BioProcess InternationalのBPI Europeデジタルポスターホールに2026年8月3日付で掲載されたポスターで、インテンシファイド・フェドバッチ(IFB)によりモノクローナル抗体の収量21 g/Lが得られたと報告された。
ロッキング式で前培養した細胞をベンチ規模のガラス製リアクターで培養
報告によると、8日間のN-1灌流(ロッキング式バイオリアクター)で育てた細胞を3 Lのベンチトップ型ガラス製バイオリアクターに播種し、21日間培養して21.7 g/Lを得た。小スケールのポスター結果である。
高密度接種と栄養フィード管理を組み合わせるIFB
IFBは、従来のフェドバッチ培養を起点に、細胞密度の向上と栄養供給の最適化を組み合わせるプロセス強化戦略の一つだ。一般には、N-1灌流などで細胞シードを濃縮して高細胞密度で接種し、栄養フィードを精密に管理して体積生産性を高める。完全な灌流培養への移行に比べて、既存のバイオリアクター設備を使いやすい点が特長とされる。
実務の確認ポイント結果を自社工程に当てはめる際の留意点
数値は3 Lのベンチ規模、単一のポスター報告の結果である。自社工程と比べる場合は、細胞株、培地・フィード、前培養の灌流条件、培養期間をそろえて読むことになる。前培養に灌流を導入する場合は、灌流用の設備と培地使用量も見積もりに入る。
※ 本ページは公開情報(BioProcess International報道)をもとにしたProglenth編集部による整理です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。