリパーゼB様タンパク質2ポリソルベート分解に関与する候補として報告される脂質分解酵素。詳しく →)が残っていました。

PLBL2は、抗体と一緒に精製で残りやすいHCPの一つです。HCPの総量を測るELISAでは、このPLBL2が実際より少なく数えられていました(HCPとカバー率)。

2016年に公表された論文が、PLBL2の影響を伝えています。PLBL2を減らす前の治験薬臨床試験(治験)において被験者に投与するために製造された、未承認または既承認の医薬品のこと。詳しく →を使った試験では、レブリキズマブを投与された人の大半に、PLBL2に対する抗体ができていました。

安全性の問題との関連は見られませんでしたが、開発元は精製を見直し、PLBL2を大幅に減らした治験薬に切り替えています。切り替えたあとの試験の中間解析では、PLBL2に対する抗体ができる頻度がはっきり下がっていました。

もう一つは、製剤の側で起きる問題です。HCPの中には、脂肪を分解する酵素(リパーゼ脂質を加水分解する酵素。製剤中のポリソルベートを分解し、遊離脂肪酸の析出や安定性低下を招くHCPの代表。詳しく →)の仲間が混じることがあります。

この酵素が製剤に入っている界面活性剤のポリソルベートタンパク質の凝集や容器壁への吸着を防ぐため製剤へ少量加える添加剤で、細胞培養で細胞を保護する目的でも使われます。詳しく →を少しずつ分解し、出てきた脂肪酸が保存中に粒子となって現れることがあります。2016年の報告では、100万分の1にも届かない量の酵素で分解が起きていました(ポリソルベートの分解)。

どちらの例も、量の合計だけを見ていては気づきにくい問題でした。ELISAはHCPの総量をまとめて測る方法で、個々のたんぱく質の名前までは分かりません。近年、質量分析分子をイオンにして、質量と電荷の比で分け、分子の質量を精密に測る手法です。タンパク質の同定、修飾の位置の特定、不純物の確認などに使い、液体クロマトグラフと組み合わせることが多くあります。詳しく →(LC-MS)でHCPを一つずつ特定する方法が併用されるのは、このためです(LC-MSによるHCP分析)。

工程由来不純物は、原薬の時点で総量の数字が小さくても、種類によっては製剤の中や患者の体で影響が出ることがあります。

4. 現場でよくある取り違え

一つ目は、割合と量を同じ尺度で読むことです。「凝集体 1.5%」と「HCP 20 ppm」が並んでいると、20のほうが大きく見えます。

ところがppmは100万分の1を単位にした量で、%に直すと0.002%にすぎません。かといって、「1.5%」が少ないとも言えません。二つは別の尺度の数字で、許される水準もそれぞれ別に決まっています。

二つ目は、電荷異性体などの「主ピーク以外」をすべて不純物とみなすことです。先に触れたとおり、効き目と安全性が同等なら、目的物質関連物質として扱われます。

一方で、抗原と結合する部位(CDR抗体可変領域のうち抗原と直接接触するループ状の領域。重鎖・軽鎖に3本ずつあり、標的にはまり込む。詳しく →)で起きた脱アミド化や酸化は、効き目を下げることがあります。同じ変化でもどこで起きたかで重みが違い、分析での見え方は電荷異性体の記事で解説しています。

三つ目は、原料や資材の変更を不純物と結びつけないことです。培地や細胞株が変われば、出てくるHCPの種類も変わる可能性があります。

Protein A樹脂抗体のFc領域に結合して選択的に捕まえる親和性クロマト樹脂。抗体精製の初段(キャプチャー)を担います。詳しく →を別のメーカーの製品に替えると、剥がれ落ちるリガンドの形も変わるため、いまの測定キットで正しく測れるかを確かめ直す必要があります。シングルユース使い捨ての樹脂製バッグや容器を用いる製造方式です。洗浄・滅菌の手間を減らせる一方、ステンレス設備と比べて特徴が異なり、目的に応じて選び分けます。詳しく →のバッグやチューブからの溶出物も、工程由来の仲間です(シングルユースのE&L)。

購買部門がコストや供給の都合で資材を替えるときは、どの不純物の確認とつながっているかを品質部門と事前に話し、変更管理の手続きに乗せておくと後戻りが減ります。

資材の切り替えは、不純物の測り方と判定の見直しとセットで計画します。

5. 明日から確かめられること

手元の試験成績書や品質報告書で、次の点を確かめてみてください。

  1. 由来の分類⁠:不純物の項目を、製品由来と工程由来に分けて書き出せるかを確かめます。
  2. 数字の単位⁠:それぞれの数字が割合(%)か、量(ppm、ng)かを見ます。
  3. 許す範囲の根拠⁠:電荷異性体などで、どこまでを許すかがどのデータで決まったかを確かめます。
  4. ELISAキットの範囲⁠:HCPのELISAキットの名前と、そのキットが自社のHCPをどこまで拾えるかを確かめた記録があるかを見ます。
  5. 資材の変更⁠:最近の培地・樹脂・シングルユース資材の変更で、どの不純物の確認をやり直したかを確かめます。

答えに詰まる項目は、品質管理原料・資材・中間体・製品を規格に照らして試験し、使ってよいか、出荷してよいかの合否を決める仕事です。GMPでは製造部門から独立させます。詳しく →の担当者に聞いてみてください。キットの拾える範囲を示す資料が見当たらないときはキットの供給元に尋ねる手もあり、資料の読み方はHCPとカバー率の記事で解説しています。

不純物を工程のどこで落としているかを広く見たい場合は、製造各社への聞き取りをまとめたGENのラウンドアップも読んでみてください。工程全体の中での位置は抗体医薬の製造から確かめられます。

不純物の連絡を受けたら、数字を見る前に、製品由来か工程由来かを確かめてください。

続きは会員向け(無料)

メールアドレスの登録だけで、この先を読めます

  • 4. 現場でよくある取り違え
  • 5. 明日から確かめられること

登録済みの方は、同じアドレスを入れると続きが開きます(別の端末やブラウザで開いたときも同じです。確認のメールは届きません)。新着の解説記事と製品ニュースを毎週水曜の朝にお届けし、いつでも解除できます。登録によりプライバシーポリシーに同意したものとみなします。閲覧の記録(どのページから、どの会社のサイトへ移ったか)を、ご案内のために使います。

ほかの会員向けの記事を見る →
メーカー・受託先への問い合わせ

選定や見積で迷ったら

記事で書けるのは一般論までで、どの製品やサービスが合うかは条件で変わります。製品一覧と受託企業データベースから、各社の公式サイトへ進んで直接問い合わせできます。関連する製品:HCP-ELISAキット。

製品とメーカーを探す受託企業を探す

参考文献

  • ICH Q6B: Specifications: Test Procedures and Acceptance Criteria for Biotechnological/Biological Products(1999年3月 Step 4). (link)(用語集の Impurity、Product-related substances医薬品原薬や製剤中に含まれる、主成分以外の化学物質や主成分の分解・変換によって生じる物質の総称。詳しく →、Product-related impurities、Process-related impurities、Contaminants)
  • 厚生労働省医薬局審査管理課長通知「生物薬品(バイオテクノロジー応用医薬品/生物起源由来医薬品)の規格及び試験方法の設定について」(医薬審発第571号、2001年5月1日)。ICH Q6B の国内通知で、目的物質関連物質・目的物質由来不純物・製造工程由来不純物・混入汚染物質の用語. (link)
  • Fischer SK, et al. Specific Immune Response to Phospholipase B-Like 2 Protein, a Host Cell Impurity in Lebrikizumab Clinical Material. AAPS J. 2017;19(1):254-263(2016年オンライン公開). (link)
  • Hall T, et al. Polysorbates 20 and 80 Degradation by Group XV Lysosomal Phospholipase A2 Isomer X1 in Monoclonal Antibody Formulations. J Pharm Sci. 2016;105:1633. (link)
  • BASG(オーストリア連邦医療安全局), Thymoglobulin 回収告知(2013年7月4日)
  • USP〈1132〉Residual Host Cell Protein Measurement in Biopharmaceuticals(有償の公定書。現行版は USP–NF で確認のこと)
この記事は、次のときに確認することの1つです
品質試験を整えたい確認すること6つのうち「不純物を確かめる」
分析法をバリデーションする製品そのものの特性を測る効き目(力価)を測る微生物とエンドトキシンを確かめる結果の信頼性を守る
残りの5つを見る →
シリーズの次(2/8)類縁物質とは?ICH Q3A/Q3Bの閾値は何を決め、なぜ閾値の下でも安全とは限らないのか→
シリーズ低分子医薬品の不純物管理1 / 8 本目
類縁物質とは?ICH Q3A/Q3Bの閾値は何を決め、なぜ閾値の下でも安全とは限らないのか次の記事 2本目・入門・約6分類縁物質とは?ICH Q3A/Q3Bの閾値は何を決め、なぜ閾値の下でも安全とは限らないのか類縁物質とは、原薬を合成する途中や保存中にできる、有効成分と構造の似た有機不純物のことです。→
  1. 1製品由来不純物と工程由来不純物の違いとは?いま読んだ記事
  2. 2類縁物質とは?ICH Q3A/Q3Bの閾値は何を決め、なぜ閾値の下でも安全とは限らないのか
  3. 3残留溶媒(ICH Q3C)とは?溶媒ごとの限度値はどう決まるのか
  4. 4元素不純物とは?ICH Q3Dはどの元素を、どこまで許すのか
  5. 5遺伝毒性不純物とニトロソアミンとは?なぜ微量でも回収につながり、どう管理するのか
  6. 6原薬由来ニトロソアミン(NDSRI)とは?許容摂取量はなぜ分子の構造から決めるのか
  7. 7低分子原薬(API)の品質管理とは?規格に何を並べ、なぜ上限が投与量で変わるのか
  8. 8ペプチド医薬の類縁物質プロファイリング:純度の読み方と読み違い
HCP-ELISAキット ↗残存DNA定量qPCR ↗LC-MS ↗Protein Aレジン ↗#製品由来不純物#工程由来不純物#純度#凝集体

次に読む

電荷異性体とは?酸性・塩基性ピークが動いたときの読み方電荷異性体とは?酸性・塩基性ピークが動いたときの読み方2026-06-11エンドトキシンとは?バイオバーデン・無菌試験との違いと、どこから入るかエンドトキシンとは?バイオバーデン・無菌試験との違いと、どこから入るか2026-06-12LC-MSでHCPを測る:ELISAの総量では見えない1種類を探す方法LC-MSでHCPを測る:ELISAの総量では見えない1種類を探す方法2026-06-10力価(titer)とは?抗体の濃度だけ測っていると何を見落とすか力価(titer)とは?抗体の濃度だけ測っていると何を見落とすか2026-06-10HCP ELISAとは?値が低ければ、宿主細胞由来タンパク質は少ないと言えるのかHCP ELISAとは?値が低ければ、宿主細胞由来タンパク質は少ないと言えるのか2026-06-09
この記事は参考になりましたか?
この記事の目次
  1. 1. 二つの不純物 ― 形を変えた抗体と持ち込まれた異物→
  2. 2. 直す場所と測り方 ― 作らない工夫と取り除く工程→
  3. 3. 総量の数字では見えにくい宿主タンパク質の例→
  4. 4. 現場でよくある取り違え→
  5. 5. 明日から確かめられること→
  6. 参考文献→
シリーズ1 / 8
低分子医薬品の不純物管理
  1. 1製品由来不純物と工程由来不純物の違いとは?
  2. 2類縁物質とは?ICH Q3A/Q3Bの閾値は何を決め、なぜ閾値の下でも安全とは限らないのか
  3. 3残留溶媒(ICH Q3C)とは?溶媒ごとの限度値はどう決まるのか
  4. 4元素不純物とは?ICH Q3Dはどの元素を、どこまで許すのか
  5. 5遺伝毒性不純物とニトロソアミンとは?なぜ微量でも回収につながり、どう管理するのか
  6. 6原薬由来ニトロソアミン(NDSRI)とは?許容摂取量はなぜ分子の構造から決めるのか
  7. 7低分子原薬(API)の品質管理とは?規格に何を並べ、なぜ上限が投与量で変わるのか
  8. 8ペプチド医薬の類縁物質プロファイリング:純度の読み方と読み違い
関連製品
HCP-ELISAキット→残存DNA定量qPCR→LC-MS→Protein Aレジン→SEC-HPLC→
関連製品をもっと見る →
各社の製品一覧で見る
宿主細胞タンパク質(HCP)ELISA →残存宿主細胞DNA(qPCR/dPCR) →LC-MS(液体クロマトグラフ質量分析) →アフィニティ精製レジン(Protein A) →SEC-HPLC(サイズ排除クロマトグラフィー) →
関連記事
純度とは?抗体医薬における凝集体・断片の評価とSEC / CE-SDS分析純度とは?抗体医薬における凝集体・断片の評価とSEC / CE-SDS分析2026-06-11残存DNAとは?qPCRの数字を左右する前処理と読み方残存DNAとは?qPCRの数字を左右する前処理と読み方2026-06-12細胞株開発とは?抗体医薬の産生株を力価だけで選ばない理由細胞株開発とは?抗体医薬の産生株を力価だけで選ばない理由2026-06-13
関連記事をもっと見る →
目次・関連閉じる
この記事の目次
  1. 1. 二つの不純物 ― 形を変えた抗体と持ち込まれた異物→
  2. 2. 直す場所と測り方 ― 作らない工夫と取り除く工程→
  3. 3. 総量の数字では見えにくい宿主タンパク質の例→
  4. 4. 現場でよくある取り違え→
  5. 5. 明日から確かめられること→
  6. 参考文献→
シリーズ1 / 8
低分子医薬品の不純物管理
  1. 1製品由来不純物と工程由来不純物の違いとは?
  2. 2類縁物質とは?ICH Q3A/Q3Bの閾値は何を決め、なぜ閾値の下でも安全とは限らないのか
  3. 3残留溶媒(ICH Q3C)とは?溶媒ごとの限度値はどう決まるのか
  4. 4元素不純物とは?ICH Q3Dはどの元素を、どこまで許すのか
  5. 5遺伝毒性不純物とニトロソアミンとは?なぜ微量でも回収につながり、どう管理するのか
  6. 6原薬由来ニトロソアミン(NDSRI)とは?許容摂取量はなぜ分子の構造から決めるのか
  7. 7低分子原薬(API)の品質管理とは?規格に何を並べ、なぜ上限が投与量で変わるのか
  8. 8ペプチド医薬の類縁物質プロファイリング:純度の読み方と読み違い
関連製品
HCP-ELISAキット→残存DNA定量qPCR→LC-MS→Protein Aレジン→SEC-HPLC→
関連製品をもっと見る →
各社の製品一覧で見る
宿主細胞タンパク質(HCP)ELISA →残存宿主細胞DNA(qPCR/dPCR) →LC-MS(液体クロマトグラフ質量分析) →アフィニティ精製レジン(Protein A) →SEC-HPLC(サイズ排除クロマトグラフィー) →
関連記事
純度とは?抗体医薬における凝集体・断片の評価とSEC / CE-SDS分析純度とは?抗体医薬における凝集体・断片の評価とSEC / CE-SDS分析2026-06-11残存DNAとは?qPCRの数字を左右する前処理と読み方残存DNAとは?qPCRの数字を左右する前処理と読み方2026-06-12細胞株開発とは?抗体医薬の産生株を力価だけで選ばない理由細胞株開発とは?抗体医薬の産生株を力価だけで選ばない理由2026-06-13
関連記事をもっと見る →
編集メモ:この記事は Proglenth 編集部が、規制文書・論文・メーカーの公開資料をもとに整理した一般的な解説です。実際の製造方法・管理戦略・品質基準は、製品や企業、各国の規制によって異なり、特定製品の推奨や規制・医療上の助言ではありません。実務で判断するときは、薬局方・ガイドライン(ICH・GMP など)やメーカーの一次情報を確かめてください。誤りやご指摘はお問い合わせからお知らせください。

Proglenth(proglenth.com) https://www.proglenth.com/article/impurity-types

About Proglenth

医薬品製造の
記事とデータベース

抗体・細胞治療・遺伝子治療・核酸・低分子原薬の製造を、培養・精製・製剤・分析の工程ごとに扱っています。

  • 工程マップ:製法ごとに工程を並べ、各工程の装置・試薬・試験法を載せています
  • 製品・受託企業:メーカー各社の製品を仕様で並べ、受託企業は分野と工程で絞り込めます
  • 解説記事・製品ニュース:工程や規制の解説と、新製品・業界の動き
工程マップを見る解説記事を読む
Newsletter

新着をメールで受け取る

新着の解説記事と製品ニュースを、毎週水曜の朝にお届けします。登録は無料で、いつでも解除できます。

登録によりプライバシーポリシーに同意したものとみなします。閲覧の記録(どのページから、どの会社のサイトへ移ったか)を、ご案内のために使います。

BIOPROCESS MEDIA

医薬品製造のニュースと解説記事、製品・メーカー・受託企業のデータベースを載せています。

モダリティ

抗体医薬細胞治療遺伝子治療

コンテンツ

記事一覧計算ツール規制ガイドライン早見表非臨床・臨床試験規制・ガイドラインの新着技術トレンド用語集分析から探す製品ガイド受託企業データベース展示会・学会カレンダー製品ニュースウェビナー特集:再生医療マイリスト(保存・見積リスト)

Proglenth

運営者情報・編集方針ニュースレター会員向けの記事お問い合わせ公式パートナー募集プライバシーポリシー利用規約English edition
© 2026 Proglenth
ホーム記事ニュースマイリスト