製品ガイド ・ アフィニティクロマトグラフィー

Protein L/Gアフィニティレジン

Protein L/Gアフィニティレジンは、Fcを持たない抗体フラグメント(Fab・scFv)を捕捉するためのアフィニティクロマトグラフィー担体。

主な用途
フラグメント捕捉・Fab/scFv・κ軽鎖・Protein A代替・CIP(NaOH)
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Protein L/Gアフィニティレジン(掲載内容の修正)

編集部が内容を確かめて、掲載を直します。メーカーや受託企業には送りません。

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掲載メーカー6社Cytiva・Thermo Fisher Scientific・Purolite ほか
掲載製品6製品各社の公式ページへのリンク付き
使う工程3工程抗体フラグメントの初段キャプチャー・Protein Aの代替・補完・分析・スクリーニング用途
関連モダリティ4種抗体フラグメント(Fab/scFv)・二重特異性・改変抗体・モノクローナル抗体(IgG)

要点

メーカーと製品

6社・6製品
CytivaCapto Lκ軽鎖に結合するアルカリ安定化Protein Lレジン。Fab/scFv捕捉の代表格公式サイト
Thermo Fisher ScientificCaptureSelect/POROS CaptureSelectラクダ科由来リガンドでκ・λ・Fab領域など多様な標的に対応公式サイト
PurolitePraesto Protein L/Gアガロース基材のフラグメント捕捉用アフィニティレジン公式サイト
Tosoh BioscienceTOYOPEARL/TSKgel アフィニティ剛性ポリマー基材による高流速対応のアフィニティ担体公式サイト
Repligenアフィニティリガンド/レジンアフィニティリガンド技術を背景とした捕捉用レジム公式サイト
GenScriptProtein L/G アガロースレジン研究〜開発用のProtein L/Gアフィニティレジン公式サイト

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用途・特徴

Protein Lは軽鎖の可変領域(κ鎖)に、Protein GはFabやIgGに結合する。Protein Aが効かない非Fc分子の初段キャプチャーで、清澄化液から目的分子を選択的に捕える。

Protein Lは細菌(Peptostreptococcus magnus)由来のタンパク質で、免疫グロブリンκ軽鎖の可変領域に結合する。重鎖を介さないため、Fab・scFv・Fab2など、Fcを欠く抗体フラグメントを選択的に捕捉できる。一方Protein G(Streptococcus由来)はFcに加えFabにも結合し、IgGやFab領域を含む分子の捕捉に使う。いずれもProtein Aで捕まえられない分子のキャプチャー手段として、ダウンストリームの初段に置かれる。

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選定軸はProtein Aレジンと共通する部分が多く、動的結合容量(DBC)、アルカリ耐性(CIPでのNaOH濃度)、リガンドリーク、ベースマトリックスと圧力特性、寿命サイクル数が中心になる。加えてProtein Lでは「結合がκ軽鎖依存」という制約が決定的で、対象分子がκかλか、可変領域のサブグループがProtein Lの結合範囲に入るかを事前に確認する必要がある。λ鎖のみの分子は捕捉できない。

工程設計では、Protein Aと同様に低pH溶出(おおむねpH2.5〜3.5)を用いるため、フラグメントの酸耐性・凝集挙動を確認する。製造用レジンの多くはアルカリ安定化リガンドを採用し、NaOHでのCIP/サニタイズに耐えるが、Protein A品ほどリガンド改良が進んでいない場合もあり、許容NaOH濃度はカタログで個別に確認する。フラグメントは品種ごとに結合特性が振れやすく、Protein Aほど完全なプラットフォーム化は難しい点に留意する。

使用方法

充填済みカラムまたは自社充填カラムを用い、平衡化からCIPまでを1サイクルとして運用する。各ステップは滞留時間(線流速)とカラム体積(CV)で管理する。

1平衡化
2清澄化ハーベスト液のロード(フラグメント捕捉)
3洗浄(非特異吸着・夾雑物の除去)
4低pH溶出(フラグメント回収)
5溶出画分の中和・後段移送
6再生・CIP(NaOH)/保存液置換
Protein Lは対象分子のκ軽鎖サブグループへの結合可否を事前に確認する。DBC・回収率・リガンドリークはサイクルを重ねると変化するため、ライフタイムスタディで許容サイクル数を決める。

関連製品

掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)