Product Guide
単一細胞ピッキング
単一細胞ピッキングは、画像で確認した細胞、クローン、コロニーなどを選択し、別のウェルや容器へ回収するための装置です。 細胞株開発では、単一細胞由来のクローン、増殖した候補クローン、目的の表現型を持つ細胞などを選んで回収する場面で使われます。
用途・特徴
単一細胞ピッキングは、目的の細胞やクローンを「見つけて、選んで、回収する」ために使われます。
細胞株開発では、増殖した候補クローンの回収や、画像で確認した単一細胞由来クローンの選択に使われます。
CRISPR後の単一細胞クローニングや、接着細胞、スフェロイド、オルガノイドなどの選択・回収に使われる場合もあります。
Point
- 画像で確認した細胞・クローン・コロニーを選んで回収する
- 単一細胞由来クローンや目的細胞の単離に使われる
- 分注よりも「選択・回収」に重点がある
使用方法
基本的には、プレートや専用チップ上の細胞を撮像し、目的の細胞やクローンを選んで回収します。
1細胞・クローンをプレート上で培養する
2装置で撮像する
3目的の細胞・クローンを選ぶ
4ピッキング条件を設定する
5目的細胞・クローンを回収する
6別ウェルや培養容器へ移す
7拡大培養・追加評価へ進む
実際の方式は装置によって異なります。キャピラリーで吸引する装置、専用アレイから回収する装置、画像解析で対象を選択して自動回収する装置などがあります。
単一細胞分注との違いは?
単一細胞分注は細胞を1個ずつウェルへ播種する装置で、単一細胞ピッキングは画像で確認した細胞やクローンを選んで回収する装置です。
主な目的
1細胞をウェルへ播種する
目的細胞・クローンを選んで回収する
タイミング
クローンを立ち上げる前
細胞やクローンを確認した後
主な対象
細胞懸濁液中の単一細胞
ウェル、チップ、アレイ上の細胞・クローン・コロニー
強み
単一細胞由来クローンを立ち上げやすい
画像で見た対象を選んで回収できる
向く場面
ウェル播種、単一細胞クローニング
クローン回収、目的細胞選択、コロニー選抜
注意点
分注後の増殖確認が必要
回収操作や細胞ダメージに注意が必要
単一細胞ピッキングは、見つけた細胞やクローンを選んで取り出す工程です。ただし、装置によっては、イメージング、単一細胞確認、ピッキング、回収までを一体で扱うものもあります。
メーカー製品
SartoriusCellCelector自動イメージングと細胞・クローンの選択、単離に対応するプラットフォーム。単一細胞、クローン、コロニー、スフェロイドなどの選択・回収に使われる。公式URL Cell MicrosystemsCellRaft AIRCellRaftアレイ上の細胞をイメージングし、目的の単一細胞、コロニー、オルガノイドなどを選択・単離する装置。公式URL Yamaha MotorCELL HANDLER細胞の検出、単離、移送を自動化する細胞ピッキング&イメージングシステム。単一細胞や目的細胞の回収に使われる。公式URL Molecular DevicesClonePix 2半固形培地などで形成されたコロニーを画像評価し、高価値クローンを自動ピッキングする装置。細胞株開発や抗体探索に使われる。公式URL