台湾のGeneOnline Newsは7月25日、BIO Asia-Taiwan 2026の細胞・遺伝子治療セッションの報告記事を公開した。題名は「Overcoming Viral Vector Supply Bottlenecks and CMC Scalability for Advanced Biotherapeutics」で、ウイルスベクターの供給不足と、CMC(化学・製造・品質管理)をどこまで拡大できるかが主題である。
対象のセッションは、7月16日の14時30分から16時まで開かれたInnovation Forumの一枠です。遺伝子医薬の先駆者、ベクターのバイオプロセスを担う技術者、臨床研究者が同じ場に集まったと紹介されています。記事の大半は有料のため、ここでは公開されている範囲に絞って整理します。
登壇者が示した方向
セッションにはスタンフォード大学のMatthew Porteus氏も登壇しました。China Medical University HospitalのWuh-Liang Hwu氏は、AAVを被殻(大脳基底核の一部)へ低用量で狙って届け、全身に投与したときの免疫毒性を避ける方法を取り上げました。
局所に低用量で届ける方式は、安全性を高める工夫です。同時に、1人の患者に必要なベクターの量も減らす方向に働きます。これは編集部の補足で、報告が供給との関係に触れているかどうかは、公開部分からは確認できません。
最大2,000Lのシングルユース産生系
製造側では、浮遊培養で安定して増える産生細胞株と、ヘルパーウイルスを使わない産生系の開発が進んでいます。いずれも最大2,000Lのシングルユースバイオリアクターで動かす系として紹介されました。
ベクターの不足がどの程度なのか、規制対応の議論がどう進んだのかは、公開部分には出てきません。詳しくは原文をご覧ください。
※ 本ページは公開情報(GeneOnline News報道)をもとにしたProglenth編集部による整理です。詳細・数値は一次情報もあわせてご確認ください。