試薬
2026.07.14Bestchrom (Shanghai) Biosciences

Bestchrom、高アルカリ耐性のProtein Aレジン「Extrem A Diamond」──1.0M NaOHでのCIPとDBC≥75mg/mLを謳う

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Photo: Steve A Johnson / Unsplash

クロマトグラフィー担体の Bestchrom (Shanghai) Biosciences が、抗体キャプチャー用のProtein Aアフィニティレジン Extrem A Diamond を製品ページで公開しています。製品ページと第二ソースの検索によると、従来の AT Protein A Diamond シリーズとは別の新しい上位品で、CPHI & PMEC China 2026(2026年6月)で訴求されたものです。リガンドは E. coli で発現させた組換えのアルカリ耐性Protein A、基材は高剛性アガロース(平均粒子径 約60μm)とされています。

以下、仕様はいずれもメーカーの公表値(第三者検証ではない自己申告)です。製品ページには発表日の明記がありません。

アルカリ耐性を上げると何がうれしいのか

Protein Aレジンは抗体精製の最初の砦であり、同時に精製工程でもっとも高価な資材のひとつです。だからこそ、1本のカラムを何サイクル使い回せるか(寿命)が、単位あたりのコストを大きく左右します。

その寿命を縮める主因が、ロット間の洗浄(CIP:定置洗浄)で使う水酸化ナトリウムです。アルカリは残ったタンパクや内毒素を効率よく落とせる反面、Protein Aリガンドそのものも傷めてしまう。ここで耐アルカリ性が上がると、より濃いNaOHで強く洗っても結合容量が落ちにくくなり、洗浄の確実さと寿命を両立しやすくなります。Extrem A Diamond が挙げているスペックは、この文脈で読むと狙いがはっきりします。

メーカーは、結合容量が高いぶん低いカラム体積を選べるため、スケールアップ時のコスト削減にもつながると主張しています。結合容量の使い切りと寿命は、まさに抗体の製造コスト(COGS)で下流の原価を動かす要素です。

位置づけと留意点

高アルカリ耐性のProtein Aレジンは、いまや各社がしのぎを削る激戦区で、Extrem A Diamond もその流れに沿った一手です。数字だけを並べれば魅力的に映りますが、DBCや耐アルカリ性はいずれもメーカーの公表値であり、条件(残留時間・流速・対象抗体・洗浄プロトコル)で実測は変わります。

レジンの選定は、初期の結合容量だけでなく、規定サイクル数まで使ったときに容量がどれだけ保たれるか、溶出プロファイルやリークはどうか、までを含めて自社の抗体で評価するのが実務です。供給元を変える判断には、同等性評価や再バリデーションのコストも乗ってきます。カタログ値は出発点として押さえつつ、実データで確かめる前提で見るのが安全です。

メーカー公式
Bestchrom (Shanghai) Biosciences
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本記事はメーカーの公式発表・一次情報をもとに、Proglenth編集部が独自に見出し・要約・解説を加えて整理したものです。正確性には努めていますが、最終的な仕様・条件は各社の公式情報をご確認ください。編集の考え方は編集方針に記載しています。

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