製品ガイド ・ 条件検討・スクリーニング

自動液体ハンドリング(分注ロボット)

自動液体ハンドリング(分注ロボット)は、マイクロプレートやチューブへの分注、希釈、移し替え、試薬添加といったピペッティング操作を自動化する装置です。

主な用途
自動分注・HTPD/HTS・ワークフロー自動化・プレート前処理
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自動液体ハンドリング(分注ロボット)(掲載内容の修正)

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掲載メーカー8社Tecan・Hamilton・Beckman Coulter Life Sciences ほか
掲載製品13製品3つの種類に分けて掲載
使う工程7工程精製条件のHTPD・培地・フィードのDoE・アッセイ自動化(ELISA等)
関連モダリティ6種抗体医薬・Fc融合・組換えタンパク質・二重特異性抗体

要点

メーカーと製品

8社・13製品
ハイスループット分注プラットフォーム5製品
TecanFluent Automation Workstation可動アームと複数のピペッティングオプションを備えたリキッドハンドリングプラットフォーム。アッセイ調製やプロセス開発の自動化に使われる。Fluent 480/780/1080の構成がある。公式サイト
TecanFreedom EVO汎用のリキッドハンドリングプラットフォーム。OPUS RoboColumnを用いた並列クロマトグラフィーなど、精製プロセス開発の自動化にも使われる。公式サイト
HamiltonMicrolab STAR / STARletCO-REチャネルを採用した自動リキッドハンドラー。カスタマイズ性が高く、複雑なワークフローの自動化に使われる。STARletは省スペースのエントリーモデル。公式サイト
Beckman Coulter Life SciencesBiomek i7 / i5チップベースの自動リキッドハンドラー。NGSライブラリ調製、創薬、細胞株開発などの定型・複雑ワークフロー自動化に使われる。公式サイト
AgilentBravo Automated Liquid Handling Platformコンパクトなリキッドハンドリングプラットフォーム。化合物管理、細胞ベースアッセイ、ゲノミクスなどのスクリーニング向け前処理を自動化する。公式サイト
ベンチトップ・オープン型自動分注装置4製品
OpentronsOpentrons Flexモジュール式のオープン型リキッドハンドリングロボット。ピペット、グリッパー、オンデックモジュールを組み替えてワークフローを構築できる。公式サイト
OpentronsOT-2オープンソースのベンチトップリキッドハンドラー。ゲノミクス、プロテオミクス、細胞ベースアッセイなどの自動化に使われる。公式サイト
EppendorfepMotion自動ピペッティングシステム。PCR/qPCRセットアップ、核酸精製、NGSライブラリ調製、プレートリフォーマットなどに使われる。5070/5073/5075や96 Flexの構成がある。公式サイト
残りの5製品を見る
AgilentBioTek 自動分注・洗浄機器マイクロプレートのディスペンサーやウォッシャーなどの分注・洗浄機器。ELISAなどアッセイ自動化の試薬添加・洗浄工程で使われる。公式サイト
精製スクリーニング連携・消耗品4製品
RepligenOPUS RoboColumnロボット分注ワークステーション上で並列クロマトグラフィーを行うための小型プリパックドカラム。樹脂・条件スクリーニングなどのHTPDに使われる。公式サイト
CytivaPreDictor プレート / RoboColumn96ウェルプレートやRoboColumn形式で、樹脂や緩衝液条件のハイスループットプロセス開発を行うための製品。公式サイト
Tecanピペッティングチップ・ラブウェアFluent/Freedom EVO向けのディスポーザブルチップ、フィルターチップ、ラブウェアなどの消耗品。公式サイト
HamiltonCO-RE チップ・キャリアMicrolab STAR向けのCO-REチップ、キャリア、各種モジュールなどの消耗品・周辺製品。公式サイト

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用途・特徴

デッキ上に配置したプレートやチップ、各種モジュールを組み合わせ、HTPD(ハイスループットプロセス開発)やHTS、アッセイ自動化、サンプル前処理などのワークフローを、人手より高い再現性とスループットで実行するために使われます。

自動液体ハンドリングは、手作業のピペッティングをロボットアームとピペッティングチャネルに置き換える装置です。デッキと呼ばれる作業面にプレート、チップラック、試薬リザーバー、チューブラックなどを配置し、設定したプロトコルに従って吸引・吐出を繰り返します。8チャネルや96/384チャネルのヘッド、可動アームによるラブウェア搬送、温調・撹拌・マグネット分離などのモジュールを組み合わせることで、希釈系列の作成、プレートのリフォーマット、試薬添加、ビーズ精製、アッセイ調製といった一連の操作をまとめて自動化できます。

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手作業では、ピペット操作の量や時間、作業者の癖によってばらつきが生じます。自動分注では、同じ動作を一定の条件で繰り返せるため、ウェル間・プレート間・日間の再現性を高めやすく、夜間や長時間の無人運転にも向きます。多条件を並列で振るHTPDやHTS、ELISAなどのアッセイ自動化、NGSやqPCRのサンプル前処理など、検体数や条件数が多いワークフローで効果が出ます。

使用方法

基本的には、デッキ上にラブウェアを配置し、分注プロトコルを組んで実行します。検体数や工程数に応じてモジュールや搬送を組み合わせます。

1自動化したいワークフローと検体数を決める
2プレート・チップ・試薬・チューブをデッキに配置する
3ラブウェアと液体クラスを装置に定義する
4分注・希釈・移し替えのプロトコルを作成する
5少量・粘性液などで分注精度を確認する
6シミュレーションとドライランで動作を検証する
7本番ランを実行する(必要に応じ無人運転)
8分注結果やプレートを次工程・分析へ渡す
9デッキ洗浄、チップ廃棄、ログ・記録を確認する
10定期メンテナンスと分注量の校正を行う
実際の運用は、対象ワークフロー、チャネル数、扱う液体(少量・粘性・揮発性)、チップ種、モジュール構成、外部装置との連携、GxP対応の有無によって変わります。

関連製品

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)