旭化成は2025年11月13日、ウイルス除去フィルター「Planova FG1」(2024年10月発売)が、2025年のBioTech Breakthrough Awardの「Biomanufacturing Innovation of the Year」部門を受賞したと発表した。Planovaシリーズは中空糸膜のナノろ過でウイルスを物理的に除去するフィルターで、本製品はろ過膜の素材・構造を刷新した次世代品と位置づけられている。
親水化改質PES膜で透過性とウイルス除去性を両立
同社によれば、本製品は新たに設計した親水化改質ポリエーテルスルホン(PES)膜を採用し、高い透過性(フラックス)と、パルボウイルスを含む小型ウイルスに対する堅牢な除去性能を両立した。同社は、透過速度が従来比で大きく向上したとしている。
工程中断後もウイルスクリアランスを維持
ウイルスろ過は精製の終盤に近いステップで行うことが多く、一時停止(中断)のあとに除去性能が落ちないことが品質保証上の要点となる。同社は、一定時間の工程中断をはさんでもウイルスクリアランスが維持される堅牢性を訴求している。蒸気滅菌(SIP)や洗浄(CIP)への対応もうたう。
実務の確認ポイントフィルター選定時の留意点
ウイルス除去フィルターの選定では、対象ウイルスのサイズ、膜の完全性試験、前段の不純物負荷との相性が要点となる。
※ 本ページはメーカー公式情報をもとにした紹介です。仕様・性能・適用範囲の詳細は公式情報をご確認ください。