製品ガイド ・ 細胞培養試薬

初期化試薬(リプログラミング)

初期化試薬は、線維芽細胞や血液細胞などの体細胞に山中因子(OCT4・SOX2・KLF4・c-MYCなど)を導入し、iPS細胞へとリプログラミングするための試薬です。

主な用途
山中因子・フットプリントフリー・iPS細胞樹立・xeno-free
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初期化試薬(リプログラミング)(掲載内容の修正)

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掲載メーカー5社Thermo Fisher Scientific / Gibco・REPROCELL / Stemgent・Takara Bio ほか
掲載製品6製品各社の公式ページへのリンク付き
使う工程5工程iPS細胞樹立・クローン選抜・株化・細胞基盤・マスターセル作製
関連モダリティ5種iPS細胞・幹細胞由来製品・細胞治療・再生医療(組織・臓器)

要点

メーカーと製品

5社・6製品
Thermo Fisher Scientific / GibcoCytoTune-iPS 2.0 Sendai Reprogramming Kitセンダイウイルスで山中因子を導入する非組込み・フットプリントフリーの初期化キット。線維芽細胞や血液細胞に使われる。公式サイト
Thermo Fisher Scientific / GibcoEpi5 Episomal iPSC Reprogramming Kitオリゴ非組込みのエピソーマルベクターをエレクトロポレーションで導入する初期化キット。フットプリントフリーで樹立できる。公式サイト
REPROCELL / StemgentStemRNA / mRNA Reprogramming Kit合成mRNAで初期化因子を反復導入する組込みフリー・フットプリントフリーのmRNA初期化システム。公式サイト
Takara BioCellartis / iPS細胞関連試薬iPS細胞の樹立・培養関連試薬を展開。エピソーマルや培養系と組み合わせて使われる。公式サイト
LonzaL7 / Nucleofector 関連リプログラミング系ヌクレオフェクションによる因子導入とiPS細胞培養を組み合わせた初期化ワークフロー向け製品。公式サイト
Miltenyi BiotecStemMACS / CellPerformance リプログラミング試薬mRNA・エピソーマル系の初期化試薬や、xeno-free培養と組み合わせる関連製品を展開。公式サイト

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用途・特徴

センダイウイルス・mRNA・エピソーマルベクターなどの導入系があり、ゲノムへの組込みを残さないフットプリントフリー性と初期化効率が主な選定軸になります。

初期化試薬は、体細胞へ初期化因子を一過的に発現させ、iPS細胞コロニーを誘導するために使われます。導入系によってゲノムへの組込み有無や残存リスクが異なり、再生医療用iPS細胞の樹立では、フットプリントフリー(非組込み・残存なし)であることが重視されます。導入後は因子の残存が消失したフットプリントフリー株を選び、樹立株のクローン選抜と品質評価へ進めます。

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導入系の選定では、初期化効率、対象細胞種(線維芽細胞・末梢血単核球・尿由来細胞など)への適合性、必要な操作回数、フィーダーフリー・xeno-free条件との両立が判断軸になります。mRNAは反復導入が必要だが残存しやすさが低く、センダイウイルスは効率が高く扱いやすい一方で初期にウイルス除去確認が必要、エピソーマルは電気穿孔で導入し非組込みである点が特徴です。

臨床用iPS細胞の樹立では、原料規格、動物由来成分フリー、GMPグレード、CoAやトレーサビリティの整備が選定上の重要点になります。樹立後は核型、初期化因子・ベクター残存の消失、未分化マーカー、分化能などの評価とセットで運用されます。

使用方法

基本的には、対象の体細胞を準備し、選んだ導入系で初期化因子を導入したうえで、初期化培地でコロニー出現まで培養し、フットプリントフリーなiPS細胞株を選抜します。

1出発体細胞(線維芽細胞・PBMC等)を準備する
2導入系(センダイ・mRNA・エピソーマル)を選ぶ
3初期化因子を導入する
4初期化培地でコロニー出現まで培養する
5iPS様コロニーをピッキングし継代する
6残存消失・核型・未分化性を確認し株化する
実際の条件は、出発細胞種、導入系、因子の組成、導入回数、初期化培地、フィーダー有無、培養温度・酸素条件、GMP対応の有無によって変わります。

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掲載情報の確認日:2026年7月(メーカー公開情報をもとに編集部が確認。最新・正確な仕様は各社公式をご確認ください)